雲間の朝日に想うこと


< 何が詰まった恋文でしょうか >


今直ぐに、
其の視線に届けたいと想うだろうか。

自身の瞳の届かぬ所で、
心に留めて欲しいと想うのだろうか。



此の心臓の鼓動は。

危険を察知し、
回避行動を取り続けた。







想いの、
詰まった物で在れば。

其れは、
照れ隠しに違いないけれど。


柄じゃ無い、
其の手段を用いて迄、
伝えたい事が。

良い事ばかりの筈は無いから。











其れ故に。






 「後で。」
 「絶対後で。」


強硬に、
言い張り続けた口調が。


 「読んだ?」
 「まだ読んでないの?」


強硬な非難へ変調して、
初めて。



本心を覆い隠す為の、
偽装工作が、
照れ隠しに属すると。


ようやっと、
信じられたのかも知れない。








俺もきっと、
最初は後者を選ぶから。

















初めてだったから。

驚いて、
そして怖かったから。



駄目だと、
言い続けて居た時に。

隠れて、
読んで了ったよ。








姫が、
其れを認めた時よりも。

複雑な拍動を、
此の身に、
木霊させながら。


2004年09月26日(日)


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2003年09月26日(金) 少し消しておけませんか
2002年09月26日(木) まだ癒えて無いのか





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小坊主
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