深酒をして。
「酔っぱらいキャプテンのできあがり。」 「私も初めて口説かれた・・・」
君から届いた文が。
友人の一人が少々壊れた事を、 知らせて来た。
供養と称する宴会。
其の寂しさを紛らわせながら、 仲間内で呑む酒は、 殊更酔いを早めて行くのだろうか。
「誰か本気で口説いてよね!」
軽い憤りを、 酔いに任せてぶつけて来た、 君だけれど。
君の言葉の数々は、 未だ前を向いた言葉では無いから。
只寂しさ故に、 誰かに寄り掛かる様な想いでは、 決して君に真は訪れない。
そんな気がするから。
小さな痛みを必ず内包する、 そんな幸福よりも。
冗談ばかりに囲まれた、 今其の時の方が。
少々の幸せのみで構成される、 今其の時の方が。
未だ君に必要な物だと、 そう思うんだ。
---------- References Mar.08 2001, 「何故胸の内を開けたのか」 Mar.10 2001, 「そんなことがあったのか」 Oct.31 2003, 「言葉の基本形は何れだったでしょうか」 |