偏見も、 此の身に確かに在る。
人目も、 気にならない筈は無い。
親の泣く姿など、 何度夢に出て来た事か。
其れでも。
傍に居たいと、 希うから。
愛しき相手の傍に、 寄り添うのだ。
だとすれば。
其の想いは、 明らかに愛では無いのか。
見返りなど、 必要として居ないけれど。
誰かの為の恋愛など、 御免被るけれど。
想いは飽く迄、 自己満足や自己博愛の範囲から、 逸脱する事は無く。
相手の想いなど、 何処にも存在する事の無い、 利己主義と同類。
だから。
俺の想いは、 姫に届かないのか?
---------- References Apr.08 2004, 「迷いと確信は並立しないのでしょうか」 Dec.28 2003, 「説得出来るでしょうか」 |