無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年05月12日(月) すっ飛ばし日記/帰らない男

 仕事が長引いて帰宅が12時。
 こうなるとさすがに書くことがない。つーか、もう今日じゃないじゃん。
 ……と思ったら、なぜかしげが家にいる。布団に横になったまま、こちらを見もしないで拗ねるように声をかけてくる。
 「今まで何しよったと?」
 「仕事だよ。お前こそ今日は仕事は?」
 「休んだ」
 「なんで?」
 「知らん。なんか行きたくなくなったと」
 普通なら、こういう時、私はしげを叱るのだが、やめた。私の帰りが遅いんで、気にかかって仕事に行けなくなったのだろう。
 この程度のことで心鬱になってしまうのも困りものだが、克服するのはしげが自分自身でやらないといけないことである。それに昔と違って、一日休んだからと言って、次の日からもう職場に行けない、と泣きじゃくることはさすがにもうないだろう。いつまでも心が成長しないように見えて、ホントに少しずつではあるが、しげもオトナになってきているのである。

 で、風呂に入って寝た。

2002年05月12日(日) 懐かしき人々の狂乱
2001年05月12日(土) 今日までそして明日から/『私はスポック』(レナード・ニモイ)


2003年05月11日(日) すっ飛ばし日記/ギャグで怖がる女

 アニメ『鉄腕アトム』第6話『アトラス登場』。
 原作のデザインを生かした感じのアトラス。製作者はインディアンのラム博士ではなくて、天馬博士に変更。支配者と被支配者の構図は残されているものの、ラム博士の悲痛な叫びがアニメで聞かれなかったのはやっぱり寂しい。
 人間の少年の記憶を移植、という設定はアトムの誕生に関しても生かされるのだろうか。
 
 昼間寝て、夕方起きる。夕べもぐっすり眠ってるはずなのに、それでも昼間眠くなるのはやはりからだのバイオリズムが狂ってるんだろうか。

 夕方、地上波で『高田純次のミステリーツアー』というのをやってるのを偶然見る。高田純次が作家に扮して、ミステリを書くための取材をしに山田まりやらと一緒に岡山を回るというもの。
 途中、『ぼっけえきょうてえ』(あれは怖いというより切ない小説でした)の岩井志麻子が実体験の怪談を語るなどの企画もあり。なんでも子供のころ、箪笥から足が生えていたのを目撃して、数年後、お爺ちゃんが死んだ時に「この足だ!」と気付いたのだとか。
 「それってギャグじゃん」と私なんかは思うのだが、しげはこれだけでも怖いらしい。「テレビ消しぃ!」と悲鳴を上げる。首とか手ならともかく、足で怖がるってのは、いくらなんでも怖がりすぎじゃないのか。最初怖がろうとしてた山田まりやですら「怖くなかった」と言ってたのになあ。


 マンガ、秋本治『ミスタークリス』5巻。
 コンスタントに新作が描かれるようになってめでたい。オビに「バイバイ」とかあるんで最終回かと騙されてしまったよ。
 こっちのほうもアニメ化してくれないかな。声優は神谷明で(おいおい)。

2002年05月11日(土) つんでぶで……謎の言葉(^o^)/DVD『日本誕生』ほか
2001年05月11日(金) ちょっと愚痴を言いたい夜/『荒野の出前持ち』(石川賢)


2003年05月10日(土) すっ飛ばし日記/イラストな女

 休日だけど出張。
 帰宅してみると、鴉丸嬢が遊びに来ている。
 タイミングがいいなあ。こないだから、ホームページに華がないんで、彼女にイラストを描いてもらおうと考えていたのである。渡りに船とばかりに依頼する。
 「いいけど、どんなの描くの?」
 だいたいのイメージイラストを描いていたので、それを取り出して見せる。
 「あ、それさっきまでしげさんと一緒に見てたんだよ」
 しげめ、また人に何の許可もなく勝手に。
 「それ、そのままホームページに乗せるつもりじゃなかったと?」
 「オレ、自分の絵のヘタさは知ってるよ。うまい人がいれば。その人に描いてもらうよ」
 しげ、意外なことを聞いた、というように目を丸くしている。しげの心の中では私は常に唯我独尊、人を人とも思わぬ傲慢野郎、と見られているらしいが、もちろんそんなのはしげが自分の傲慢さを誤魔化すために、私を極悪非道の人間に見立てているのである。
 鴉丸嬢、「じゃあ、ちょっと描いてみるね」、と言って私のラフをもとにサラサラと下書きを描く。やっぱり描き込んでるだけあって、構図の取り方も立派なものだ。「まだヘタだよう」と謙遜するが、そんなことを言ったらしげの絵はいったいどうなってしまうのか。小学生だって今どきはもちっとマシな絵を描くぞ。
 自分のマンガも描かねばなるまいに、快諾してくれてありがたい。これで彼女が本当にプロになれば、描いてもらったイラストにプレミアが付くことは必至であろう。あくまで計算高い私なのであった。


 CSでアニメ『成恵の世界』第1話。
 原作の方にはあまり注目してなかったが、見てみるとなかなかいい出来。SFだったのか、これ。普通のラブコメかと思ってたよ。
 ああ、でも見るアニメ絞ろうと思ってた矢先なのになあ。

 『ガンダムエース』、ついに月刊化。
 『ガンダム The ORIGIN』、セイラさんがガンダムに乗りこむシークエンスはカット。あれは劇場版『哀・戦士編』のときも劇場で失笑を買っていたシーンだったので、カットは仕方ないところだろう。ファーストガンダムを聖典化して語る人は多いが、結構ダサかったり臭かったりするシーンは多いのだ。
 トニーたけざきの『ガンダム漫画』、相変わらず面白い。いいなあ、サクにサム。海洋堂、フィギュア化しないか(^o^)。月刊化したことでもあるし、単行本は10年先かと思われてたが、これで5年先くらいに縮まったかもね。
 しかし、ホントにこの2本くらいしか読めるマンガがないなー。

2002年05月10日(金) 人生は重い荷物を……。/『新映画宝庫 Vol.4 スタークラッシュ 大宇宙映画放浪編』ほか
2001年05月10日(木) 仕事復帰、半分だけだけど/『× ―ペケ―』6・7巻(新井理恵)



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