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■ 2002年11月09日(土) 見るからに・・・
あれは大学生の時のこと。学校に行くため新宿行きのホームに立ったやや遅めの朝。 世の中、漫画なんかじゃ見なくもないけど、実際そんなヤツいねーよ、みたいのってないですか? それが見ちゃったんですよ見るからに痴漢!! 私はいっつも新宿のホームで階段のすぐ横に着くドアから乗っていて、まあ当然のように混むんですが、10分弱のことなんで我慢してたんですね。地元の駅のホームも、当然ながらその辺が一番混んでて。 ホームに立った私は、発着表示を見て「次は特急だなー」なんて思いながら立ってたんですが、ふと、左側から視線が。そっちに目を遣ると、いるんですよ絶対コイツ痴漢!ってヤツがもうマジで! ホントに 「うーわコイツ絶対痴漢ッ!!!」 て見た瞬間思ったもん。嘘でも大袈裟でもないんですよ、もうホントに。具体的に何でって訊かれるとビミョーなんですが、あれは漫画にしたら絶対目ェ血走ってるって目で。何かこう、ムラムラとした気が全身を覆ってるような(マジです)。 本能的に「アレに近付いちゃいけない!!」と思ったんで、電車来たら車内でヤツと反対方向に乗ったんですね。したら、追っかけてくる。ほーらほーらやっぱ痴漢だよコレ!!! ってワケで、私は逆に逃げる、また追う、逃げる、追う、逃げる、追う、・・・で散々車内を右往左往して、こりゃダメだと諦めたのか、ヤツも大人しく私から2mくらい離れた所で止まりました。危機免れたり。 でも、散々疑って逃げといてなんですが、痴漢てのは現行犯でなきゃ捕まんないワケで、この人は私が勝手に「(見るからに)痴漢」と決めつけただけでホントは痴漢じゃないかもしれない、とその人の車内での一挙手一投足を、吊革に掴まりつつ横目で見張る(?)ことにしました。すると、立ち止まったそのすぐ横にいたおばさんのお尻あたりに手が!!! ホントに痴漢だよこの人!!! ある種の感動を覚え、新宿駅でその「見るからに痴漢さん」を見送った私。後にも先にも「見るからに痴漢(そしてマジに痴漢)」さんにはお目にかかっていません。かかりたくないけど。 つか、誰でも良かったんかアンタ。
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・過去の「今日」。
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