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あみの秘密日記
水城あみ

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2007年12月26日(水)
俺様は幽霊 3





窓の外を見上げながら、

私はずっと考えていた。

あれは夢なのか、それとも夢じゃないのか、

5時間40分程、悩み苦しんでいたのです。





あの国松さんは、ホントの幽霊なの?

そこで、国松さんの妹である私のばぁ様の家に行き、聞いてみる事にしたのです。









あみ 「国松さんって誰だか知ってる?」

ばぁ 「私の兄ちゃんの名前だよ。」



あみ 「戦死したんでしょ?どんな人だったの?」

ばぁ 「凄いハンサムでオシャレでいつも女性にもててたね。」









やっぱり。

私が見た国松さんじゃんね。

じゃ、あれは、夢じゃなかったのカモ。




ばぁ 「あっ!そうそうあとね、ちょっと変態だったかな。」
































まさしく私が知っている国松さんじゃんね。





あみ 「変態だったの?どんな風に?」

じぃ 「ばぁさん、孫にくだらない事言うんじゃねぇよ。」







なに?

じぃ様、邪魔しないでくれる?

今から、ばぁ様が凄い事言うんだから。

黙っててくれない?

これから言うばぁ様の言葉を私は、一生の宝物にするんだからさ。










ばぁ様、邪魔者は消したから。

さぁ言ってちょうだいな。





あみ 「教えてよ、ばぁ様!!」

ばぁ 「じぃさんには、内緒だよ?」













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たいへ〜んで〜す!!

ばぁ様が、今年一番たいへ〜んなんで〜す!!

死ぬよ、死ぬカモだよ。

死ぬ何秒前?




2007年12月18日(火)
いけないメロン




朝、メロンちゃんが私を発見するなり、

そりゃもうメチャメチャドブスな顔で

私に向かって走って来るのです。







何事メロンちゃん?

私、何かした?

メロンちゃんに何か悪い事した?

何でそんなにドブスなの?(怒ってんの?)







まさか、この前のいたずらがもうバレた?

いや、それはないハズ。

完璧に指紋も消したし、真犯人も作り上げたし。







じゃ、一体なに?









メロン 「私さ、えへへ。」

あみ 「なに?笑ってんの?」




メロン 「私さ、笑っちゃうんだけどあははぁ〜!!」

あみ 「なに?」




メロン 「私さ、小4の頃からさ、えへへ。

     エロイ事ばかり考えてんだぁ〜あははぁ〜〜!!!」




























メロンちゃん、どーかしたの?

いきなり、エロイって何事?

馬鹿じゃないの?

って馬鹿だよ。

数学のテスト6点が机の上に出しっぱなしになってるよ。(隠せって。)







朝、日本人が一番最初に言う言葉と言えば。。。

おはよう!か、あんにょはせよ!だし。


何、エロイって?

私がエロ話大っ嫌いなの知ってるくせに。

聞いただけで、口から泡を出すって知ってるくせに。

朝っぱらから、嫌がらせ?

ホント、気分最悪だよ。













あみ 「エロイ事って、どんな事?」

メロン 「あのね、カップルを見ると、あのふたりベッドでどんな顔してチョメってんのかなぁ〜とかさ、

     ヤギみたいな顔の女のくせに、彼氏いんのかぁ〜。。。

     彼氏も似たような顔でくだらない顔してんなぁ〜。きっとこのくだらない顔で

     感じてんだぁ〜。とかさ、数学の先生は、いつも怒ってるくせに家に帰ったら奥さんと

     チョメまくりのあれまくりで乱れまくりの狂いまくりで感じまくって

     子供つくってんだなぁ〜と想像すると、超・笑いが止まんねぇ〜のよ。」



あみ 「もしかして、今もそんな事考えてんの?」

メロン 「うん、しょっちゅー。」












ちょっと、聞きました?

旦那様!?

ついにこんな日が来ましたよ。

こんな近くに変態がいたなんてどびっくりじゃないですか?







それが、あのこぶたメロンだなんて、

誰が信じると思います?

だってメロンは、デブでブスでバカでエロなんですよ、

気持ちが悪いにも程があるじゃないですか。

4点セットだもの。







あみ 「じゃ、二階堂君の事も想像したりしてんの?」

メロン 「うん、エンドレス的に。」












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ちょっと、普通にがっかりした。

普通過ぎてがっかりした。

ただの毛好きなブスバカエロコブタだったなんて。。。

ねぇ?そう思いませんでした!?




2007年12月10日(月)
夜に抱かれて




朝、東方神起のジェジュンの事を考え狂いながら教室に入ると、

祐太が私以上に何か考え狂っている様子。




あみ 「祐太、おはよう!!何考えてんの?」

祐太 「あっ!おはよう!!ちょっと考え事してた。」



あみ 「何考えてたの?」

祐太 「ねぇ、僕だけかなぁ?

    こんな事しちゃうの僕だけかなぁ?」






だから、何を考えてんのかさっきから聞いてんじゃん?

気が付いてないみたいだけど、もう2回も聞いてんじゃん?

言いなはれ。

あんさんが思っている事すべてを、私に言いなはれ。







あみ 「早く言いなよ。」

祐太 「あのね昨日の夜、もうすぐ試験だから勉強してたの。

    そしたら、お母さんが突然僕の部屋に入って来て勉強しろって怒るんだよ。

    してんのに。」




あみ 「勉強してんのに怒るの?」

祐太 「そーなの、してんのに怒るんだよ。」



あみ 「何でだろ?してんのにね。」

祐太 「そんでさ何で昨日の夜、お母さんが僕に勉強しろって

    怒ったのか、さっき分かったんだ。」






















さっきまであんなに考え狂ってたくせに、もう分かっちゃったの?(いつ分かったの?)

あみ 「何でだったの?」







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あみ 「じゃ、ホントは勉強してないの?」

祐太 「うん。」



あみ 「だけど、何か、覚えてるんじゃないの?」

祐太 「何も覚えてないよ。」




あみ 「少しも?」

祐太「だってさ、勉強してたのは夢の中の僕であって、現実の僕は、

   してないんだから、何も覚えてなかったんだよ。」

   (さっき、教科書を見て分かったみたい、してないという現実を)
















そりゃもう、大変だね。

だけど、落ち込む事ないから。

探せば祐太みたいな馬鹿者は他にもいるから。

多分、クラスに5、6人はいるから。(仲間はきっと見つかる。)




2007年12月03日(月)
ドキドキがとまらない

 


この頃、毎週日曜日の深夜には、

必ず二階堂君からメールが来るのです。







二階堂 「水城、もう寝たか?」








月曜日の朝、起きると必ずこのようなメールが来ているので、

朝、学校で二階堂君に会うと必ずこう答えているのです。






あみ 「あの時間はいつも眠ってるよ、爆睡中だよ。」

二階堂 「そっか、あの時間はいつも眠ってるのか。」





あみ 「私、10時か11時には、寝ちゃうから。」

二階堂 「10時か11時に寝るの?早くねぇ?」






あみ 「だけど、6時に起きるから普通でしょ?」

二階堂 「6時に起きるのかよ?

     そんなに早く起きて何してんの?」






あみ 「色々やる事があるの。」

二階堂 「色々って何?







ちょっと、ねほりはほり聞き過ぎじゃない?

ホントしつこいよ。

乙女が朝、やる事と言えばアレに決まってんじゃんねぇ?

さっしろつーの。









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まぁ、何を言ったって私の自由だから

嘘を言ってしまおうかっなぁ〜。。。。





あみ 「朝、起きたらドイツ語とフランス語の勉強してるの。

    だけど、まだ全然へたっぴだからみんなには内緒ね!?」


二階堂 「マジ?実は俺もドイツ語とフランス語勉強してるんだぜ。

     今度一緒に勉強しない?みんなには内緒で!?」


























二階堂君、何か企んでる?

私に、何かしようと考えてる?



やめてよ!

マジ、やめてよ!



私には大澤君がいるんだから。

私の身体に触れられるのは、大澤君だけなんだから。



























じりじりと、エロチックな予感がしてならない。

あ〜〜!!困る、マジ困る。

私のエロスなフェロモンがいけないんだ。

二階堂君の心をこんなにも乱し狂わせてしまうなんて。

今年一番の勇気をだして、ごめんなさい。

ホント、ごめんなさい。(はぁはぁ)