長幼の序や、 先輩と、 後輩の関係は。
個々人に、 上下の関係と言う枠を、 当て嵌める物で。
個人の破壊を、 一部許容する事と。
知識や、 経験則を、 伝え受け取る事とを。
天秤に掛ける物だけれど。
此の定義は。
愛しき対象との関係にも、 果たして、 必要なのだろうか。
或いは、 全く必要の無い物なのだろうか。
想いで紡がれ、 想いで結われる其の形が。
形に拘らぬ、 可塑性に富んだ物だから。
時に上に、 時に下に、 其の刻々と変化する形を、 見失わない様に。
真っ直ぐに、 相手を見つめ続ける事が、 肝要なのだと。
互いに、 想い逢いながら。
芸能人の暴行を取り上げた、 報道番組に。
二人で、 視線を向ける。
如何して、 其処で瞳が輝く?
「私と小坊主。」 「どっちが上で、どっちが下かな?」
其の姫の、 悪戯っぽい瞳の輝きに重ねた、 問いは。
間違いなく。
今朝の、 想いの交わりを指すんだろうな。
---------- References Jul.24 2004, 「今朝も一人で悦んだのでしょうか」 |