あおい世界
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2010年12月17日(金) |
本■熊谷さんと恩田さん。 |
久しぶりの作家さん二人の作品を読みました。 まずは熊谷達也さんの 『マイ・ホームタウン』。 熊谷氏はあたしより10歳位年上の方です。 その彼が宮城県の県北で過ごした小学校時代のことを記した物語です。 どの程度脚色したかは分かりませんが、 エッセイというわけではないようですし、 昭和時代の古き良き田舎での腕白少年3人組の話。 最初と最後の章では、久しぶりに旧友と再会し、 タイムカプセルを開けるというシチュエーションになっているのですが、 そのラストの状況がちょっと切ないものでした。 総体的にはほのぼのしていて、 これというスリルやサスペンス、奇抜なことはありませんでしたが、 のんびり静かにページを捲れる内容で良かったです。
次に恩田陸さんの 『図書室の海』。 10編のショートストーリーが収められていて読みやすかったです。 読みやすかったんですけど、 どれもこれも上の空で読んでしまった感が強いかな。 印象に残っているのは数話だけ。 うぅむ。。。 以前ならあたしの読解力不足か、と思いましたけど、 単に好みではなかったような気がします。
さて、明日土曜日に借りると、返すのは3週間後の年明け8日になるはず。 少し忙しいけど、明日は二つの図書室に行き、3冊ずつ借りようかと思っています。 年末年始、読書にどのくらい時間を当てはめられるか分かりませんが、 手持ち無沙汰にはなりたくないので…。
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