雲間の朝日に想うこと


< 呪いを秘める画像でしょうか >


二人の残した足跡が。

直ぐ視界に入る程、
傍らに在る時。


想いは何方に転ぶのだろう。



御守りとして、
芯の強さを与え続けるのか。

悔恨の情を呼び、
其の場に縛り続けるのか。


期待と、
不安と。

何れも確固たる質量を持ち、
想いに存在するけれど。






想い出を残すか。
想い出を捨てるか。

きっと、
俺が決める事では無いから。



あの時の様に、
全てを委ねれば良いのかも知れない。











パソコンを壊してしまった、
貴女に。


 「私が失ってしまった画像。」
 「本当にもう一度送ってくれるの?」


貴女任せと割り切った想い出なら、
届ける事は容易いけれど。





 「あと・・・ラブホで撮った画像。」
 「あは♪」


貴女の手技に全てを委ね。

恍惚に陥る寸前を、
固めた画など。


贈って良いのだろうか。









きっと今の俺は。

此の贈り物に、
呪いの種を蒔くに違いない。




今後も貴女が、
俺の存在から抜けられぬ様に。

俺の存在を、
想いから消せぬ様に。


2004年01月24日(土)


----------
History
2003年01月24日(金) 少しだけ安心をくれませんか
2002年01月24日(木) 二人の形が中身より大切ですか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL