雲間の朝日に想うこと


< 逞しく在りますか >


次々と届く状況報告。


 「だいぶ家の中が片づいてきました。」
 「今日はいろいろ名義変更して大変。」


目の前の雑事を粛々とこなし、
とりあえず視線が前へと向いている様な、
そんな気配と裏腹に。


 「親がアドレスそのままとっておいてくれてた。」
 「こうなるの予期してたのかなー。」


時折気配を覗かせる、
やり切れない後ろ向きの言葉。






馬鹿言うな。

手塩に懸けて育てた娘の不幸など、
誰が願うと言うのだ。



逞しく在れ。

ただ逞しく在れば、
きっと道は開けるのだから。















落ち着いた頃を見計らって。

いや、
直ぐに落ち着く事など、
あろう筈は無い。


一服して居るであろう頃を、
見計らって。




沢山の気配りと、
心配性をさり気無く詰めた文を、
君に送った。


 「元気か?」
 「へこたれてない?」













そして。

君のメールの署名から、
苗字が消えた。










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References
 May.09 2003, 「仲間の輪はもう縒れませんか」


2003年05月29日(木)


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History
2002年05月29日(水) 実現しますか





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小坊主
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