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あみの秘密日記
水城あみ

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2006年02月11日(土)
冬の夜。




いつの間にか空は すっかり夜の色に 染まっていた。

街のネオンがますます輝きを増して 浮き上がって見える。





こんな日はきっと、私の後ろにゲロスみたいな大きな男がいるんですよ。

きっと、笑ってるんです。




気持ち悪いけど、一応チラッと後ろを見ました。






ギョッ!!

いた。

やっぱり、いた。

解っていても、驚いてしまうんです。





だって私のすぐ後ろに183cmくらいの どでかい男ゲロスがいるんだもんよ。

そんで、笑ってるもんよ。





何をどーしたら、いいのか解らない。

そもそもゲロスって誰だっけ?






このままの状態では いけないと思うのです。

怖いけど、話し合いで 解決する方法を考えました。


お金で解決する事も 考えているのです。

なんなら、約束手形を渡したっていいんだ。

二千円くらいなら、持ってるし。




あみ 「あの〜 何ですか?」

ゲロス 「今日も、可愛いなぁ〜」 ニタッ。




あぁぁぁぁ〜〜ダメだぁ〜キモくて話しが続かないよ。

何だかお金で解決するのも 止めたい心でいっぱいになってきたよ。

だって良く考えたら、私の方が貰いたいじゃないですか。

被害者は、この私だし。

何で私が、ゲロスにお金を払わなくっちゃいけないのかって 話になるじゃないですか。





だけど、このままではいけないのです。

逃げてばかりじゃ、何も解決しませんから。




あみ 「あんの〜〜!!私に何か話しでもあるんですか?」

ゲロス 「昨日、たこ焼きの50円引券落としただろ?」



あみ 「はい、確かに。」

ゲロス 「これ、拾ったから。」



あぁぁぁぁ〜〜〜これ私のぢゃん!!ずっと探してたヤツぢゃん!!!!!






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あみ 「あっ!あそこかぁ〜!!あそこに落としたのかぁ〜!ありがとう!!」

ゲロズ 「もう、落とすなよ。これやるよ。」



あみ 「なになに?えぇ〜こんなにくれるの?いいの?
     これ100円引券ぢゃん、10枚もあるけどいいの?」

ゲロス 「いいよ。」

あみ 「ラッキー!! ありがとう!!」






あっ!!!!!









何か、仲良しになっちゃってる雰囲気がやんわりとしてる。




危ない危ない危ない。

危険な風を感じた瞬間 目が覚めたよ。



危うくお友達になるところだった。

しかし、割引券はゴチ。