< 秋空は素直なのでしょうか >
意地っ張りである事も。
日常の殆どは、 素直とは対極の振る舞いで、 構成されて居る事も。
決して、 知らない訳では無いけれど。
「家に帰る?」 「離れて暮らす?」
本能の暴走する酩酊下では無く、 素面の時に。
十二分に思考された上で、 表出した言葉だから。
決して其れは、 極めて動物的な想いで産まれた言葉では無く。
極めて、 人間的な想いから産まれた言葉だと、 信じた。
其れ故に、 其の言葉の有する深みや重みを、 慮り。
互いの妥結点と、 先に進む為の解答を、 探したのだ。
違わないの?
今迄と、 違わないの?
其れならば。
「酔って覚えて無いじゃん。」 「酔って無い時に話をしようよ。」
俺が口にする、 其の言葉を。
受け止め、 実現したと言う事なのだろうか。
「ここまでして何で一緒にいるか。」 「不思議かもしれないけれど。」
姫の二行で。
此の恋文に、 酩酊下と然程変わらぬ流れが息づく事を、 理解し。
文から目を離し、 空を見上げる。
此の街の秋の空は。
相変わらず、 目まぐるしい。
---------- References Sep.24 2004, 「恋人関係に戻れますか」 Sep.09 2004, 「さようならと言えるのですか」 |
2004年09月28日(火)
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