刺さる日差しと、 包む暑さと、 若干強めに戦ぐ風が。
同じ程度と、 感知したのだろうか。
其れとも。
今朝の、 始まりを告げるかの様に、 奏でられた着信曲が。
同じ程度に、 印象に残ったからか。
久しぶりの文に。
何故か、 其の日を想い浮かべた。
「出席お願いね。」
「其の日、花火だよ・・・」
昔馴染みの、 集う日が。
生憎、 先約と重なった。
芳しく無い返事に。
すかさず君は、 不満を投げ返す。
「花火と私。」 「どっちが大事なのよ!」
偶然だろうか。
其れとも、 必然なのか。
気後れして。
僅か二言を、 君に伝えられなかった。
「今年も其方に行くんだけれど。」 「今年も一緒に花火を見に行く?」
夏の風物詩を、 切っ掛けに。
個別の事象が、 線に連なったのは。
偶然か? 必然か?
---------- References Aug.03 2003, 「其れは違うと言えないのでしょうか」 |