初日 最新 目次


うたかた
sakurako

2008年03月29日(土)
寸止めドットコム

寝坊しつつもいい天気なので洗濯機を回し、鳥籠を掃除する。一個減って掃除の手間が少なくなったことが楽で、かなしい。それにしてもいい天気。すっかり済んで、鳥を構って、晩飯どーしよっかなー、という夕刻、桜の妖精さんが金谷ホテルのチーズロードとシフォンケーキを運んできてくれたのでお茶にする。桜シフォン、フランボワーズシフォン。ものすごいふかふかで美味しい。チーズロードは春に日光を訪れた際に買いそびれた大好きなパン。どちらも好物なのをちゃんと記憶してくれているのが何よりうれしい。お礼をしたいが何もないのでご飯を食べてもらうことにした。焼き肉のタレが余っていたので水菜のっけ鶏ふたたび。いんげんのごまあえ。ネギとわかめの味噌汁。ああまた食べ物の話題(笑)。急須が欲しい。緑茶を飲む習慣がないのだけど、食後のくつろぎタイムにはやっぱりお茶のような気がする。タイタニックの後編をみる。白馬さんというよりカヲルくんに近い。前にTVでこれを観たときは何してたんだっけ。すっかり忘れたことだよ。
執着心の強いいたわりの心の弱い欲にまみれた人間なので、まあそれだけじゃなく学問的に興味もあって、チベット仏教の勉強をちまちましているので、日記で言及するのは遅ればせながら、というかここで言うのもどうかと思うけれど今回の一連の騒動が気になる。その筋からは日々新しい情報が入ってくるが、ニュース報道は落ち着いてきたようなのも気になる。信者ではないけれど猊下のお話も何度か聞いた身だし。
ttp://www.nikko-shugendo.com/index.shtml
久しぶりに探し当てて、ああやっぱり同じようなモノを、と思うと断絶がせつない。



2008年03月28日(金)
seravi

明太子のある朝ごはんは素敵です。最近食べ物の話ばかりですが、そうだもいっこ作れるようになりたいものがあった、それはだし巻き卵。親元を離れたのが早いせいもあるのか、自分のつくりたい簡単なものしかつくれないのです。上手にできない。
仕事がちょっとばたばたしてへたる。午前中に会議の資料をコピーすれば暇なはずだったのに! 上司の顔を立てるのもほどほどにしたい。しかしほどほどには立てて波風立たぬようにしているのに同僚に「あんなヤツの顔立てることねえぜ」と腹を立てられても気持は有難くはあるが困ってしまってワンワンなのです。
すげえ久しぶりにananを買う。「自慢できる部屋作り」。自慢したいわけじゃないが。春樹訳ティファニーと鋼の19巻。ジャンクなものが食べたくなってチキンラーメンを買って帰る。(カップでない)袋のチキンラーメンには「ふわふわ卵のもと」がついているのを、皆さんはご存じだろうか。私ははじめて知った。さぐるさんのタイタニックを見逃して長風呂。ビール1本ですっかり眠くなって茶の間で気づいたら明け方だった。
SCC(5/4)、東2ヌ3bです。とりあえず白新文庫本があります(え)。



2008年03月27日(木)
オリゼー恋敵

「存在の耐えられない軽さ」という小説があります。映画化された当時から自分の中でポイントの高い物語で、こないだはじめて小説のほうを読みました。主人公の脳外科医が、(医者なので)愛犬(カレーニンという素敵な名前)を安楽死させるシーンがあって。映画でも印象的なシーンでした。もうひとりの主人公の女性がその直前、その犬と散歩に出ていて近所のおばさんに「癌なの、もう見込ないの」と言うとき、ものすごく悲しいのを悟られるのはいけないことのように感じるところとかも。
よしもとさんのブログから「無理のない流れで自分に責任をもってむだな感情に踊らされずに淡々と受け止めては流さないと 」
むだな感情に踊らされずに、というのは冷たいというのとは違うところが、私には難しくて、難しい故になるほどと思ったり。
いやなんということもないんだが、暗示や示唆や、抗えない流れ、のようなものが世界にはあるよなあ、と時々思う。
で、明太子スパの日です。バターを入れないとぽそぽそしやすいから、ゆで汁を多めに入れて和えなくちゃダメだったと反省。橘への道は遠い。シロさんへの道も険しい。シロさんは魚もちゃんとさばくもんなあ。アジフライとか、いわしの梅煮とか、丸の魚からちゃっとやれるようになりたい。しかしそんなパスタ、明太子が高級品だったので 結局おいしかったです。



2008年03月26日(水)
お茶をどうぞ

"Hallelujah, hallelujah, hallelujah, Rosie Lea." 

兼ねてから承っていたおつかいを済ませに、暑いくらいの陽気の中をゆく。夜におつかいものを渡しがてらパブで黒ビールを飲む。「こんなこんなところをこないだ検索したので行ってみたいと思っていたんだが残念ながらちゃんと調べてこなかった」「あああそこならこっちです」添乗員の道は険しい。本場のフィッシュアンドチップスを食べてみたいと思う。英字新聞に包まれたやつにビネガーをかけて、ぶらぶら歩きながら。いつか行こう、きっと。新海誠だってあのめちゃめちゃかわいがっている愛猫を実家に預けて海外行脚をしているのだ、私にもできる、はずだ(笑)。
関西弁メッセに身悶えて笑われる。主にケツと胸板の話など。うちのDVDを送って差し上げたらいいだろうか。胸板、ご覧になりましたでしょうか。



2008年03月25日(火)
ずっと一緒さ

会社を休んで、鳥の葬儀。いつか散骨することもあるのかもしれないが、取りあえずウチは火葬してつれあるくことにしている。野辺送り、という単語が過ぎる。晴れた空に飛んでいったようだった。ありがとう。たいしたことはしてやれなかったが14年一緒にいてとても楽しかった。ねがわくば花の下にてまた会おう。
前に1羽別の鳥を亡くしたとき、可愛がっていなかったわけじゃないのに全く顧みられなかったことを思い出した。骨もわたしひとりで拾った。
明け方に亡くなって、夕方にはぜんぶ済んで骨壷ひとつになってしまった。 精進落としに回転寿司を食べに行くことにして、電車に乗った。熱燗が染みた。おいしかった。今際のきわに選択で心弱くなったときも、泣き腫らしてめちゃめちゃみっともないときも。よかった。ありがたかった。ひたすら感謝する。この件だけの感謝じゃないけど、一生返そうと思った。 グリュワインを飲んで眠った。



2008年03月24日(月)
On the Easter Monday morning for Eternal Farewell.

「あなたがそこにいてくれれば、どんなことも平気です。」

鳥が亡くなりました。
もうずっと老齢で徐々に徐々に衰えてきていた我が家の最長老。朝から特に具合が悪かったが、いろいろな履歴/経緯があった上で、病院で苦しめて最悪看取れないで逝かせるよりも、家で送ろうと、ずっと覚悟して決めていた。待っていてねと言い渡して家を出る。待っていてくれた。ご飯も食べてお水も飲んだ。持つかもしれないとちょっと期待した。ビビンバを作りたかったのだがなんとスーパーでもやしが売り切れていたのでナムルを買って帰り、コチュジャンでぴりからに炒めたひき肉と温泉卵にしそこねたゆで卵を焼肉のタレで炊いたごはんの上に乗せた。薔薇のない花屋最終回。手に乗せてもおとなしく眼をつぶる鳥を撫でて撫でて撫でる。うとうとしかけた明け方、ちょっと起きて手に乗せて、逝ってしまった。
阪神大震災の年の4月に家族になった子だから、14歳になろうという大往生だった。いつもクールビューティーで、 病気ひとつせず、お別れも言わせてくれて、ほんとうに立派な飼い鳥の鑑のような子だった。



2008年03月23日(日)
ハッピーエッグハンティング

世界のどこかに隠されたしあわせのたまご。ほんとうはここにあることをわたしだけが知っている。
晴れた春の自堕落。想像以上によく使った冬用のパジャマはそろそろすこし暑い。ベロアのベッドカバーも。リネン類を模様替えしたい。和風ひるごはん。夜はチンジャオロース。久し振りのカラオケ。快速がとまらない駅前のカラオケ屋はそれしか娯楽がないのか案外繁盛している。琴線を揺らすものは何だろう。みなさーん、元気ですかー?  おだやかにゆるやかに春の盛りがすぎてゆく。だらだらしすぎな気がしなくもないがこれはこれでものすごく 貴重なのだろうと。



2008年03月22日(土)
楽園の泉

午前中はリビングに陽がさんさんと差し込む。パンとフルーツをたべながらしゅごキャラ鑑賞。ちっちゃいのはかわいいかわいい。欲しい。
春本番の日和だ。掃除(しかし以前の家にくらべてよく掃除している。やまもとさんが同じようなことを書いていたがさもありなん。いくら私のようなナマケモノでも自分の環境を快適にする「だけ」で あればやるのだ)して、買い物に行って日中のスーパーの品揃えのよさに驚愕し(普段は会社帰りだからさみしい品揃えだ)、挽肉をこねて寝かせ、鳥たちとぽかぽか日向ぼっこをして。デート日和だなあと思わなくもないがさみしくはない。充実。
日が落ちてからハンバーグを焼く。いんげんのソテー。ほたてと大根のサラダ。とうふとわかめのお味噌汁。たふたふと暮れてゆく春の宵。パン粉のたくさん入った安価なハンバーグは、家で作った味がして懐かしかった。



2008年03月21日(金)
聖ごくうまちゃんぽんの呪文

きれいな満月。半ダースの発泡酒を下げて家路を急ぐ。
「ごくうまちゃんぽん餃子付セットを」「は?」「なんか春限定メニューのごくうまちゃんぽんというのをサイトで見たのでそれが食べたいのですが」「限定メニューですとただいまは辛味噌ちゃんぽんとなっておりますが」「……だって」「いいんじゃね」「じゃあそれ」「40分ほどお時間いただいておりますがよろしいですか」「えー」
20分くらいで来ました。サラダとねぎチャーシューかなにかをつまみつつ食す。「LOOSER」の特典映像を見る。NACSの語りと、あと顔をじっくり見られたのも興味深かった。キャンプで作っていたスープカレーが美味しそう。ほどよく酒も入って、合唱してるシーンが印象的だった。あかいとりのチョコレートをいただいた。肝心の書類を渡しそびれたことに終電間際の駅で気付く、というなかなかいいオチがついた週末であった。すまん。 でも笑った。



2008年03月20日(木)
春のランドリエ

御者日和だが南瓜の馬車は今や手元に残っておらず。悪戯で10円傷ががっつりついてしまったと耳にして心が痛む。ふたたび自前の馬車を手に入れる余裕ができるのはいつの日か。ちいさいので構わないのだけど。土砂降りの夜を黙々と抜けるのがとてもとても好きだった。晩夏の陽射し、朝焼けの帝国、まだ暗いうちのラーメン、コンビニのおでん、ナビに映る深夜番組の光。
掃除が済んでさっぱりした部屋で鳥たちとだらだらだらだらテレビ観賞。降り込められるかんじの、やさしい、いい雨。アムリタ。慈雨。月下の一群。久し振りに鳥たちとゆっくりたっぷり遊んだので嬉しそうだった。この日記は後日認めているので今だから言うことだが、この日があって良かった。みんなそれなりに元気だった。写真を撮ったのも予感だったのかもしれない。キスアンドクライって可愛い単語だと思ったりした。

春のランドリエは、雨の底。吹き付ける温風をBGMに読み続けた文庫本は、良いタイミング、つまり洗濯が終わるころにちょうど読み終わるように思われた。トリックの解答があり、犯人の独白があり、その間に洗濯機は衣類の乾燥を完了するだろう。デニムの濃紺、タオルのベージュ、下着類のグレーや黒。回転する布類は色彩に乏しい。ひとりぶんだからと溜め込んだ割には少ない量と相俟って、なによりも不在を痛感させた。埃っぽいような乾いた匂いに、シャボンの匂いが入り混じって鼻を過ぎる。雨は静かに降り続けているが雨音はここまでは届かない。工藤が立っているその場所にもいま、雨は降っているだろうか。雨で湿ったシャツをボストンに詰めて、玄関のドアを開けるだろうか。ふたりぶんの衣類をドラムに詰め込む想像は読書の時間を中断させて、予想に反して、本を読み終わる前に終了のブザーが鳴ってしまった。



2008年03月19日(水)
最後にひとつ

c/w ナイトトリッパーイェー!

tp://www.swan.cc/index.html
会社の子においしい焼き菓子をもらった。近所の方はチェックだ。
めずらしくランチに誘われたので、お菓子ももらったことだし、と小雨降る中ついていく。おろしそばとカレーのセットを食べた。蕎麦屋のカレーってなんともいえず和風の懐かしい味で好き。蕎麦屋のカレーがたべたかったのに! って駄々をこねる話って岡崎京子だったっけか。
よく働いた。



2008年03月18日(火)
死ね死ね団会計係募集中

カオスからどうにか着れそうな服を引っ張り出す。すまん。
メイド本を買いに出かけたら休みだった。がっかりして豚骨醤油大盛り(も同価格)麺硬め油少な目叉焼ご飯つき。を、午後4時に。このいい加減な食生活をどうにか改善したい。干物の骨は一生僕が小骨まで全部とってあげる。ちっちゃいハリセンを想像する。かわいい。むしろ作成してやりたい。ちっちゃいラーメン丼とか。犬との10の約束映画が話題を呼んでいるが、鳥飼いの間では昔から有名な十戒、というのが存在する。
ttp://www.tsubasa.ne.jp/jikkai.html
ケガをしていた王子。羽は半分くらい生え揃ったのに臆病さんなのでなかなかカゴから出てこようとしなくなってしまった。飛びにくくて苛々してるし、気の毒だ。
「一皿の食べものを信頼することは、すなわちそれを自分の前にさしだすひとを信頼すること。」
そこまでそうか? デパートの国のアリスは結局どうなったんだっけ?
よく誤解をされるのですが料理上手というわけでも毎日自炊してるわけでもないので、朝なんか寝惚けてると油まみれのたまごやきを作成してしまったりする。も少し腕か時間にゆとりがあればいいのだけど。
切れ切れのあれとかこれとかそれとかを、脳が劣化する前にちゃんと本にしてあげる時期なんじゃないかと思ったり思わなかったり、そろそろ寒くなくなってきたのでベッドに入って、よりはダイニングテーブルでぽつぽつやりたい。縦書きは身が引き締まる。「風の歌を聴け」も、そのようにしてキッチンで書かれたという。そうだ春樹訳「ティファニーで朝食を」を買わなくては。「村上ソングズ」もまだ読んでいない。つうか零崎曲式をどうにか(どうにかって)しなくては。
某さんがかなり昔に曰く「はじめて火村を見たときはカッコいい人だと思った」
失望、じゃなくて「なんか可愛い人だよね」と愛を込めて想われるのであれば、それはそれでいいのかもしれない。
チョモランマは遠く。



2008年03月17日(月)
ミッションM発令

ちゃーんちゃーちゃちゃーちゃっちゃっちゃっ、ちゃーらららっ、ちゃーちゃちゃ♪
今日のねた、白馬探と愉快なメイドたち。
A5を正方形にすると210×210。
ジルの爪やすりを発見した。爪がたがた。
干物は熱海だね。