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あみの秘密日記
水城あみ

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2006年03月10日(金)
卒業。




頭の上は、暗い灰色の空。

朝から、寒い雨が降っている。

今日は、卒業式。





どいつもこいつも、泣いているんですよ。

鼻を真っ赤っかにして、泣きじゃくっているんですよ。

見事なまでに、泣きじゃくってる人だらけ。





驚いた事に、あの亀子や虫子までが 泣きじゃくってるじゃないですか。

これじゃ私も、泣かなくっちゃいけない?

笑っていたら、怒る?






だけど、あんな顔を見せつけられたら、泣けないよ。

私も泣いたら、あんな顔になるのかと思ったら、

どーしても泣く勇気がないのですよ。

だって、お母さん達が 見境なく、写真を撮りまくってるんだもん。









写真って、一生残るものじゃないですか。

あんな顔を、撮られたらすぐに破り捨てたくなるじゃないですか。






だから私は、考えました。

考え狂い乱れました。

そして、解ったのです。

これしかないのです。






ちょい泣き。






ちょびっと泣くフリをしたかと思いきや、ちょい微笑がえしをするのです。

この繰り返しで OKですよ。

どっから、かかってこられたって これでもう安心。





奈々 「あみ、箱崎さん 見てみなよ。」

あみ 「どーしたの?」

理沙 「常々、ブスだと思ってたけど、
     今日の箱崎さんは、一段とブスに 拍車がかかってんだよ。」











どっぱ〜〜ん!!!







ブスどころの 騒ぎじゃないじゃないのよ。

ブスの領域を、はるかに超えちゃってるよ。






ブスの中のブス。

ブス以上普通未満。

そりゃもう大物ブス。





箱崎 「あみ、私達ずっと友達でいようね!?」 ウェーン。






えぇ!?






やだよ。

もう二度と会いたくないよ。

もし何処かで、私を見かけても、どーぞお声なんてかけないでくださいね。

お約束よ?お約束よ?





箱崎 「ねぇ、メルアド教えて?」








えぇ!?






やだよ。

絶対にやだよ。


まるでこれから、箱崎さんと私が友達になるみたいぢゃんよ。






箱崎 「ねぇちょっと、なに黙ってんのよ。」






緊張して、何故か上手く話せないんだよ。

だけど私、今年一番の勇気を出して言いますわ。

今日で最後ですもの、私言いますわ。





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やっと言えた。