かたほうだけのパンプス
敦子



 東電OL事件的フツウ女連

コロッケが、4個100円だったので、思わず買ってしまった。

ちょっとお金がきつきつでおろしたくはなかったのだけどそういうわけにいかなくて…。

ついでに目についた安いものを買ってしまった。レジでお金を払って、やめときゃよかった…と思ったところでもう済んでいた。

そんなにお腹が空いていなくても、空腹だと思い食べる。
私の場合、軽い過食症だと思う。

4個100円のコロッケは、油がぎとぎとで口に押し込むように食べてしばらくして軽い胸やけ。

ちょっと軽い胸やけがよかったりするんだ。胸やけは、いやなこと。イヤという身体の反応。

けれど、快感なのかもしれない。

胸やけ自体が快感というのではなく、胸やけするほど食べること、完食が私のいきつきたいところなのであろうか。

東電OL殺人事件が起こったあの頃、同時期。

東電OLの仕事場の近くに何度も行っていた。どこかですれちがっていたかもしれない。

渋谷はそういうところ。

東電OLは、自分に課したノルマを終えると井の頭線の神泉駅から、最終に乗る。

バッグから仕事の前に買っておいた菓子パンを貪る。

仕事はお腹が空くのだろうか。

昼の仕事の東電での昼食は、ほとんど口にできず砂糖を過剰に入れたコーヒーを飲むだけ。

自宅での食事は、刺身一切れを口にほおり込むだけだとか。

帰りの満員の終電のなかで菓子パンを貪ることとは…

私もそうだけど、母も義母も娘もお菓子とか軽食とかそんなに食べなくてもというくらいに貪ることがある。

女が食らいつく、貪るとは何なのだろうか。


ガツガツ食べないで、透き通るような色白でか細くて、霞を食っているような女のコは何なのだろうか。


食べるのは、貪るのは何かを埋めたいためだろうか。

私は、出口を探しているのだろうか。女の出口とはどういうことだろうか。

東電OLは、出口を探すためにさ迷い続けたのか…。


2013年03月23日(土)



 嵐の遠回り

嵐ガオカ〜。とにかくこの頃の風は強くて、風ではなくすべて嵐になっている。

昨日の夜の嵐は、ねじのとまりが緩いらしく自転車置き場のトタン屋根が吹っ飛びそうなイキオイだった。

だから今日行くことにした。NTTドコモ。

案の定、朝もまだ風は嵐状態。ウシシシィ…。

悪天候のときは人は外へ出たがらないので、春休みに入ったのでNTTドコモはいつも超満員のはずだから…。

だから今日はNTTドコモは空くだろうとあたりをつけて出向いた。

あたりは当たった。

ドコモの窓口のかわいらしいお姉さんに向かって

「ここは空いていてまるで天国のよう」と言ってしまった。

スマホとPCのネット料金を抑えたい相談をした。

するとタブレットをすすめられた。

心のなかで、たぶれっとーってオタカイのでは。

手慣れたお姉さんは、信じられないような一ヶ月分の支払い金額をポンポンと計算機をはじき見せてくれた。

新しいものが出ると、高い高いと思い遠ざけるが、逆に新しいものの方が今は安いのだ。

それは、どこの企業も市場でのシェアを広げたいからなのだ。(だと思う)

予定どうりに質問をしていき、おおかたのチェンジを決めた。

あとは実行実現日をいつにするかである。

帰りのバスまで時間があって買い物を済ませて、バスの時間に間に合って駅に着くと降りなくてもいいのに降りてしまった。

いつも無視を決め込むのだが、どうにか人がよくなってしまった私は、バスの停留所のベンチに座り込みあたりやたらと

「田中家具店に行くので、雷電神社で降りたいのだけども」と

言いまくるおばあさんと話をしてしまい、おばあさんと一緒に目的地に行くにはとてつもないほど大回りのバスに乗ってしまった。

いつもは、バスに揺られている時間は無駄時間、移動時間は割愛に限る派だったが、それも(おおまわり、とおまわり)いいじゃないかと乗った船ならぬ乗ったバスに身をまかせ揺られ、揺られてやっと帰宅した。


2013年03月21日(木)



 エンドレスゲーム

毎日、毎日、ゴロゴロしていて私何やってんだろうと思う。

そういう状態の自分をずっと否定していたし、否定の理由を探そうと躍起だった。

というのは、この世は特に日本は健康であることが第一という概念で覆われている。

病気はやっかいであり、何も出来ずにのうのうと暮らすのは、勤勉日本にはあるまじきことなのだ。

ということで私は、落ち込み、否定するほかなかった。


それは日本が資源に乏しい国だから、動くことこそが資源だから。そういうことに外れると意味がない。

のんびりとのうのうと生きることが本来の意義と思っているようなところが外国にはあって時間の隙、そういうのを無駄とは言わずにそれはそれでその時々を楽しみ味わう。

でも日本はそうではない。

正直、病気になってから楽しいことはけっこうあった。

治っていく喜び。

学校でもない、仕事でもない。住むところチガウ、宗教もチガウ、年齢人生がまったく重なることがない人との出会いはそれはそれはけっこうよかった。

だからそれでいいじゃん。

本来は、シンプルにそれでもいいのに、日本では何かしなくてはいけないことになる。

仕事するとか、何か、ナニカ。

私は、仕事がなく、就くことが出来ないから、

「ショウガナイネ」と言われ

世間の厄介者扱いされることを怖がり。

でも、まわりの動きに一所懸命に合わせて人生の、私の本来の意味を知ろうとあえいでいた。

わからなかった。

というよりも私には合わないことがわかったのだ。

でもそんなこと言うと、ここは日本だから否定の海だから、それは入水か身投げをするようなこと。

で、言わない。本音をグッと飲む。

本音を言わずに飲み込むと、身体に毒素として留まり身体の汚染がはじまる。

気がついた時には、こんなに数値が上がってますよ。ハイ、ニュウイン、ハイシュジュツ。

ICUをでると友達になる高齢者。

私も入居者としての共同生活が始まる。

高齢者は、高齢者の世界へ入って来たニュウ高齢者と歓迎。

私は、術後の後のり患者としての新顔であって、高齢者の世界に入ったつもりではないんだけど。


2013年03月20日(水)



 こんにちは

よく晴れたので、晴れ過ぎによる気温上昇と紫外線が恐怖。

ですので、午後の終わりに買い物に出ることに。

ちょっと前まで厚着だったのがうそのような暖かさに着るもので悩む。

着るものは割愛、割愛というか、何をはぶくかのひとりミーティング。

とりあえず決めて外に行くと、向こうからそろそろ声変わりになりそうな男パフューム状態の小学生(三人組)。

高学年の小学生の歩きは、低学年と違って何かを引きずっているかのよう。

朝早かったのだろう、家を出るときには予想できなかったらしく暑苦しいダウンをピッチピチに着ていた。

落ちはじめた日を背中に受けて彼らは帰路に。

対岸側の路側帯を選びに選んだ服を着て歩く私。

最近方向性を変えた私は、とはいっても誰にも何も言わずにそういう思いを持ってで歩いているだけ。

最近は、一年前のアメリカ旅行のまとめを黙々とやっている。フェィスブックの書き込みは、アメリカの友達が多い。

所持金が少ない買い物は、決めておいたものをちゃちゃと選んで済ます。

出かけた頃より心なしか日が緩くなってきた道の向こうから、イヤだなーという印象の妙が少しこちらへ。

そいつとすれ違うことがないという計算で自宅までのコースを迷わず歩く。

が、コ―ス違いのはずの奴はすでに私の行くとこにいやがった。

奴はオレンジ色の下半身に自転車を引いて、長い紐が繋がった犬の散歩中。

奴は、下半身は目立つ若者風で上半身は古く色あせジャケットによれよれのシャツ。

ついでに奴の口元は緩く、半開きとまでは言わないが締りがわるそう。

視界に入れないように気をつけたのだが、奴が私の登場を視野に入れたことに

気づいてしまったので、こちらから「こんにちは」


2013年03月19日(火)



 地域役員

昨日、夫が昼間っから酔っぱらって帰って来た。ピンポーン。

ピンポーンの押し方ひとついつもと違っている。

ドアの内側の様子をうかがい知る余裕を持たない、言い分だけを押し通したい粗野な空気が伝わってくる。

昨日は日中、風もなく天気がよく良好な一日。

近所のどの家庭も日曜日とあって洗濯ものをたっぷり干している。

うちも負けずに干していた。

ご近所と張りあっても意味がないし、こちらの負けじと思っているがんばりなんて誰もしっちゃーいない。

夫は、地域の役員をおおせつかっている。

我が家は持ち家ではないため権限はないので大役はまわってこない。

そんなわけで夫の地域役員会参加は、特別な大仕事は任命されず事情だけ知ることができる情報収集の場と化している。

知らない方がよかったような事実も伝わってくるし、知らなかったら困るようなことも多々ある。

昨日は、小さな班に分かれている長がほぼ全員集まる全体会議だった。

議題は発展していき、一時半か二時にお開きの予定で余る予定で準備していたアルコールも足りなく事態となった。

地域住民の言い分はこうだ。

収入額で割りだされる市民税よりも町会費の方が高額とはなんということだ!と盛り上がったという。

小さな地区に年々移住者が増加し、それまでのスカスカの人口密度での予定を超えた管理が追い付いていないのが現状。


会議で出され持ち帰った缶ビールを開けながらそれらを夫は読んできた本のように話してくれた。

私は、日の高いうちに洗濯ものを取り込んだ。


2013年03月18日(月)



 天命

天命に沿った生き方をすべきである。
そういう項目に出会って、それを追い求める毎日。

でもそれがゆえに私は、何かやろうとするごとにそれに縛られている。


天命に沿った生き方こそがその人がこの世に生まれて来たワケなのだから、当然らしい。

だから天命から外れたことをやり続けることは意味がなく、空回りなことだという。


でも私の天命とやらはよくわからない。学校で天命を知る近道を教えてくれるということでもなく、むしろ学校ではひとつの方向へ向かわせようとしていたのだ。

悩むよ〜。でもこの悩むことがこの時期にあることが天命だったりして〜。



2013年03月17日(日)



 あれから二年東日本大震災

二年前の今日は、金曜日だった。
忘れもしない。

うちの揺れは緩やかで被害はほとんどなかった。
でも揺れは長かったのでニ階の高い所に置いておいた本がぱらぱらと落ちてきた。

そのとき、小林克也のパーソナリティーのファンフラ(ファンキーフライデー)を聞いていた。

当日の被害は何もなかった。テレビのない我が家はラジオが伝える情報がだんだん危機迫るものになっていき、

度々起こる余震に不安になり実家に携帯メールを送信しても届かず。

あせった。しばらくたって母から、娘からパラパラとメールがやって来た。

群馬は、当日被害は少なかった。というよりも我が家はセーフだった。

一部では大停電になり携帯からラジオ番組にメールが投稿されパーソナリティーはリアルな状況を伝えてくれた。

ただ、群馬では当日よりもその後、店頭に並ぶ加工食品が少なく、その後数日たって計画停電があった。

被災地に比べれば幸せなのだろうが、二次被害的なことでそれまでの日常とちがった日々を過ごすことになった。

その後、放射能により農家は被害が拡大してきた。

一年後、友達になった農業を営んでいる人から、生活がたいへんになっていく現実を聞いた。

彼女の家は、主にシイタケなどのきのこ類をJAに納めていた。

だが、きのこ類は放射能の汚染の影響をもろに受けてしまいJAに納めた放射線量で基準値を超えるものに関しては、

返金されることになっていて農業生産者にとって悲惨だと聞かされた。

震災当日、その後数カ月の被災地、被災者の保護が最優先課題。

でも二次的被害、ほんとうの意味の復興支援は深く広がっている。


2013年03月11日(月)



 WEB整理

今日は、WEB上のたとえば、ブログとか私の作り散らかしたものをまとめたり、削除したりして整理した。

いろいろサイトを作っても管理しきれない。

前に気分で作ってしまったサイトのIDやパスワードを忘れてひと苦労した。

だからまとめたのだ。

以前、毎日のように書いていたブログからこちらに少しずつだが引っ越しさせた。

そのブログを書いていた頃は、そのブログを無くす方向になることなんて考えなかった。

ところが私のなかで身辺整理をしたい気が起こった。

その思いがこみ上げてきてどんどん肥大してきた。

それは去年の半ばくらいから、特に後半からは、もう持続している、それを維持していると考えるだけで耐えられなくなっていた。

今後もどんどん変化していくかもしれない。

もう後退はせずに進展に動きいていきたい。


2013年03月09日(土)



 晩婚活者の気づいていない


アラフォーの女性の婚活者の理想と、不満をラジオで聞いた。

いい感じでメールのやりとりをした男性と接近。という人が、

相手の男が指定してきたレストランが、ファミレスでひく!

とあった。不満たらたら。でもね、早婚者からすると、だいたい

適当にいい感じで女性を喜ばせたりできるような男性は、早

婚だわね。そういう傾向があっても独身な男は、もてるプレイ

ボーイか、このラジオで話題になっているよな気がきかないタ

イプのどちらかしかない。だから、自分(女性)が、いい年をし

て独身といわれるようなゾーンの方は、ちょっとばかり気に入

らなくても素敵なデートを設定してくれなくても我慢。目をつぶ

るしかない。相手の方もそうとう目をつぶってくれているから。

私、こう書くと多くの人を敵に回しているかも。

世の中は、けっして女性の言いぶんを優先させてくれるわけ

ではない。年取ったからといって理想を下げるのは、ここまで

理想を追って独身なのだから、理想を落とせない。というの

が、アラフォー晩婚活者の言いぶんらしい。また、結婚したい

という願望のある人ほどなぜか独身状態が長いのも不思議

だ。私は、たぶん生涯独身でいるだろうと思いこんでいた。

でも早婚だったのは結婚に夢とか理想がなかったからだろう。



2013年03月05日(火)
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