吹奏楽部の 顧問の先生が、転任されたので
新しい先生が、やって来たのです。
名前は、森田京介 22歳。
芸能人で言うと、ロバートの ばばっち。
めちゃめちゃ 弱わそう。
目は、いやらしそうな トカゲ目野郎。
自分で 切ってんじゃないって 思うくらい
無造作な ヘアスタイル。
簡単に言うと、ゲロピー男。
ニックネームは、当然 タモさん。
そんなタモさんが、慌てふためいているのです。
めちゃんこ 取り乱し 狂ってるじゃないですか。
タモ 「僕のジャージ 知らないか、みんな達!!」
みんな達!? (゜□゜*)
みんな達とは、何か!?
先生が、みんな達と言うので、きっと立派な 意味があるのです。
私は、自分なりに 一生懸命考えました。
みんなとみんな達の違いは、一体全体 何なのか。
先生を、知るために 心を乱し 狂ってみたのです。
これ以上ないほど、かき乱して みたのです。
だけど、何もつかめない。
そんな自分が くやしくて
タモさんを ちらっと 見たのです。
鼻くそ ほじくってんぢゃんよ!!
ただ ほじくってるんじゃ ないのです。
目を うるませながら ほじくちゃってるじゃないですか。
荒い息遣い。
学校では、考えられない
先生の、この状態は まさしく。。。。
タモ 「あぁぁぁ〜〜〜!!!
あった!!
この汚れ具合い! この臭い!!
このゴムの伸び加減!!
まさしく ジャスコで買った 1,050円の
僕のジャージ!!
スッパー スッパー!!
たまんねぇ〜 この臭い!!
くっせぇ〜! たまんねぇ〜!!」
この 虚しさは、何だろう。
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