雲間の朝日に想うこと


< 想いを足せば突き抜けられるか >


逢えずに終わる、
其れが普通の事だったから。
逢えない時の存在が、
自然の関係を続けたから。

貴女の顔が、
俺の眼に焼き付いてしまった。



次が無くても、
其れが普通の事だったから。
次は無いとの覚悟が、
当然の関係を続けたから。

貴女の顔を、
必死に焼き付けてしまった。
















願いが叶わぬ事を恨んでも、
何も解決しない。


電話だけでも。
メールだけでも。
僅かな希望が叶うだけで、
十分に幸せだ。

馬鹿みたいに言い聞かせた故か、
時々感じる。


大きな幸せを願えぬ自分。















 「電話じゃ。」
 「メールだけじゃ。」

 「直ぐに顔が思い浮かばない。」






人が当たり前に思う感情を、
贅沢な想いとしか受け取れない自分が、
少しだけ、
不幸せに想った。




 「私で良いの?」




貴女の問いに肯定した時、
捨て去ったはずの想い。

貴女の問いに肯定した時、
捨て去るべきだったはずの想い。





こんな想いを俺が抱く事で、
貴女は不幸せだと想うのだろうか。

こんな想いを俺が抱いても、
貴女は幸せだと言ってくれるだろうか。


2003年02月01日(土)


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