雲間の朝日に想うこと


< 腕の痛みは喜びなのですか >


身体の重みと、
身体の痛みを、
訴えて。


全身に、
筋肉痛が拡がって居る事を。

肌で感じつつ。




何故に。

其の苦しみを、
更に欲すると言うのか。






笑顔で、
傍に近寄りつつ。


 「また暴れる?」


姫は、
口を開く。














些細な切っ掛けなど、
既に、
記憶から消えて居るけれど。


俺に在る、
妙な充実感が。

姫の中にも、
存在したのだろう。




身体接触とは、
肌と肌との触れ逢いとは、
言い難い行為だけれど。

確かに、
想いの交歓が、
其処には在ったのだろう。






夜の営み以外で、
此の感覚を得るのは。


俺と姫には、
初めてなんだね。



















 「それ、腕痛い!」
 「離したら乗るでしょ!!」

 「こちょこちょ♪」
 「それは卑怯だよ!!」

 「ザマあ♪」
 「重い・・・」

 「失礼ね!」
 「苦しい・・・」

 「五月蠅いわね!」
 「大人しくして・・・」




先日、
姫の一言に拗ねた俺へ。

姫は必死に、
抱きついて来たんだっけ。


伸し掛かる様に。


2004年08月20日(金)


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2003年08月20日(水) 契れぬ想いは何処に向かうのですか
2001年08月20日(月) 何故恐れを抱くのだろうか





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