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■ 【月の裏側】逢瀬4 †一瞬の・・†
ラーメン博物館の中のどこかのお店に入って しばらく過ごしたけれど、細かな記憶はあまりない。
少し離れた場所で煙草を彼が吸ったとき 彼の周りだけ流れてる時間とか空気が違って見えた。 こっちを見てニコニコしてるだけだけど。。
初めてチャットで出会った頃から、どんな人かわかりあぐねてたけれど 結局のところ、一番最初に見せたあの印象が 彼そのものを語っていたのかもしれないな、って、今も思う。
マイペースで大らかでポジティブで・・・ 彼が出してる雰囲気とか空気すら、私にはいとおしいものに思えた。
そこを出て新幹線までの時間を近くにあったデパートらしき所に入る。 どんどん上に上がって、おもちゃ屋さんなどを見て回る。
ずらっと並ぶガシャポンの量に喜ぶ子供 その後本屋さんに行って夢中になってライダーの本を物色して・・・。
その様子を後ろから並んでみていた私たち。 はたから見たら親子なのかな? そんな事を話そうかと思って顔をみて
目が合う
次の瞬間・・・・
あっと思うまもなく、
KISSしていた。
中学生でも今時しないような、ホントに一瞬触れただけのKISS KISSって言えないかもしれないけど。。
それは、しようと思ってした訳でもなんでもなく、目が合って次の瞬間気がついてたらしてた・・という感じだった。
だからすぐ離れた。 まさかそんな人がいっぱいいる場所で自分がそんな事をするとは。
あとで電話で話すと彼も同じだったらしい。 KISSするつもりなんてこれっぽっちもなかったのに 磁石みたいだったよな、って笑っていた。
彼と私が踏み越えたのは、現実では、あの一瞬のKISSだけ でも、嘘のない気持ちだったからこそ起こった出来事だったと、今も思う。
↑励みになります。
2005年03月03日(木)
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