顔がデカく、ブスでデブな女に 告られたら
あなたなら どうしますか?
しかもその女が、とても ガッツな女だったら。
逃げ切る自信が ありますか?
ガッツな女は、とても一途である。
そして、純なのである。
さらに困った事に、大勘違い乙女なのだ。
自分は、ちょっと美しいカモなんて勘違いしている。
こんな女が存在している事が、とても許せない女がいるのです。
どんなに汚い手を使ってでも、目を覚ましてやらないと大変な
事になると、私に訴えて来た、女がいたのです。
その名は、私の超・苦手な女子、大野ことみである!!
ことみ 「ねぇねぇ 中川さんってブスだよね」
あみ 「えっ?そぅ? 解んない。」
ことみ 「ブスぢゃん!デブだしさぁ、ナニあのブタっ鼻!!」
あみ 「よしなよ!聞こえるよ!」
ことみ 「聞こえるように言ってるんだよ、中川さんブスなくせに 自分が、菅野美穂に似てると思ってるくさいの。」
あみ 「うっそー!いくらなんでも思ってないでしょ?!」
ことみ 「ううん。思ってるよ。絶対、思ってるよ。」
あみ 「何で、解るの?」
ことみ 「だってくさいモン!そんでさぁ中川さん、立見君の事 好きみたいよ」
あみ 「ふ〜ん。」
ことみ 「でね、あぁ〜いう勘違い女は、早めに目を覚ませてやんないと いけないと思うんだよね。」
あみ 「よしなよ、くだらないコト思うの。」
ことみ 「だってさぁ、中川さんって、超がつく程ブスデブぢゃん!! 立見君が、相手にする訳ないぢゃん! 中川さんの為にも 早く目を、覚まして やんないとさぁ〜」
あみ 「それって、おせっかいって言うんじゃないの?」
ことみ 「親切って言うんだよ。」
この女を、止めさせる事なんて 誰ができるのでしょうか?!
誰もいません。 絶対に。
ことみ 「ねぇねぇ中川さん。立見君の事 好きでしょ?!」
中川 「えっ?やだぁ〜 何で知ってんの?」
ことみ 「中川さんの、態度みていれば 解るって!!」
中川 「えぇ〜〜〜!! えぇ〜〜〜!!」
ことみ 「早く告らないと、誰かに、取られちゃうよ!!」
中川 「えっ?そっかなぁ〜? うぅ〜ん。。告っちゃお〜かなぁ〜! でも。。。勇気がなくて。。。」
ことみ 「勇気? 何言ってんの? 私が、ついてんぢゃん!! ぐわんばれ〜!!ねっ! ねっ!」
中川 「うん。じゃ告る!!」
ことみ心の叫び
ぎゃははははぁぁぁ〜〜〜!!!!!!!!!
砕け散れ !!!!!!!!
早く振られた 顔見せろよ!!!
類は友を呼べ!!ぎゃははははぁぁぁ〜〜〜!!!!!!!!!!
中川 「立見君!好きな女の子いる?」
立見 「えっ?あぁ〜〜!!い、いるいる!います。」
おしま〜〜い!!!
ガッカリして戻って来た中川さんに、小鼻を膨らませながら
ことみは、こう言いましたよ。
ことみ 「ちょっと!!何めげてんのよ!いつものガッツ出しなさいよ!!」
中川 「えぇ〜! だって好きな女の子いるってよ。」
ことみ 「いたから何よ?!もう一度行って来な!!」
ことみ心の叫び
あっさり振られて来るんじゃないよ!もっと食いさがれよ!
そして、みんなの前で、ど派手に振られなきゃ 面白くねぇ〜んだよ!!
中川 「立見君! 私、前からずっと立見君の事が。。。」
立見 「待った!!」
中川 「へっ?」
立見 「待ってくれ!その先は言わないでくれ!!ごめん!! これが俺の返事です。」
待ってましたとばかりに、しゃしゃり出て来ましたよ。
大野ことみ登場です。
ことみ 「ちょっと立見君!! それって、酷いんじゃないの?」
立見 「ごめん。」
ことみ 「中川さん。立見君の事が、好きなんだよ!! 中川さんがいくら、ブスでデブだからって、 ちょっと酷いんじゃないの?」
立見 「ごめん。」
ことみ「ひっどいよねぇ〜!!
ブスでデブだからってねぇ〜〜?!」
中川 「もういいよ。 大野さんって優しいね。私の味方になってくれて、 どうもありがとう!!
大野さんが、味方になってくれたお陰で勇気がでたよ。 私の魅力を、立見君に解ってもらえるまで、頑張るからさ。
そんなに興奮しないで!!
ガッツ!! ガッツ!! ガッツだぜ!!」
ことみ心の叫び
地獄に突き落とすぞ!! ( ̄" ̄;) チッ!
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