其処には、 既に決められた制限が、 存在して。
如何なる状況下で、 其の繋がりを断ったとしても。
必ず、 其の制約は、 付いて回るから。
当たり前の存在故に。
特に意識をした事など、 無かったけれど。
敏感に。
其の不利益や、 其の理不尽さを、 感知せざるを得ないから。
姫は。
ふと、 そんな言葉を口にしたのだろうか。
半年間と言う制限。
其の時迄、 未だ一月しか経て居ないのに。
「あともう少しで。」 「結婚できるようになるんだよ!」
俺の右腕に、 姫は語り掛けた。
姫には。
其の気など、 更々無いのにね。
---------- References May.28 2004, 「次は其処に名を載せても良いですか」 May.05 2004, 「何処に行き着く結論ですか」 |