琴 星 商 事 日 乗
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2003年11月23日(日)
  山の中へ〜一抹の不安〜

 昨年亡くなった伯母の一周忌のため、父の故郷へ行ってきました。うちは祖父は沖縄の生まれなんですが、父は神奈川の山奥の生まれなので、余裕で日帰りです。

 伯母の眠るお墓は我が家のお墓と同じお寺にあります。というか、うちの親戚のうち、この寺に墓を持たないのは、父のいちばん上の姉のおうちだけなので、法事のたんびにここに来るわけです。

 このお寺。父が生まれ育った家からすぐ近くにあるのですが、本当に山の中、というか山の上にあります。お寺だから若干人家とは隔絶した場所にありがちなのも当然ですが、お寺へと続く坂の急勾配ったら凄いです。雪が積もったら上れないんじゃないかというくらい。
 そして、墓所は斜面にへばり付くように上へ上へと増えていっているのですが、上の方(最近開発された場所)はまだいいんです。うちのお墓がある辺りは、まだ土葬してた頃に墓地として拓いた場所なので、元々コンクリとかで道を作ってません。申し訳程度に石畳めいたものがありますが、はっきり言って人が通るような道ではないです。幅が異常に狭い通路(しかも斜面)、段幅の異常に狭い階段(石並べただけ)。サバイバル入ってます。しかも迷路のように判りにくいときた!

 ついでに、この辺りはすぐ近くに断層が走っています。大地震が起きたら山ごと崩れるんじゃないか不安でならない跡継ぎ娘。


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・過去の「今日」。


2003年11月20日(木)
  自傷

 9日に触れたリストカット(リスカ)についてもう少しだけ徒然に。

 病院で縫合しなければならないほどのリストカットをする人は、存外に少ないのではないかと思う。そういう私は、過去に2人ほど腕に縫い目を持つ人と出会っているけれど、そういう人は寧ろ少ないのではないか、と。大多数は、縫合しなくても良い程度の浅い傷を、数多く、そして何度も、自らの腕に刻んでいるんじゃないかと。
 リスカはあまりしてはいけないことだと思う。でも、この行為によって、自分という存在を現実世界に繋ぎ止めている人もいるんだと思う。様々な辛いことがあったりして、心が無感覚になった時。そんな時でも、自分の体は痛みを感じる。自分の体には血が流れている。自分は、紛れもなく生きている。それを実感することで、明日も生きていける人って、いるんじゃないのかな。矛盾してるようだけど。
 リスカは多くの場合、死ぬための行為じゃなくて、生きるための行為なんだと思う。「苦しいけど、生きていたい」っていう、シグナルなんだと思う。

 私が出会った縫合跡を持つ一人は、包丁みたいな大きさのナイフを、枕の下に常備してた。
「いつでも死ねるように」
 そう言って剥き身のナイフを手にした彼の部屋の空気を、私は忘れないと思う。彼にとって「いつでも死ねる」というのは生きてゆくために必要な呪文で、その呪文を成り立たせる術具として、枕の下のナイフは絶対に必要なものだったんだ。

 ショックなことがあって、ピアスを開けた子もいたなあ。自分の肉体を傷つけることで、心の傷が癒えることって、きっとあるんだよね。そういう私は、ピアスホール5個ありますが。


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・過去の「今日」。

2001年11月20日(火) 天才は生まれつくもの。

2003年11月19日(水)
  電話の向こう

 「あしたまにあ〜な」(※テレビ番組)を観ていたら、酔っぱらっている父が携帯で何やら話を始めました。「どーも御苦労様です」「もう帰った?」 ・・・多分、一緒に飲んでた人なんでしょう。
「うちの娘はねえ、まだ起きてんですよ」 まだってまだ1時にもなってないから。「おいっ、ほら、話がしたいって!」 はあ? 突然押しつけられた携帯電話。誰? 「お客さん」
何故あたしが父の客と電話を!?
 ・・・もしもし〜?
「もしもし? こんばんはーいつもお世話になってます」
 あっ、いえこちらこそー(誰だか判んないけど)。
「いつもお父さん酔っぱらって帰って大変ね〜」
 いいえー(そんなに顔合わせませんし相手にしませんから)。
「お姉ちゃんの方?」
 はいそうですー。
「あのね、うち大きい犬いるんですよ」
 あ、そうなんですかー。
「今替わりますね」
替わらんでよーし!!
「犬ねえ、すっごい大きいんですよー」
 はい。
「ホント、お父さんにくれぐれも宜しく・・・」
 あっ替わりましょうか!? 替わりますね!
 ひとしきり電話で話した父は、「あしたまにあ〜な」から替わった「堂本剛の正直しんどい」に「これ下品な大阪女だ!(※ゲスト鈴木紗理奈) そうだろ!?」とか「何でこんな顔も良くない歌も上手くない男が売れるんだ」とかイチャモン付けつつ、5分後にはガーガー寝てました(うちの父はテレビに文句付けるの大好きです)。
で、今の何処の誰?
 酔っぱらいって傍若無人でいいよな。


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・過去の「今日」。

2002年11月19日(火) 買わなければ当たりません。
2001年11月19日(月) The Leonids 2001 -2001年獅子座流星群回想録-

2003年11月18日(火)
  あたしのまち。

 東京で生まれ、東京で育った。この街を長期に渡って離れたことはないし、離れたいとも思わない。大好きな街で、私の故郷だから。この街を離れても、ずっと大好きな街で、私の故郷だから。

 その街が、テロの危機に曝される。

 冗談じゃない。戦争は決してしないと謳う憲法を持つ国が、何故海外に武力を派遣し、そしてその報復としてテロ攻撃を受けなきゃならないの?

 世界中が幸せであればいい。勿論、強く、そう思う。でもごめんなさい。世界中の多くの見知らぬ他人の幸せより、私の周囲の幸せの方が、私には大事なのです。

 自衛隊をイラクに派遣(派兵?)することにより、幸せになるのは誰ですか? 私には、よく判りません。
 ごめんなさい。イラクよりアメリカより、まずはあたしのまちが平和でありますように。ずっとずっと、平和でありますように。


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・過去の「今日」。


2003年11月14日(金)
  わんこ再び 他

■事務所でパソコン仕事してたら、例の「わんこ」男がやってきた(10/29参照)。またしても事務所に入ってくるなり「あぁーっ! かわいいなぁ」と言いながら、クリーンキャップの上から頭をげしげしされた。わんこ男は「かわいいなあ、娘に欲しい」などととんでもないことを言っていたが、実は私よりひとつ年下だった。衝撃の午後。
 曰く「年は普通に取ってるんだけど、顔と体は1年に3つずつ老けてる」らしい。ヤツの目には私が10代に見えるんだって。年下男に7つも若く見られる。やるな、自分。

■店長は朝からスピード違反で罰金取られたそうな。そしたら、店長の後ろの車が無免許で、大騒ぎになったらしい。お巡りさん、朝から御苦労様。でも店長プチキレ(w

■店長が取り締まりから逃れられた可能性
・店長は昨日、車を店に置いて今日は電車で来ようと思っていた(にも関わらず、昨日は車で帰ってしまった)。
・途中、忘れ物に気が付いたが、急いでいたので取りに帰らなかった。
・つーかあと5分遅くそこを通過していれば、無免許の騒ぎに乗じて捕まらずに済んだ。
 運が悪かったんです、店長。


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・過去の「今日」。


2003年11月09日(日)
  狂気の唄

 例の大阪の一家殺傷事件?で逮捕された女子高生のサイトを覗いてみました。興味本位と言われればそれまでですが、まあ事実興味があったので。

 感想としては、ゴスロリでもリストカット症候群でも、そのへんに普通にいる子なんだろうな、という感じ。奇異を飾っているだけで、奇異な自分に酔っているような。でも自分に酔ってみたり自意識過剰になってみたりするのは、この年頃なら(多分)フツーにあることで。

 この子は多分、「普通の人」になれたんじゃないかな。それが良いことかどうか判んないし、普通って何なのかも問われれば判らないけれど。「学校に戻りたい」という彼女。学校に戻れるかは判らないけれど、普通の人には戻れる筈。
 普通の子が不意に狂気に走る。その事実の方が、よっぽど狂気。

 リストカット症候群は、多くの場合、「死にたい」から切るのではなく、「自分を傷つけたい」「自分を痛めつけたい」「自分に血が通っていることを確認したい」などの理由で行われると(私は)思っています。本当に死にたいなら、そんな手段は選ばないから。
 そういう心の闇に対する優しさや理解が、この国の人にはまだまだ足りないんでしょうね。「狂気」って誰の中にも存在するんですよ。


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・過去の「今日」。

2002年11月09日(土) 見るからに・・・

2003年11月02日(日)
  競馬教室 <画像あり>

 行ってきました初心者競馬教室 at 東京競馬場報告です。馬券とかそんなん抜きで。
 朝9:30に集合をかけられた私たち。参加費1,000円払って受付を済ませ、通行証(写真参照)を受け取って、メインスタンド4階のエアリングルームへ。席的にはC指定席がある所です。普段どう使っている部屋なのかは知りません。
 競馬エイト(競馬新聞)・レーシングプログラム・黒と赤の2色マジック(ターフィー君の絵柄入り)・お馬 de キティちゃんのビニールバッグなんかが置かれた席は、パイプ椅子とかそんなんではなく、しっかりした椅子。おおー豪華。しかも烏龍茶・オレンジジュース・ホットコーヒーが飲み放題。ちなみにお昼にはお弁当も出ます。入場券(つか招待券)も付いてこれで1,000円は安い(ちなみにC指定は1,500円)。

 今日の流れの説明を受け、元来初心者ではない私たちは、勝手気ままに競馬を楽しみます。室内のモニターではパドックやらオッズやらが適時映されていて便利便利。4R終了後まで馬券買ったり当てたりハズしたりして過ごし、その後はみんなで乗馬センター見学へ。

 競馬場内の乗馬センターには、元競走馬の乗馬がいます。その中から今日は誘導馬としてのお仕事がお休みのナイスナイスナイス号とメジロスティード号に厩舎の外まで出て来てもらい、記念撮影させてもらいました。厩舎の中も自由見学。キビダンゴ号(写真)はひたすら飼い葉をはんでおりました。

 午後は馬券ゲームなんかあって、堅いレースで当てた私はお馬 de キティちゃんメモ帳なんぞをもらいました。天皇賞はハズレ。

 全レース終了後、本日のある種メイン・バックヤードツアー。パドック・検量室・ウィナーズサークルを巡ります。
 パドックは思った以上に柔らかな足下。コルクでしょうか? 馬に優しい作りです。記念撮影は後回しにして、ウィナーズサークルへと地下馬道を歩きます。途中、検量室前で天皇賞を勝ったペリエ騎手と遭遇。でも検量室での写真撮影は禁止です。
 ウィナーズサークルでは、表彰台に乗って記念撮影。勝浦クンも乗ったであろう「騎手」の台に乗って写真撮ってもらいましたv(^^)v ここから見ると馬場が近い(当たり前)。
 再び地下馬道を歩き、パドックへ戻ります。今度は写真撮影タイム。騎手控室を覗き込んだり、パドックを1周してみたりしました。17時過ぎ、解散。

 いやいや、早起きして疲れたけど、楽しかったですよん。

通行証 キビダンゴ 地下馬道 検量室左から通行証・飼い葉をはむキビダンゴ号・地下馬道(ウィナ方面から検量室方向)・パドックから検量室。クリックで大画像。


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・過去の「今日」。

2002年11月02日(土) 吉祥寺散歩 <画像あり>

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