雲間の朝日に想うこと


< 弄ぶ口付けを楽しめませんか >


触覚と、
味覚と、
場合に依っては聴覚と、
更には視覚と。

複数の感覚を、
想いに載せて同時に絡め合う故に。



一本では無く、
何本もの絆を築くに値する行為。




其処に潜む意味合いが、
其れを自身の支配下に置くには、
多過ぎるから。


無意識下で、
何時の間にか。


意識下への想い付けを、
済ませて了うのだろうか。











奴の彼女から、
奴へ告げられた言葉。


 「私たちって。」
 「キスの相性悪いよね。」



相も変わらずに。


鋭利な刃を持つ、
其の言葉で。

彼女は自身の想いを表現する。









其れならば。

奴も其の想いに、
応えれば良いんだ。















 「相性ってさ。」
 「電気が走るか走らないかなんだよ?」

 「彼女らしい甘え方じゃん。」




キスの瞬間。
一瞬身構える彼女の口に。

容赦なく電気を浴びせて、
遊んだら良いさ。





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References
 Oct.30 2003, 「重ねる唇に潜んで居るのですか」


2004年02月01日(日)


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History
2003年02月01日(土) 想いを足せば突き抜けられるか





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