< どちらに重みが残っていますか >
貴女と一緒に眠ったときは、 どうだったろうか。
記憶の糸を手繰り寄せると言うには、 あまりにも短い時間だけれど、 それでも積み重ねて来た二人の想い出から、 その時だけを切り出してみる。
貴女は俺の右に居ただろうか?
貴女は俺の左で寝ただろうか?
貴女を支えていたのは右腕だったろうか?
貴女を感じていたのは左腕だったろうか?
貴女のメールに大笑いした事を、 貴女はまだ知らない。
「ウチの子供は寝る時私に背を向ける」 「今朝の番組にこんな投稿があったのよ・・・」
「小さい彼と同じだ!」 「小坊主は大丈夫だよね?」
偶然にも俺は、 貴女と同じ番組を見ていた。
偶然にも俺は、 貴女と同じ事を考えた。
貴女がまだ知らない、 俺だけの秘密。 |
2002年11月24日(日)
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