昨日は、帰るのが ちょっとって言うか、だいぶ遅く
なってしまったので、姉・理子と ある駅から
タクシーに乗ったのです。
運転手 「何処まで?」
あみ 「○○○まで、お願いします。」
運転手 「えっ!? ○○○? 何処そこ?」
何処そこ!?
タクシードライバーのくせに ○○○を 知らないなんて
あり得ませんよ。
理子 「じゃ ○○は、知ってますか?」
運転手 「知らない、」
あみ 「じゃ △△は、知ってますか?」
運転手 「知らない。」
なんだとーー!!
キサマーー!!
歯を 歯を 食いしばれ!!
あみ 「これ タクシーですよね!?」
運転手 「そうなんだけど お客さん 乗せるの 今日が 初めてなのよ。」
今日が 初めて!?
あみ 「じゃ 私が、道を教えますので その通り 走って下さい。」
運転手 「はい!」
今日が、初めてかぁ〜!!
じゃ 新入社員って事ですよね。
なら 道を知らなくても しょうがないですよ。
最初は、みんな 何も知らないんですから。
あみ 「あっ! あそこに 酔っ払いみたいな おじさんが 立ってるでしょ!? そこを右折して下さい。」
運転手 「えっ!? 何処? 何処? 何処に酔っ払いみたいな おじさんが、立ってるの?」
あみ 「あっ! 過ぎちゃった!!」
まぁ しょうがないっかぁ〜 初めてなんですから。
理子 「あっ! あそこに、化け物みたいな おばさんが、猫を 抱っこしてるでしょ!? そこを 左折して下さい。」
運転手 「えっ!? 何処に 化け物が? あっ! あのおばさんね。 だけど 猫なんか 抱っこしてないよ。」
理子 「あっ! 過ぎちゃった!!」
まぁ まぁ しょうがないっかぁ〜 初めてなんですから。
2度くらいの ミスは、許しますよ。 初めてなんですから。
しかし、3度目からは 許せない。
そんな気が していました。
あみ 「あの仙人みたいな おじぃさんが、立っている所を左折して すぐ右折です。」
運転手 「仙人!? あのおじぃさんの事? 仙人と言うより こじきじゃないの?
あれ? 左折して どっちだっけ?」
バッカ も〜〜ん!!
いくらなんでも バッカじゃないですか。
タクシードライバーじゃなくても できる事ですよ。
普通なら、15分で着くはずなのに 40分もかかっちゃいましたよ。
料金メーターを見たら、なんと3,640円になってるじゃないですか。
そんな 大金もってないも〜〜ん!!
あみ 「ねぇ 3,640円だってぇ〜 私 もってないよ。」
理子 「私も ないよ。」
あみ 「いつもなら 1,500円だよね!?」
理子 「そうだよね 1,500円だよね。」
あみ 「誰が、いけないの?」
運転手 「俺だよ! 俺!!」
あみ 「運転手さんが、いけないの?」
運転手 「そう 俺がいけないのよ。」
理子 「じゃ いつもの通り 1,500円でいいの?」
運転手 「いいよ! そのかわり 会社には、言わないでね!?」
理子・あみ 「うん! 秘密ね。」
やっぱさ おとなしく黙ってたら3,640円 払わされてた気がするんだよね。
やっぱさ 相手の弱味をにぎるって 大事だよね物語。
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