冗談が、 冗談である一方で、 冗談が、 冗談では無い時に。
冗談は、 初めて冗談に成る。
冗談だと、 主張する事柄に。
冗談と、 本音が、 入り混じって、 初めて。
発した言葉は、 冗談には区分し切れぬ想いを、 其の内に、 所有出来るから。
並ぶ冗談が、 冗談と言う物差しでは、 計れぬと。
俺も、 そして君も、 感知して居たから。
其れ故に。
「此の日も駄目?」
「彼女持ちには厳しいのよ!」
揃う筈の無かった、 時の波へ。
冗談を、 加えつつ。
少しずつ共鳴して。
「何とか都合つかないの?」
「そんなにあたしに会いたいのね!」
最終的な一致点へ、 収束して行ったのだろう。
良かったな。
ようやっと。
君の冗談が、 冗談として振る舞い始めたから。
---------- References Jul.01 2004, 「夏の華が結ぶ縁なのでしょうか」 |