藤原のマジLOVE8%消費税日記。
藤原朝衣



 維新恋華・龍馬外伝プレイ日記4

藤原です、こんばんわ。

龍馬外伝です。
心にぽっかり穴があいたように寂しい…。
コンプリートしてしまった。
まだまだまだまだ足りない、やっぱりコンプするんじゃなかった。
この喪失感、何なんだ!!
ここまでウワー!となるゲームは本当に久しぶりでした。

高杉のエンディング3、4は、さすがIF設定全開、労咳かと思いきやただ咳き込んでいただけという話で、そのまま以前約束していた洋行(海外へ行くこと?)に出かけます。
エンディング1、2へ向かうルートでは約束してたけど労咳だから夢叶わず、という方向でした…。

高杉は、志ある者が立ち上がれば長州を変えられるし、日本も変えられる、だったら世界も変えられるはずだ、という新たな目標のもと、まずはイギリスへ…みたいなエンディングでした。

エンディング4の方が目標に向かって進むぜ!みたいな感じが強かったかな。
洋装姿も素敵でした。似合いすぎだろお前ら。

エンディング3はまだ出発前で、グラバーの屋敷でラブラブしてるところ。
タイの結び方を教わって練習してるんだけどできなくてイライラする高杉に呆れて「子供みたいですね」と言うとそれに対してまた高杉がキレる、みたいな。(笑)
いいですね、幸せそう。

展開としてはやっぱり幸せになりたいので3、4がいいはずなのですが、やっぱり私はエンディング1がものっすごい印象的で、好きかも知れません。
高杉晋作という男を最期まで看取ったんだぜ、すげぇだろ。
もう何度もイベント回想で見てるけど、そのたびに泣ける。
あのセリフは最強だろ。
成功よりも失敗の方が多い人生だった、でも積み上げた失敗の上に成功があった、実に痛快な人生であり、お前と共に過ごせた幸せな日々だった。
これを高杉が言うか!!!!!!!!と思うともう、この文章書いてる今も目頭が熱い。

一度別れたことがあるんですよ。
菜乃香の安全を考えて。(それにしてもヒドいやり方だった。よその女のとこに行くからバイバイ、みたいな)
そこからおよそ生き残るための戦いと言えない戦いに加わり、時代の流れもあって奇跡的にうまくいき、これからって時に病に蝕まれ療養生活です。
脱藩や投獄も経験しました。
波乱万丈の、でもたったの27歳でした。

ここまで倒幕に向けて走りに走った人なのに、幕府崩壊も明治維新も見ることなく生涯を終えた人でした。

やばい、本当に好きすぎる。

今までの乙女ゲーで新選組を扱うものはたくさんあったけど、真っ向から敵と言っていい長州藩の人が攻略キャラになってるゲームってあったのかな??
私は初めて見たと思う。
すごく、よかった。

もー、みんな食わず嫌いしないでとりあえずやってみればいいのに!

友人も言ってたけど絵が苦手という人多いみたいね。
レビューとかでもよく見るわ。
そういえば、乙女ゲの絵柄としてあまり見ない雰囲気だよね。
私が何で苦手じゃないかっていうと、これだ!!と気づいたんだけど、この絵って少年漫画・青年漫画に近い。
しかも格闘系の。(笑)
バキをソフトにした感じというか、修羅の門を表情豊かにした感じというか。
だったら納得だ、私は格闘漫画大好きだからな。

乙女ゲーはとにかくきれいな絵であることが好まれるので、慣れない人の方が大多数だろう。
私もキレイで言ったらカズキヨネさん絵とか水野十子さん絵がキレイだと思うが、好きかどうかで言ったら龍馬外伝の絵の方が好きなんだ。

キレイな絵は好きだけど、キレイすぎて温度をあまり感じない気がするんだよな。
整いすぎてて。
人間臭?体臭とかを感じない絵だと思う。
龍馬外伝はもう、男臭さとか体臭とかにおってきそうな絵。(笑)
筋肉モリモリ、腕も脚も腰もモリモリです。
抱かれることをつい想像してしまう絵です。

その濃さが、このゲームの雰囲気によくあってると思う。
このゲームにオモチャみたいな少女漫画絵は合わないし、お耽美キラキラは合わないし、キレイすぎる整った登場人物総イケメン祭り、みたいなのも合わない。
この劇画調というか。ぴったりです。
押し倒してる時の体格差とか、剣を握った時のウデの太さとか、生々しさがいい。

史実にかなりのとこまで忠実に迫ったゲームに、体温を吹き込むような生々しい絵。
作り手がどういうゲームにしたかったのか伝わってくる。
いいゲームだった。
乙女ゲーというジャンルで出してくれたことを嬉しく思う。
お前と過ごせた幸せな日々だった。


コンプ後のおまけとして、”もしもエンディング”?みたいのがあった。
どういう経緯でそうなったのか全く持ってムリヤリだけど、龍馬、中岡、彦斎さん、総司君、高杉、攻略キャラ全部が船に乗って異国をめざすというエンディング。
その船の上でのドタバタ、みたいな。
ってか行き先決めずに出発したのかい!
イギリスへ行きたいという高杉と彦斎さん、アメリカがいいという中岡、フランスがいいですねという総司君、全部回るつもりだから心配ない、という龍馬。
楽しそうです。

まだまだ楽しみたい。

期待以上の、それもとびっきり上を行ったゲームでした。
全員分のSSがアップされたころに、胸キュン乙女のサイトに登録しようと思う。
ぜひ読みたい。
まだまだ龍馬外伝のいい男どもに触れていたい。

彦斎さん以外は本当に大好きです。(笑)
彦斎さんは、もう外国人とか外国に慣れ過ぎた私たちには理解不能なところが多すぎて難しい。
でもあの時代の人から見たら、あれはそんなにトリッキーな感じでもないんだろうな。

いっそ、彦斎さんの言う外国人を宇宙人と置き換えてみたり、敵と置き換えてみるといいかもしれない。
ただ得体のしれない、害をもたらす何か、みたいな。

まぁキャラ的にもそんなヒットしないので、他の4人で龍馬外伝!でいいです。
いろんな立場の人そろえたよなぁ…。
幕府側である新選組、倒幕側である長州藩、攘夷攘夷言ってる攘夷バカに、世界へ目をむける龍馬、…中岡。(笑)
いや、中岡の立ち位置って尊王攘夷だけどさ、そこまでの過激な攘夷派ではないし、とにかく尊王だから、こういう書き方するとどこに置いていいかよくわからない。

まぁ中岡もそんなにヒットしないキャラなのでいい。
とにかく龍馬、高杉、沖田がすごい。
キャラ萌えで言ったら沖田かなぁ…。
好きで言ったら高杉かな…。
龍馬はもういろんな意味で枠外。この人なしには全て語れない。

とりあえずまだまだ楽しみます。

2010年12月25日(土)
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