何の程度の重みで。 何の程度の長さで。
其の過去が、 推移して居たのか。
何も知らないけれど。
目の前の言葉一つ一つに、 信を置くならば。
今現在の、 俺は。
圧倒的な威力を持って。
想いの内に、 根を下ろして居るに、 違いない。
想い逢う、 二人の為の日。
年に僅か一度の、 其の機会を。
既に三度、 経た今。
「三年続けて一緒に居るんだよ?」 「すごくない?」
相も変わらず。
さも意外だと言いたげな、 姫の表情だけれど。
俺自身には。
其の言葉が、 姫の口から産まれ続ける事の方が。
さも意外なのだ。
「昔の日記を読んでみると。」 「何でこの程度の男と付き合ってるんだ?って反省する。」
姫の記す文字達は。
何時になれば、 何れ程の時を経れば。
過去の楽しさを想い出す術に、 変わってくれるのかな。 |