雲間の朝日に想うこと


< 少しだけ安心をくれませんか >


貴女の言葉が、
不安そうに聞こえるのは、
どうしてだったのか。

俺の言葉が、
不安そうに聞こえたのは、
どうしてだったのか。



貴女の側に居る限り。
貴女と付き合い続ける限り。

この不安感が消える事は、
きっと無い。






 「私って猪突猛進?」
 「私って突っ走り過ぎ?」





貴女の良い所も、
貴女の苦手な所も。

少しずつ分かって来たから。


俺の振る舞いも、
俺の思考も。

貴女に伝わり始めているから。




だから貴女は、
何も変わる事無く居れば良い。

貴女の魅力まで削り取る必要は、
何処にも無いのだから。

















 「だから氏名が必要って言ったじゃない。」
 「だってぇ・・・」

 「だから予約出来んのか聞いたじゃない。」
 「だってぇ・・・」

 「だから来いって言えないんでしょ?」
 「だってぇ・・・」












なぁ?



少し変われと願っても、
貴女の魅力は無くならないだろうか。

少し変われと想っても、
貴女の魅力を失ってしまわないだろうか。




















宿泊先から、
問い合わせのメールが届く。


 「小坊主様の下のお名前もお教え願えますか?」







お詫びと、
必要事項を、
慌てて送り返した。


2003年01月24日(金)


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2002年01月24日(木) 二人の形が中身より大切ですか





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