雲間の朝日に想うこと


< 役立たずを許してもらえますか >


元々何の役に立つと言うのだ。

初めから何の役にも立たないと、
理解していた物じゃないか。


例え一瞬、
光を帯びる事が有っても。

この地では何の力も得られないと、
理解していた物じゃないか。




其れでも。

一度其の光を失った姿は、
貴女との繋がりを立たれた様な気を、
否応無しに浮かび上がらせる。











貴女の居る国に戻っても。

貴女の声が聞こえる大地に、
足を付けたとしても。


 「ただいま!」


僅か此れ丈の言葉も、
僅か此れ丈の文字ですらも。


直様貴女に届ける事は、
出来なくなって仕舞ったね。





















充電の切れた携帯は、
悪戯に胸を締め付けるしか能の無い、
只の玩具だ。


2003年07月10日(木)


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2002年07月10日(水) 俺は必要無いのですか





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小坊主
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