昨夜、後輩の緑川亀子の彼から こんなメールが来たんです。
「僕は、緑川亀子と別れたい。 亀子といると僕が僕じゃなくなる。 僕を助けて!! 壊れてゆくー 僕を助けて!!
僕は、1年2組の春彦といいます。
明日 駅前のミスドの 横っちょで待ってます。
ちなみに僕は、NEWSの山ぴーに似ています。
(゜□゜*) 山ぴー!?
当然 理沙と行きました。
しかし、ミスドの横っちょに山ぴーなんて 何処にもいないのです。
騙されたと思って帰ろうとした時、必死にこっちに 向かって
走って来る ちんちくりんな男子がいたのです。
その男子は、私の前で止まり 満面の笑顔でこう言いました。
「待たせちゃってごめんなさい 僕 春彦です。」
(゜□゜*) 何だとーっ!!
NEWSの山ぴーだと言うから 来たのににょ〜!!
騙されちゃったよ。
NEWSの山ぴーじゃないぢゃんよ。
松平健ぢゃんよ。
理沙とぽっか〜んとしていると この松平がこんな事を ぬかすんです。
「あんまり僕を 見つめないで下さいよ 照れるじゃないですか。」
見つめてませんよ。
冗談じゃないよ。
山ぴーじゃなくて 松ピーぢゃん。
まるで 小学生の松平健ぢゃん。
私の頭の中は、ずっと去年の紅白歌合戦の松平健がマツケンサンバを
歌って踊っているんです。
この松ピーに マツケンサンバを歌って踊らせたら でったいに
松平健だと思ったら笑いが止まらなかった。
松ぴーは、松ぴーに似合わない とってもおしれな
カフェに 連れってくれました。
席に着いた途端、回りの人が笑ってるのです。
松ぴーを見るなり小さな声で「あの子 松平健に似てない?
似てるよねぇ〜? あははは〜〜!!」
な〜んて声が 聞こえるのです。
なのに。。。
松ぴーだけは、そんな声が聞こえないのです。
松ぴ 「あははは〜〜!!」
あみ 「どうしたの?」
松ぴ 「いや〜参ったなぁ〜!!」
理沙 「何よ?」
松ぴ 「いや〜 さっきから似てる似てるって 声が聞こえるでしょ? そんなに山ぴーに似てるかなぁ〜 と思って。。。」
(゜□゜*) 山ぴー?
何を ほざきやがるの? 松ぴー!!
さっきから、山ピーに似てるって誰が言ってるのよ?
松平だよ。
マツケンサンバの 松平健って言ってるぢゃん。
あみ 「ねぇ 山ぴーに似てないよ。」
松ぴ 「うっそ!!」
理沙 「全く似てないよ。」
松ぴ 「うっそ!!」
理沙 「ねぇ マツケンサンバ踊ってよ。」
松ぴ 「踊れません。」
あみ・理沙 「うそ!!」
松ぴ 「ホント!!」
松平健に似てるクセに マツケンサンバが踊れないって どゆ事?
それとも 恥ずかしいの?
あみ 「相談って何?」
松ぴ 「亀子の事なんですけど 僕 別れたいんです。」
あみ 「何で私に言うの? 松ぴーと亀子の問題でしょ?」
松ぴ 「そりゃそうなんだけど。。。 僕 どうしたらいいか 解らないんです。」
あみ 「別れたいなら 亀子に直接言って 別れなさいよ。」
松ぴ 「出来ません。」
あみ 「亀子が怖いの?」
松ぴ 「怖いです。」
理沙 「何で別れたいの?」
松ぴ 「だって ブスのクセにえばるから。。。」
あみ 「ブスは、えばっちゃいけないの?」
松ぴ 「ダメです。 許せません。」
あみ 「じゃ ブスでも えばらなきゃいいの?」
松ぴ 「いや ブスもダメです。」
理沙 「何ぬかしてんの? 亀子は、最初からブスじゃん。 知ってて付き合ってたクセに 松ぴーは、やること やっちゃったもんだから 亀子を捨てる気だね!?」
松ぴ 「誤解です。 僕は、亀子に男の子の大事な物を 無理矢理 奪われちゃったんですよ。」
(゜□゜*) 何ですと!!
あみ 「男の子の大事な物って何?
松ぴ 「ファーストキスです。」
(゜□゜*) ファーストキス!!
理沙 「亀子の方からなの?」
松ぴ 「もちろんですよ。 亀子は、ケダモノですよ。 このままでは、僕の身体が危ないですよ。」
あみ 「亀子に 襲われちゃうの?」
松ぴ 「もう 逃げられない 予感がするんです。 今度会ったら絶対に僕の身体を 求めてくるのに 違いありません。」
理沙 「亀子に あげちゃえば?」
松ぴ 「ダメです。 愛のない そのような関係は 不潔じゃないですか。」
あみ 「松ぴーはさぁ 男の子なんだから 本気だしたら 亀子より強いと思うよ。
松ぴ 「ダメです。この前 腕相撲したら 負けちゃいました。」
理沙 「じゃさぁ〜 亀子に他の男の子を紹介したら?」
松ぴ 「ダメです。紹介しようと思って、友達に言ったら 全員に断られました。」
あみ 「じゃさぁ〜 無視しちゃえば?
松ぴ 「ダメです。 この前 無視したら3発 殴られて 1本さし歯が抜けちゃったんです。」
理沙 「何よ。 殴られたら殴り返しなさいよ。」
松ぴ 「ダメです。ちょっとぶったらグーで何倍かにして 返して来るんです。」
あみ 「だったら その倍殴ったら?」
松ぴ 「ダメです。亀子は、ボクシング習ってるんです 力は、亀子の方が上です。」
理沙 「じゃ 松ぴーは、空手を習ったら?」
松ぴ 「ダメです。僕 体が弱いので 医者に止められてるんです。」
松ぴーは、死ぬまで亀子と別れられません。
せつないバラードが 聞こえる。
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