雲間の朝日に想うこと


< 足りない条件は何ですか >


配偶者に至る理由と、
配偶者には至らぬ理由。


其の差を見極める力を欲するのは、
未婚故の惑いなのだろうか。



配偶者を斬る理由と、
配偶者を斬らぬ理由。


境界を分かつ壁の正体を渇望するのは、
未婚故の焦燥なのだろうか。










 「俺に足りない結婚の条件って。」
 「何?」

 「学生って事。」


奴の問いに、
即答した彼女に。



未だに核心へ踏み込めず、
奴は何故斬らぬのかと問えないのか。











 「ついていくから。」


俺の問いに、
即答した貴女に。




未だに核心へ踏み込めず、
何故俺は本題を切り出せないのか。














閾値を超える鋭い波は、
如何にすれば産めるのだろう。





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References
 Feb.06 2003, 「戸惑いの真の理由は何ですか」
 Feb.07 2003, 「迷いの嵩は減らせないのか」
 Feb.10 2003, 「何を悩んでいたのですか」
 Mar.26 2003, 「今度話しても良いですか」


2003年10月21日(火)


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History
2002年10月21日(月) 報いですか





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