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あみの秘密日記
水城あみ

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2006年04月02日(日)
高校生になれないカモ。




そんなある朝。

私は、重大な事に気付いたのでした。




高校の宿題がまだ全部終ってないよ。

終っていないのにも程があるよ。

正確に言うと、難しくって解らない。

もっと正確に言うと、まだ習っていない気がする。




そこで私は、友達に宿題をちゃっかり写させてもらおうと考えたのです。



あみ  「美華子、宿題やった?」

美華子 「まだ、やってないよ。」


あみ  「たね子、宿題やった?」

たね子 「まだ全然、やってないよ。」





何でやってないの?

もうスグで、入学式ぢゃんよ。

何やってんだって話じゃないですか。

マジ・気が重いよ。





こーなったら、大澤君に教えてもらうしかない。

だけど、馬鹿だと思われたら 生きていけない。

きっと、嫌われてしまう。

だから、二階堂君に聞いてみたのです。





あみ  「二階堂君、宿題やった?」

二階堂 「やったよ。」



























二階堂君の事、見直したよ。

もう高校の宿題をやっちゃったなんて、なんて大物なの!?

教えてもらうと言うよりも、

ちゃっかりと写したい気持ちで いっぱいなんですけど。






写させてと言ったら、二階堂君は何て言うだろ?

『あれ?水城って馬鹿だったんだ。』とか

『えぇ〜!!やだよ。』とか言われるかもしれない。

だから、ちょっと遠回しにこう言ってみた。






あみ  「宿題無くしちゃったから、問題写させてくれない?」

二階堂 「何だって!?探したのか?」




あみ  「うん、探し狂ってみたけど、みつからないの。だから貸して?」

二階堂 「じゃ、俺が探してやるよ。」








はい?

馬鹿を言ってんじゃありませんよ。

そんな事させっかよ。

死んでもさせっかよ。




二階堂君は、大人しく宿題を見せてくれさえすればいいんですよ。

余計な考えをもっちゃダメですよ。





あみ  「悪いからいいよ。」

二階堂 「俺に遠慮は、いらねぇ〜よ。俺に任せろよ、必ず探してやるから。」



あみ  「だけど、ウチ広いし 大変だからいいよ。」

二階堂 「何よ、俺に遠慮してんの?大丈夫だって俺こう見えても探し名人なんだぜ。」





いつから探し名人になったんだよ?

知らなかったよ。

それよか、早く宿題を見せてくださいよ。







あみ  「ねぇ、明日デートしようよ。」

二階堂 「なに、いいの?」







あみ  「うん、その代わり必ず宿題持って来てよ?
      二階堂君は来なくてもいいから、宿題は絶対に持って来てよ?」

二階堂 「えっ!?」





あみ  「だから、宿題は命がけで持って来てよって事。
      絶対絶対ぜぇ〜たいに、忘れないで持って来てよ?」

二階堂 「おぉー!解ったよ、じゃ明日な!!」









疲れた。

マジ・疲れた。

だけどこれだけ石橋を叩きまくったのですから、二階堂君は明日 必ず宿題を持って来るハズ。














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失神。








あら?

立てない。