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あみの秘密日記
水城あみ

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2006年02月16日(木)
彼と彼女の事情。




大澤君とアイスクリーム屋さんで当然アイスクリームを食べていたのです。

私達の隣にもカップルが、当然のようにアイスクリームを食べていたのですが

そのカップルの彼氏と彼女がみごとに長州小力なんです。





身長が低くてデブのところまでそっくり。

おそろいのマフラーと帽子をかぶってやがる。

しかも色が、オレンジ色だよ。




そんな小力の彼が、小力の彼女にこう言うのです。


彼  「もう、これで最後な?」

彼女 「なにが?」




彼  「このアイス食ったら、別れんべ?」

彼女 「なんで?」






彼  「解んねぇ?お前とは、これで終わりにして〜の。」

彼女 「なんで?」



彼  「お前バカぢゃん。俺バカ嫌いなんだよ。」

彼女 「なに言ってんの?私よりあんたの方がバカぢゃん。」





彼  「俺はバカじゃねぇ〜よ。お前よりバカじゃねぇ〜よ。」

彼女 「じゃ問題だすから、答えてみ?」




彼  「おーいいよ、正解だったら別れような?」

彼女 「うん、いいよ。今の千円札は誰?」




彼  「夏目漱石だべ?」

彼女 「ブブー!! 野口英世だよ。」




彼 「マジ?
   いつからだよ?俺が持ってるのは全部夏目漱石だぜ。
   野口英世って誰だよ?知らねぇ〜もんよ。これなしな?

   この問題は、認めねぇ〜よ。もっとちゃんとした
   ひっかけ問題じゃないやつを出せよ。」








どこが、ひっかけ問題なの?

野口英世を知らないなんて、

この小力の彼は、中学で何を勉強してきたんだって話じゃないですか。

担任は、何て名前なのかって話じゃないですか。

もう一度、野口英世物語を大きな声で音読しろって話しですよ。









彼女 「じゃ、アメリカの首都は何処だ?」

彼  「なによ?こんな簡単な問題でいいの?
     俺、正解言っちゃうよ?俺と別れちゃう事になっちゃうよ?
     ホントにこの問題でいいんだな?」







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彼女 「ブブー!!ワシントンだよ。」

彼  「マジ?俺と別れたくねぇから嘘ついてんじゃねぇ〜の?
     確か、武蔵小杉の小学校ではニューヨークって習ったぜ。
     俺はずっと今まで、ニューヨークだと思ってたもんよ。

     信じねぇ〜から、そんなの絶対信じねぇ〜から。」




彼女 「これから、色々教えてあげる。」

彼  「お前、勉強したな?勉強したな?卑怯だぞ!!」




彼女 「ねぇ、家くる?」

彼  「えっ?うん。」








つー事は、別れないの? チッ。