藤原のマジLOVE8%消費税日記。
藤原朝衣



 維新恋華・龍馬外伝プレイ日記3

藤原です、こんばんわ。
私の車のカーナビ。



この気の利いた音声案内とやらをオンにしてたら、「メリークリスマス。今日は12月24日、金曜日です」とカーナビなりに気づかってくれた。

…何か、より寂しくなった。



ちなみに去年のクリスマスは、クレイジーラビッツ(18禁乙女ゲー)を買うか、デスコネクション(CERO Cの乙女ゲー)を買うか悩んでたみたい。

クリスマスとは無縁の人生である。
いいんだ、私は日本人だ。神棚だってある。


さて、龍馬外伝!
私の中で、今年プレイした乙女ゲーの中で1、2を争う良ゲーです。
三国恋戦記か、龍馬外伝だな。

沖田と菜乃香が初めて出会ったのが嘉永6年(1853年)。
再会したのが安政3年(1856年)。
この間って3年しかないの…?

年齢設定がよくわからん。
どう見ても初めて会った時の沖田は声変わり前の10歳〜13歳くらいに見えたし、再会した時はもう20歳前後に見えた。

史実だと沖田が生まれた年は1842年か1844年という説だから、出会ったのが12歳くらいという計算?
それにしちゃ3年でずいぶんでかくなったな…。

でも、これを考えると納得かも。
最終章に入るころは1868年だから、再会してから12年も経ってることになる。
外見と設定年齢をイコールにしようとしたら、登場人物の外見を何度も変更しなければいけなくなる。
それは混乱する!ということでもうあのままなんだろう。

ではせめて菜乃香と沖田の年の差がどれくらいあったのかだけでも計算したい。
弘化3年で7歳の誕生日を迎えた、と記述がある。
弘化3年=1846年?
ってことは菜乃香が生まれたのは1840年あたり。

沖田より2歳〜4歳くらい年上になるのか…。納得。

2つくらい年上の女性って、幼いころ憧れる女性の年齢としても納得だし、きちんと恋愛対象になる女性の年齢としてもストライクだ。

「あいつ2コ下なんだ」と思うと、沖田に対してよくわからん余裕が出てきました。
自分より遙かに背の高い年下萌えというものをひしひしと感じる。

それにしてもいいゲームです。
私は大好きだ。
スチルもいっぱいあるし、イベント回想も整理されてて見やすいし、D3の特徴・おまけ要素のキャラクターマニアはさすが面白い。(キャラによるが)

このままではまた胸キュン乙女に登録してしまいそう…!
携帯でパケ代かかることしたくないのに!

ちなみに、龍馬とヒロインの年の差が5つもあったことに驚いた。
同じくらいかと思ってた…。
中岡と龍馬も、中岡の方が年上かと思ってたら龍馬の方が上だった。
そして河上さんですが、これはゲーム中に「あれでオレらより年上」とか記述が出てくるので驚かなかったけど、龍馬の1コ上だった。
なんか新鮮な情報だ。

高杉が意外と若いんだよな。
ヒロインの1コ上。
びっくりなのが、イギリス・アメリカ・オランダ・フランスの艦隊が下関を砲撃した時の和議交渉、あの時高杉晋作24歳だって!!!!
今だったら考えられない。
60〜70の政治家のじいさんが出番だろう。

ちなみに現在の24歳の有名人を検索してみた。
城田優、小池徹平、五十嵐隼士、あびる優、あやや、スザンヌ、山田親太郎、マナカナ。(笑)

誰一人、和議交渉なんか任せられる人材なんかいやしない。
もう(笑)をいくつ付け足しても足りない。
山田親太郎て!!!(笑)

いや時代がそうさせたんでしょうけど、それにしても高杉っていうかあの時代の人は生き急いでいるにも程がある。
若くして亡くなっているけど、生涯成したことは現代の政治家の80年に勝ってるだろう。

そろそろ高杉やりたいけど、クリアするのがもったいない!
終わらせたくない!!!
…とずっとクリア済みの人で遊んでましたが、ようやく高杉に行きます。
ウワサではバグがあるとか…慎重に進めていこう。

あの「三千世界の鴉を殺しぬしと添い寝(朝寝?)がしてみたい」って高杉晋作の作だとウワサじゃないですか。(いろいろ説はあるけど)

初めてこの言葉聞いた時、なんて色っぽいこと言う人なんだろうと感激したのを覚えてます。
そんな高杉さん楽しみ…!



もうなんか、ルート確定するとこらへんから高杉かっこよすぎなんですけどどうしたらいいっすかね。

菜乃香ちゃんが上士にぶつかってしまい、運悪くそれが父親の仇と言っていい人物で、しかも菜乃香ちゃんが小さいころから目をつけていたというロリコン変態モブ。
そんなひと悶着起きたところに助けに来てくれるって、どんだけ男前だ。

で、「あの上士が騒ぎだしたら土佐に居づらくなるだろう」俺と一緒に江戸に来い!と半ば強引に江戸へお持ち帰り。
なんたる電光石火!早技!世の草食系男子よ、よく見るがいい、2度しか会ったことのない女を土佐から江戸へ連れ帰る、これくらいの肉食行動を女は待っているのだ。
草ばかり食うでない、生肉をむしゃむしゃ貪り食え!!!!

この時点ではまだ高杉が菜乃香をどう思ってるかわからんなー。

中岡は小さいころに一目ぼれだし、沖田も幼いころ出会って一緒に海辺でお絵かきしてキャッキャッ楽しんだ想い出のお姉さんに淡い初恋→継続中って感じだし、龍馬は幼馴染という、いつから好きだったと聞いても納得してしまう最強武器所有だし、彦斎さんは女みたいな外見がコンプレックスで、それを指摘された時に「きれいで何がわるいの!」と啖呵をきった菜乃香にフォーリンラブ。
高杉はいつ恋に落ちるのか、ワクワクでした。

でも高杉、最初ものっすごい客観視してるんだよな。
菜乃香に興味があるって言っても、↑この人らがそろいもそろって惚れてるもんだから、菜乃香のどこが男を惹きつけるのか知りたい、みたいな感じだったもんな。
「顔、体、性格、どこが惹きつけるのか」とか聞かれたもんな。

攻略キャラの中で、いちばんわかりにくかったです、恋のきっかけ。
たぶん、農民たちに「背は低いが立派な方だ」とか「背は小さいが器は大きい」だとか褒められて言葉をなくしてる時に助け舟を出してくれた菜乃香にキュンキュンきたあそこだと思うんだけど、自分で書いててもそこかあ?と思う。(笑)

それからは、今まで他キャラを攻略してる時には一切見せたことのなかった、照れ顔がwwww
かわいいです。
菜乃香のおっぱいが自分の予想より大きいと確信して好感度上がったり、本当にかわいいです。
あのスチルはなんなんだ。(笑)
菜乃香の横乳のむこうから高杉が見えるあれは。(笑)
好きすぎる。

しかしそんな平和なことばかりではなく、っていうか全く持って平和とは無縁の高杉であります。
幕末の長州と言ったらそら激動の地ですから仕方ないですが、今までのキャラの誰と居るより、菜乃香の苦しそうな表情は多い気がする。

どこそこに火を放つだの、テロ行為画策あれこれだの、同意はできないけれどどこか高杉に惹かれてそばにいる菜乃香ちゃんがちょっと哀れでした。


高杉自身、”男子たるものいつ死ぬべきか”と吉田松陰に聞いたことがあるらしく、その時の答えがまぁ要するに、死んで後世に残せるものがあるならいつでも死ねばいいし、生きて大業成就できるなら生きればいい、生死がどーこーじゃなく成すべきことを成せ、というものでして。
その結果、「このままでは死ねない」とか「まだ死ねない」とかそういう言葉をよく聞きます。

志のために命をかけているということに関しては、今回の攻略キャラの中でいちばんかも。

やってることはめちゃくちゃなのに、初めて結ばれる日に初めてお互いを名前で呼び合うという、まるで交換日記から始めましょうとでも言うような高杉の順序の正しさにド肝を抜かれました。
しかもいきなりプロポーズに近かったよな…。
誰もめとるつもりはなかったとか、他の男の嫁になるのは許せないとか。
こんなにドストレートな直球剛速球、菜乃香ちゃんはしっかりキャッチャーミットに受け止めます。
その返事のやりとりがまたいいんだ!!!!!!!!!
「沈黙は承諾とみなすぞ」
「……(沈黙)」
「いい返事だ」
このやりとりが色っぽくて大好きです。
ギャ!!!!!!!となりました。

高杉さんほんと面白い人です。
なんかの会話の流れ。

「じゃあ信頼できる馬鹿と言うと誰が思い浮かびますか?」
「龍馬だな。あいつは自然体馬鹿だ」
「慎太郎は?」
「中岡か?あいつは直情馬鹿だ」
「彦斎さんは?」
「攘夷馬鹿だ」
「桂さんは」
「神経質馬鹿だ」
「総司君は?」
「馬鹿になれない馬鹿だ」

どれも結構本質をとらえてて、愛着も感じる、と菜乃香ちゃんも楽しそうです。
高杉も次々に人を○○馬鹿呼ばわりするのが楽しくなったのか、「次は誰だ」と。(笑)
「えーと、私です!」と聞いてからのラブラブっぷりがまたよかったです。


そしてそして、やってきたあの、異国連合艦隊との和議交渉!!!
ここでようやく気づく私もなんだけど、伊藤俊輔って伊藤博文のことだったんだね…。
和議交渉に同席したという一文を見て初めて気づいた。
いや、伊藤という名字からちょっと想像はしたけど、あまりにもキャラがアレだから、
まさかコレが昔の千円札の人だとは思わず。

だって、「イギリスはどんなところだったの?」と聞いたら、「とにかくすごいところっす、一言じゃ言えないの一言っす!…あれ?」とか言う子なんですよ!!!
一言で言っちゃったよ!みたいな。(笑)

そんな和議交渉の向こう側の人がアーネスト・サトウなのですね!
知らなかった。またひとつ利口になった気分。
ただのうさんくさい、「イエス、マイプリンセス!」の人じゃなかったんだね。
しかもいろいそ調べてわかったが、「サトウ」と言っても日本とは何の関係もないらしい。
スラブ民族の希少姓で、Satowというらしい。
これまた知らなかった!!!てっきり佐藤さんの血を引いているものと。(笑)
龍馬外伝では名前と声のみの登場ですが、思わぬところで遙か5の予習ができました。

和議交渉の時の高杉は素敵でした。
全ての条件に対し「認める」「わかった、認めてやろう」「別に構わん」とのんで、ただ彦島の租借に対してだけは頑として認めず、「それは話し合う必要はないな。絶対に認めんからだ」と断固拒否。
これは清国に渡って実情を見てきた高杉だからこその絶対拒否ですよね…!
軒先を貸して母屋をとられてはかなわん、とか通訳はどう訳したんだろww

後にアーネスト・サトウはその高杉の様子を「まるで魔王のように傲然だった」と書き残したそうな。
これはゲーム設定?実際の交渉はどんなだったんだろう…!!

やっぱり高杉好きです。
この交渉、高杉以外の異国に詳しくない人とか長州の目先のことしか考えられない人が任務についてたら、日本っていう国はなくなってたかもね。

彦島の租借を認めて、その分賠償金を安くしてもらっただろうと思う。
で、後々攻め入るための足場をまんまと与え、軒先かして母屋をとられる事態になってたと思う。
やっぱり私が連合艦隊側の交渉を担当してたら、彦島は欲しいと思うんだ。
戦争に勝って条件を提示する立場なら、領地よこせは当然の要求だと思うんだ。
それをつっぱねた高杉はすごいと思う。

歴史的には奇兵隊を作ったとか、どうにも意見のまとまらない長州藩を倒幕に向けて統一したりとかいろいろあるけど、私はこの交渉の任務に当たったことがいちばん大きな意味のあることだったんじゃないかとちょろっと思ったりしている。
2番目は、坂本竜馬に拳銃プレゼントしたことかなとか思ってる。(笑)


んで、ゲームを進めていくと、史実と同様高杉に病魔の影が。
あのひざまくらのイベントで思わずホロリときてしまったな…。
泣いた。
船の名前にオテントサマとつけた時は「ネーミングセンスwww」と思いましたが、それが高杉から見た菜乃香の印象と聞いて好感度が大アップ。
そういや貿易関係の書類を仕事でよく見るが、船の名前って女の名前が多いよな。カリナだのセリナだの。
そのオテントサマという言葉がここでも出てきて、ホロリ。

もうそっからは、ずるいよね!!病気ネタはずるいと思う!!!
泣き通しでした。
えらい泣いた…。
周りの人もみんないい人過ぎる。
こんないい人たちと出会った今までの高杉の軌跡を思うとまた目から汁が…!

高杉が自分の人生を振り返る言葉も全て素敵です。
面白くもない世の中を少しは面白く出来たと思う、か。
だから自分の人生でしてきたことの後悔はない、と言うのですが、それに対して中岡が「後悔はしてきたことじゃなくて出来なかったことにするんだぜ」とか珍しくかっこいいことを言いました。
ほんといいヤツだなお前。

そして、できなかったことについて考える高杉。
ここでの告白でもまた泣いた。
これほど熱い告白があるだろうか。
ぱっと咲いてぱっと散る美しさみたいなもんなんだろうか、死を前にした男からこれほど強い想いを口にされたらそりゃ私は号泣しますY!
がっちり受け止める菜乃香はいい女だぜ。

それまで志のために成すべきことを成そうと奔走していたころとは違って、療養生活に入ってからの高杉との生活は、いい夫婦って感じ。
それが悲しくもあり、嬉しくもあり、みたいなのがまた切ないです。

お祝いのメンツに総司がいないのはまぁ仕方ないとして、彦斎さんがいなかったのは…ちょうどこの時期投獄されてた時期だから?
残念です。

エピローグ1は、そのまま労咳で静かに息を引きとるエンディング。
菜乃香の「本当に、本当に、今まで、ありがとう…ございました」でまた泣いた。
つまりながら、一言一言大事にお別れの言葉を紡いでいく、みたいなのが伝わってきてヤバかった。
高杉といる時の菜乃香は、他のキャラといる時よりいい奥さんって感じだな。

エピローグ2は…これは??
病気が治ったわけではないのかな?ただ調子のいい日の朝の一幕なのか、治ったのか、ぼかしてる。
やっと出てきましたね、三千世界の鴉を殺し、が。
今まで「さんぜん〜せかい〜の〜」とここまでは出来ていたけど続きが思い浮かばない、と引っ張ってきて、ここで持ってくるか!という感じ。
きれいなエンディングだと思います。

エピローグ3と4はこれからやるぜ!

2010年12月24日(金)
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