雲間の朝日に想うこと


< 想いは自由研究に足り得るでしょうか >


只、
単純に、
愛しき存在を見つめ続け。

其の振る舞いを、
飽く迄、
並べただけで。


其処に在るのは。

決して、
高度に学術的な物では無いけれど。





きっと、
其の的確な羅列は。

見た目以上に、
力を秘めた物に違いない。














其の観察眼が。

決して、
学舎で得た物に劣らぬのならば。






想いと言う物の、
其の中には。

未だ、
誰も気付かぬ能力が、
隠され、
潜んで居るのかも知れないと。




そう想うのだ。













 「寝るときには。」
 「すごく元気だったんだよ。」

 「触ってたの?」




 「小坊主がいびきかき始めたら。」
 「大人しくなったんだよ。」

 「研究してんのかよ・・・」



姫は、
昨夜も俺に触れ続け。

そして、
起き抜けに俺へ報告する。













極めて日常的で、
平凡な、
寝起きの会話で。


何故か。

一心不乱に虫を見続けた、
夏休みの宿題を、
想い出した。









拘りや、
事情や、
如何なる存在も、
其処に挟む事無く。


姫は、
一心不乱に、
俺を観て居るのかな。


2004年10月16日(土)


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2001年10月16日(火) 混沌が始まりますか





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