窓の外を見上げながら、
私はずっと考えていた。
あれは夢なのか、それとも夢じゃないのか、
5時間40分程、悩み苦しんでいたのです。
あの国松さんは、ホントの幽霊なの?
そこで、国松さんの妹である私のばぁ様の家に行き、聞いてみる事にしたのです。
あみ 「国松さんって誰だか知ってる?」
ばぁ 「私の兄ちゃんの名前だよ。」
あみ 「戦死したんでしょ?どんな人だったの?」
ばぁ 「凄いハンサムでオシャレでいつも女性にもててたね。」
やっぱり。
私が見た国松さんじゃんね。
じゃ、あれは、夢じゃなかったのカモ。
ばぁ 「あっ!そうそうあとね、ちょっと変態だったかな。」
まさしく私が知っている国松さんじゃんね。
あみ 「変態だったの?どんな風に?」
じぃ 「ばぁさん、孫にくだらない事言うんじゃねぇよ。」
なに?
じぃ様、邪魔しないでくれる?
今から、ばぁ様が凄い事言うんだから。
黙っててくれない?
これから言うばぁ様の言葉を私は、一生の宝物にするんだからさ。
ばぁ様、邪魔者は消したから。
さぁ言ってちょうだいな。
あみ 「教えてよ、ばぁ様!!」
ばぁ 「じぃさんには、内緒だよ?」
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