Aus der Tiefen rufe ich, Herr, zu dir. Herr, hore meine Stimme, las deine Ohren merken auf die Stimme meines Flehens!
J.S.Bach/Kantate Nr.131 "Aus der Tiefen rufe ich, Herr, zu dir"BWV131
>>>蒼月夜
微睡むように白らかな陽光にあかされた午後の教室に、ときに力強く、ときにかぼそく、ピアノの旋律がしのびこむ。 演目は、バッハのときもあったし、ガーシュインのときも、また即興の演奏なのか、皆目わからないときもあった。要するに何でも良いらしかった。 軛から放たれたかの如く自在に伸び縮みする音を、紡ぎ出す長い指。いつの間に調律されたか、きっかりとぶれのない響きを耳にするたび、刹那触れた体温が幾度追い払っても甦り、酸素が薄いような胸苦しさをいつも呼び起こした。 今や満開に咲き誇る桜が、校庭の木々が草が、春の強い風に吹かれたてる葉擦れの音に乗って。 遠く、近く。 たかく、ひくく。 時折、機嫌の良さそうな鼻歌が混じる。 絹糸の髪は黄金の波のように風を孕み、大きな双眸をうっとりと伏せて、身動ぎもせずただ、細く長い指だけが鍵盤のうえを行き来する。白い肌につけられた傷口のような紅い唇が、薄く開いては旋律をくちずさんだ。
――今日はまた、なんだか教会みたいだ。 ――昨日はジャズだったがな。
囁き交わされる級友の、羨望に悔し紛れの嘲弄が僅かばかり入り混じった声に、『Ich ruf' zu dir, Herr Jesu Christ』と、胸の内で晒うかに呟いて、ピアノで弾くとは冒涜的な、そう思いつつも耳を澄まさずにはいられなかった。授業を抜け出し弾いていることを咎める筈の教師ですら、生徒たちと同じようにかるく目を閉じて耳を傾ける。
ああ主よ、われ深き淵より汝をよべり、 主よ、願わくはわが声をきき、汝の耳をわが願いの声にかたぶけたまえ。 われ主を待ち望む、わが魂は待ち望む。
蒼穹の、目も眩むほどの高みまで、どこまでもまっすぐに伸びゆく音の柱。 まるで、天上からの福音――否、神そのものだ。 呼んでいるのは――。
その日、珍しく旋律はしばしば乱れた。 原因は、音の粒子に微かに混じる苛立ちか。否、所詮音楽のことなど門外漢だと、予感を振り切り活字に目を戻そうとしたそのとき。 唐突にあきらかな不協和音が響いたかとおもうと、まだ音源の振動が残っているにも関わらず、乱暴にペダルを放し鍵盤の蓋を閉じてしまったかのように、一切の音が途切れ、午後の教室は、不意に水を張ったような静寂に沈んだ。 「ちゅうぜんじ――」 一階にある新入生の教室は、桟を乗り越えれば容易に進入できた。廊下の窓から呼び掛ける、声の主は見ずともわかる。 呼ばれて、身を固くした。
われ主を待ち望む、わが魂は待ち望む。
「あれ、この教室じゃないのかな?おい中禅寺君、居るなら返事くらいし給えよ」 部屋の騒めきに耐えかねて、非難がましい貌つきの教師を目で抑え、立ち上がる。 桟に腰掛け足をぶらつかせる子供じみた仕草で、『帝王』がそこに居て、目を細め慈しむような視線を投げて寄越した。 「ああ良かった、やっぱりこの教室だった。見つけた、中禅寺」 日輪を背負いふちどられたうつくしい貌が動悸を烈しくさせるのを、隠すように俯いて、中禅寺はつとめてしずかに応対した。 「一応、授業中なんですが――何か、急な御用ですか、榎木津先輩?」 僅かに首を傾げううん用というほどのこともないけどね、と真顔で悩むようにしてから、言葉は面倒だと言わんばかりに腕を引いた。
「おいで」
つい昨日まで居るはずがないと信じていた。 信じながら何處かに居るような気もしていた。 宛らカミサマのように。 自分と同じ地平に立つが故に、凭れあうことすらたぶん可能な、唯一絶対の対。鏡のむこうの相似形。比翼の鳥、連理の枝。 出遭ってしまったら瞬間に理解する、そして理解した時にはもう遅い、そう知っていた筈だった。 素通りできるかもしれないとでも? 持ち堪えられると? その心算なら――耳を塞ぐこともせず、彼のピアノに聞き惚れて、剰え曲目を言い当て微かな優越感にすら浸っていたのは何處の誰だ?
宜しい、認めよう。 惹かれていると。
主よ、願わくはわが声をきき、汝の耳をわが願いの声にかたぶけたまえ。
しかし誘惑にただ身を任せるほど単純でもなく、だいいちありがちな『帝王』の気紛れだったら、とおもえば、失望するくらいの人間味は皮肉にも残っていた。 思い煩った末、結局は抗うことなど不可能だと、矢鱈に多い逆説詞の果てに辿り着く、確信とほぼ同義の――予感。
誰かが磨いているのか、埃っぽい外気に晒され続けている割に、ピアノの表面は景色を映すほど艶やかで、ただ気紛れな模様のように、薄桃色の花弁が幾つか張り付いていた。 「おいで。ここに座って」 据えられた長椅子の一端に座り、辛うじてもう一人座れそうな隣の席を、右手でぽんぽんと叩いて、中禅寺を呼ぶ。躊躇っていたらまた腕を引かれ、強引に着席させられた。 「猫の子じゃないんですからそんなに引っ張らないでくださいよ。それで、何を」 「だから別に用事とかじゃないって。ただ」 おまえの隣で弾けたら、たのしいんじゃないかとおもってね。聴かせてあげる、言うやいなや、最初の音符が微塵の濁りもなく舞い降りた。 ゆったりとした曲調、恐らく思い付くままの即興曲。ひきしぼられた旋律は、天も穿てよと高く伸びる。 目を閉じて――ああ、楽譜も鍵盤も、このひとにとっては見えようが見えまいが同じなのか――歌うように奏でる様は、何故か静謐さを湛えていて、まるで、祈りのようだった。 「なんで、僕を、」 あなたの隣に座りたいひとなら大勢いるでしょうに。 中禅寺はそう言いかけたが、暫し躊躇し、結局沈黙した。 羨望や打算や嫉妬なら、両手に余るほど。 でも、非現実的ですらある『帝王』の存在と、本気で並ぼうとする者など居るものか。 正気ならまずこころみようともしないだろう。 けれど彼が、隣の空席に孤独を感じないかと言えば、中禅寺に期待や失望という感情が残っているように、そこまで超越した人間など居る筈もなくおもわれ。それでも傷ついた貌ひとつせず、それどころか微塵も陰らない笑顔すら見せるのは、むしろ案外常識的に、彼が立場を弁えているからだろう。 今まで、ずっと? これからも、ずっと? 周囲に合わせて、踊るようにただ日々を? 彼の孤独をおもい、すこしだけ自らのそれを省みて、それからはただ黙って、音の奔流に身を任せた。
やがて玩具に飽きた子供のようにばん、といい加減に最後の音符を弾き流すと、榎木津はおお大人しく聴いていたな、楽しかったか?と笑って、今度は中禅寺の背中をぱんぱんと叩いた。 「先輩の演奏技術と、飽きっぽい性格は諒解しました。けれど、しょっちゅうこうしてご指名を受けるのはご免被りたいですね。あなたの従者には僕なんか役不足でしょうし、なにより『帝王』が新入生を従えて演奏会なんて、いい噂の種ですから。僕は静かに暮らしたい性質なんですよ」 「へええ、人目が気になるのか?」 意外そうに覗き込む榎木津の問いにええ、と素直に頷いて、しまったと思ったがもう遅かった。 無意識の罠。 約束の言葉は、時に呪となり人を縛り付けて放さない。
「じゃあ、今度は人目のないときにおいで。ソナタを聴かせてあげよう」
合図のような花嵐の夜。 ピアノの主は、今夜は弾くでもなく、ただ朦朧と白い面を夜空に向けていた。 月は厚い雲の陰。 二十三夜にはまだ遠く、月待ちすれど願いは叶う筈もない。
「ああ、来たね」 おいで、と再び隣の席を叩く仕草をしたあと、半ば伏せられて眠たげにもみえる眼が、すう、と中禅寺の背後に向けられた。 「おや、また字ばかりだ。字、字、絵、字。薄明るいな――明け方か?ちゃんと寝ているのかお前。それに、うふふ、その猿みたいな顔」 榎木津はそこで不意に言葉を切ると、どうもお前は濃くていけない、見え難い、と首を振り顔を顰めた。 「止してください」 「――怖い?ふん、よく言われる。と言ってもまあたぶん皆、信じちゃいないんだろうがね。どっちでもいい」 中禅寺は示された席には座らず、無表情に腕を組み、かるくピアノに寄りかかって立った。 「怖くは――ありません。疑ってもいない。先輩はご存じないかも知れませんが、幻や過去、此處にないものを映す眼というのは、ごく少数ですが、実際に存在するんです。文献もある。研究者も居る。知っていれば怖くもないし疑いもしない。ただ正直、僕は些か不愉快なんですよ、そうやってずけずけと記憶を覗き見られるのはね」 「『記憶』?ああ、記憶なのか、これ。じゃあ活動写真みたいなものか。いいぞ中禅寺、お前はなかなか面白いことを言う」 「気付いていなかったんですか?何なのか考えたことも?」 やや驚いた様子の中禅寺に、だってどうでもいいもの、どうせ見えることには変わりないんだから、と投遣りにこたえて、榎木津は、それより、お望み通り折角人目がないことだしと、また中禅寺の腕を取って強く引いた。 均衡を失い手をつきそうになる間隙を縫って、幼子がするように全身で抱え込む。つかまえた、といつかのように囁かれ、当然の権利とばかり寄せられた唇に、弾かれたように飛び退いた。 「いい加減に勘弁してくれませんか、榎木津先輩。以前にも言いましたが、僕はただ目立たず静かに学生生活を送りたいんです。帝王の気紛れな寵愛を喜ぶ性質じゃない」 「なぁんだ」 立ち上がると、榎木津は意外と長身である。 英雄譚の主人公が漸く登場する場面のように、雲の蔭からあらわれた月が彼を照らした。光線の変化に桜花がさっと色合を変え、月が隠れれば元の模糊とした薄桃色の固まりに戻る。 榎木津は始終無言で其の様子を見上げていたが、不意に笑みを漏らし、まるで託宣のようにきっぱりと一言告げた。
――矢っ張り怖いんじゃないか。
怖い?――勿論、怖い。 月の光が隈無く周辺を照らすように、闇をあきらかにする、記憶を蓄積したその琥珀の瞳に照らされ晒されることが、怖くない筈があるだろうか。 否、怖いのは晒されることではない。それは、ほんとうは甘美な誘惑、心の何處かで待ち望んでいた赦し。ただ、その光に癒され赦されて、自分ひとりおめおめと生き永らえることを、背後に巣喰う闇が許す筈もない。 それでも抗い難く結ばれたら、今度は離れられなくなる。同じ地平から転落することに怯えて暮らす、そんな辛い未来を代償にしてまで、求めるのか?幾重もの呪縛を解いて? 見透かしたように榎木津は薄く微笑んだ。 「だいじょうぶ、僕は絶対だ。きっと、ずっと、守ってあげる。欲しくて欲しくて手に入れたものは、何があっても、手放さない」
だから、おいで。約束どおりソナタを弾いてあげるから。
「偉そうに言わないでください。何が絶対者ですか。本来そんなものは――存在、しません」 冷たい声で言い放ったのは、最後の、精一杯の、拒絶。 この機会を逃したら最後、今度こそ本当に引き返せないと思った。だから、今。 あなたがかけた呪を、かえしてあげよう。
「本当に、」
記憶が見えているとでもおもっているんですか?ねえ、榎木津先輩。
昼間のそれより僅かに低く、しかしよく通る声。 すうと立ち上がり対峙した華奢な身体は何處か幽鬼じみて、今にも闇に溶けそうだった。 榎木津は、何を言い出す、と不審気に眉を顰め、様子が一変した下級生を凝視した。 「いえ、単純に実例と照らし合わせた迄の事です。『絶対』、『絶対』、ね――例えば、あなたの眼が真実他人の記憶を映すのなら、確かにそれは絶対でしょう。けれど先輩、それは勘違いの場合も、治癒する場合も多々あるということをご存じですか?それでも絶対と云えますか?だいいち、あなたはその眼を疎ましくもおもっているのじゃありませんか?人並み外れたあなたの聡明さが、普通の生活を可能にしているだけで――」 いいからそのバアイとやらを言ってみろ、迫る榎木津に、ひとつ、と中禅寺は芝居じみた仕草で人差し指を立て、滔滔と続きを語った。 「いいでしょう。ひとつ、何らかの精神的圧迫を受けて、実際は全く見えていないのに本人は見えたように感じている――謂わば精神病の類である場合。もうひとつは外科的に脳手術で治癒する症例。脳の特定領域に異常が認められた場合、それが幻をつくりだすことがあるんです。それから、」 「それから?」 緊迫した状況に不似合いな、まるでお伽噺の続きを待つ子供のように見詰める鳶色の眼を、指先でそっと閉じてやる。 その眼を、封印する特殊な能力を持つ人間も、稀にいるのですよ。そう――僕のようにね。
嘘だ、即座に返した榎木津の声は、それでも少し掠れ震えていた。 「嘘なものですか。先輩だって僕の噂はご存じでしょう?既に術は施した、さあ、目を開けて。僕のうしろにまだ何か見えますか、榎木津先輩?」
ざざ、と風が鳴る。 一層強くなった花嵐に、数え切れない白い花弁が舞う。取り巻かれるうち、沈降するような、浮上するような、奇妙な感覚が起きて、目眩がするようだった。 風が乱した前髪を鬱陶しそうに払い、ゆっくりと目を開けた榎木津は、二三度瞬きをしてから困惑したような顔をした。 ――見えない。 すくなくともその時はただ現実の風景が夜目に朦朧と映るばかりで、榎木津にとっては見慣れた二重写しは陰を潜めている。 見慣れない景色に、榎木津は却って船酔いしたように気分が悪くなった。 中禅寺お前何をした、言いかけたとき既に黒い影は音もなく遠ざかり、やがて宵闇に紛れて見えなくなった。 ばん、と両の拳を叩き付け、総ての鍵盤を一斉に押さえた様な聴くに堪えぬ不協和音が響いたが、深夜の校庭のこと、気付く者は誰ひとりいなかった。
嵐が浄化したか、翌日はどこまでも遠く見通せそうなほど澄んだ空気に、夜の気配は微塵も残らず消え失せた。 風に任せて多くの花弁を散らし、盛りを過ぎた桜木のした、いつの間に運び去られたか、ピアノの姿は消えていた。
福音はもう二度と聞こえない。
噂好きの生徒達が早速教室で憶測を囁き交わす。 これでいい、はったりの呪でも、あれだけされて追っては来ない。もう、あの瞳が、自分の闇を照らすことも、負けそうな誘惑に怯える夜もない。
ああ主よ、われ深き淵より汝をよべり、
幾ら欲しくても、此處に立ち続ける限り手に入れてられないものがある。その位弁えているとも。
光の粒子に記憶のように封じ込められた旋律が、微かに聞こえた気がしたが、やがてそれも春の風に紛れて消えた。
■オハヨウゴザイマスコンニチハ、橘櫻子です。で、できたよ兄さん(コラ)!奇蹟だよ……ええと、春コミのオフ本を何故か(しらじらしい)某錬金術ジャンルでつくりはじめてしまい、入稿後は雑事に追われ、でも京極スペースなんだから何とか京極新刊出したいよ、と遅筆で有名な(?)橘が見切り発車で書きはじめた、そんなこんなの極限修羅場でお送りしました、榎×京クロニクル第二弾でしたが……如何でしたでしょうか?第一弾の「ピアノ」を2003年夏コミに発行して以来、半年近くお待たせしてしまったことを深くお詫び申し上げます。なのにまた色気のない、ぺらい本で(汗)。せめてすこしでもお楽しみいただけていたら良いのですが。 ■「ピアノ」のときに、これは三部作です、と予告していたように、「蒼月夜」(そして三本目の「櫻の王」)は「ピアノ」発表当時からおおまかな骨組みがあったお話です。だから早く書いてしまえば良いモノを、なんだかんだと延び延びになってしまいました。半年も。理由はあちこちに書いていますが、要するになんだか京極萌えが足りなかったのですよ……ねたはあるんだけど、推進力に欠けるというか。その間「ピアノの続きまだですか?」とか「待ってます」とか声をかけてくださった方々、それからこんなに遅くなったのに、この本をお手に取ってくださったお客様には本当に感謝です。 ■しかし思い切って書きはじめたら、やっぱり他ジャンルよりずっと書き易いしたのしかった。普段橘は小説を書くのが心から苦手で書いている間じゅうすごく苦しいのですが、今回割り切って自慰プレーに走った(意味不明だそれじゃ)……つまり、うーん、私つくづく同人向きじゃないのか、自分の萌えとか好きな文体とかに突っ走れないところがあって、書くときはむしろ遠い場所で動く登場人物たちをいっしょうけんめい見聞きして文章にしているかんじで、それで苦しいんじゃないかとおもうんですが(あと京極だと行合わせ(?)な!)、今回はそうゆうことをあんまり意識せずに書けて、気持ち的に結構楽でした。「早く墜ちろよ、しつこい奴だな中禅寺!」とか考えながら書いていました(笑)。でも中禅寺って案外ねちこい性格してますよね。そして学生時代アキヒコは橘的には結構攻めだなとおもいました。ずっとずっと書きたかった封印シーンが書けて嬉しかったんですが、そのへんもほんとの中禅寺(?)だったらもっと理詰めで来ますよね、きっと。力不足で残念です。京極の蘊蓄&憑きもの落としは、いつか再チャレンジしたいです。 ■作中のバッハは、冒頭にもあるとおり、"カンタータ第131番『深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる』(BWV.131)"です。 です、とか偉そうに言っていますが、橘は音楽の素養があんまりないので、実際ピアノで弾けるのかどうかすらよく知らんのです、実は。 だいたい当初脳内に流れていたのは『われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ』(BWV.639)でした。最近読んで割とヒットだった本に取り上げられていたので聴いてみたら、『惑星ソラリス』のテーマで有名なアレ(橘タルコフスキー好き)で、「あーそうだったのか!」といたく気に入ったので早速借用しようと(ヲイ)。で、色々調べていたら、此方の詩編のほうが気に入ったからじゃあこっちにしちゃえ、というような、バッハに詳しい方や実際礼拝などで耳にする方にはたいへん申し訳ない、物凄くいい加減な経緯です。まあ、なんとなくバロック的曲調をおもいうかべながら読んで頂くとよりよい、という程度にかんがえて頂けたらとおもいます。 そんなかんじなので、もし何かトンデモナイ間違いがありましたら(怖)こっそり教えてくださると大変助かります。「これはピアノじゃ無理だ!」とか、そんな情報もお待ちしています。薄謝が出ます(笑)。いや、たぶん新刊とかそういうほんとの薄謝ですが(汗)。 ■次回はあまりお待たせすることなく、5月のスパコミで「櫻の王」、夏コミまでに「なつまつり」は最低限頒布できると思います(ホントカヨ)。その間に位置する榎木津藤牧梅雨時小編も書けたらいいなあ。また、スペース等々、覗いてみて頂けたら幸いです。(※大嘘でした/橘注) ■既刊在庫および新刊と、イベント参加情報は、オフ本以上に更新が亀の歩みになっている(涙)拙サイトを見て頂けるといちばん早くて確実です。ネットができる環境にある方は是非お立ち寄りください。感想の書き込みなども大歓迎です。感涙にむせびます。 ■それではスペースも尽きて参りましたのでこのへんで。 またお目にかかれたらうれしいです。
今年も開花の早そうな桜の季節に 橘櫻子 拝
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