米沢兄が、泣いているんです。
教室の片隅で。
デブちんのクセに 生意気なんです。
全く キモ悪い声を出して 泣いてるじゃないですか。
あみ 「どうしたの? 泣いてるの??」
米沢 「お〜いぉぃぉぃ!!! お〜いぉぃぉぃ!!!
か、家庭科の時間にさぁ 人参切ろうと思ったら 宮本がずっと切ってんだよ、次 切らせてって言った のに 最後まで俺に切らせて くれなかったんだ。
あいつゼッテー 許さねぇ〜 ひっくひっく。」
あみ 「そんなコトで 泣いてたの? マジ???」
米沢 「ち、ちっげ〜よ まだ続きがあるんだ 消しゴム 貸してやったのに あいつ消しゴムに バカって 書きやがったんだ! なぁ!?ひどい話しだろ?」
なんですと!? Σ( ̄ロ ̄|||)???
くっだらねぇ〜じゃんかよ。
あんたケツの青い ガキンチョかよ。
あみ 「そんなコトで いちいち泣いて どうするの!? たいしたコトじゃない じゃない。
デブ・ノロマ・トンマって バカにされた訳じゃないじゃない。 元気 出しなさいよ。」
米沢 「そ、そりゃそうだけど、俺どうしても人参 切りたかったんだよ。ずっとピーマン 切ってたんだぜ 手が くせーよー!!」
な、何を ほざいてくれちゃって 泣いているんですか!?
もう、さっさと 天に召されてしまえぇ〜 でございます。
こうなったら、どっかの 山奥のお寺かなんかへ 連れて行き
滝にでも 打たれて修行すべきなんです。
米沢兄の ホントの姿を自分自身の目で 確かめるべきなんです。
朝4時に起き 水に打たれ お寺の掃除をし、お経を読み
座禅を組み、そんでもっておまけに 断食をしたら、きっと
立派な男に 変身できるはずなんです。
あみ 「ねぇ 男らしくなるために どっかのお寺で 修行したら?」
米沢 「えぇ〜!!やだよぉ〜!!」
あみ 「何で!?」
米沢 「だって 朝めしは、コシヒカリ食えねぇだろ!? 朝は、コシヒカリって決めてんだ! 間違っても 秋田こまち なんか食ったら 腹くだすしな。」
冗談 言ってるの?
いや 冗談なんかじゃない。
米沢兄が 冗談言える頭を 持っているはずがない。
水城あみ 13歳 限界ギリギリ マジショック!!
すってんコロリン。 Σ(_□_;)ii
|