すっかり冬みたいな 寒い午後。
私達は、今日の放課後の 大事な計画について、検討中だった。
ところがそこに 緑川亀子が、堂々と入って来たのだ。
亀子 「あみ先輩!! 放課後 暇ですか!?」
あみ 「暇じゃないよ。」
亀子 「じゃ、忙しいですか!?」
あみ 「うん。」
亀子 「じゃ、ダメですね。」
あみ 「何がダメなの?」
亀子 「いや、いいんですダメなら。」
あみ 「だから、何が?」
なんなの?
もったいぶって。
だけど、ろくでもない話しに 決まってますよ。
だって、亀子なんですから。
亀子の話しに、素晴らしい話しなんてありませんから。
あみ 「亀子、バイバイ。」
亀子 「じゃ、一言だけ 言ってもいいですか?」
あみ 「なに?」
亀子 「昨日の夜、兄に 犯されました。」
Σ(〃゜ o ゜〃) はい?
あみ 「亀子のお母さんが 再婚した、義理のお父さんの 息子に、 犯されちゃったって事?」
亀子 「はい。」
こりゃ大変な 出来事じゃないですか。
犯されたって事は、犯されたって事じゃないですか。
亀子の方が、犯したんじゃないって事ですよ。
つまり、どゆ事かと言うと、あの亀子が 義理のお兄さんに
やられちゃったって事なんですよ、あれを。
なんたって亀子はまだ、中2の14歳なんですよ。
心に傷が 残っちゃったって事ですよ。
だから、心配するじゃないですか。
そりゃもう慌てて 心配するじゃないですか。
一応先輩として、心のケアーをしてあげないといけない訳だし。
あみ 「亀子、大丈夫?」
亀子 「何がですか?」
あみ 「だって、大変だったでしょ!?」
亀子 「別に、大変じゃないですよ。 ただ、兄のアレが 私のアソコに、入ったって事だけで 何も変わってませんけど。」
あみ 「何も変わってないの?」
亀子 「はい。」
|