琴 星 商 事 日 乗
HOMEindex≪ prevnext ≫newBBSmaster

2007年04月29日(日)
  初高知―土佐湾ホエールウォッチング <画像あり>

 高知2日目。朝5時45分に起きました。何でこんなに早いって、ホエールウォッチングに行くからです! クジラを見に高知に行きたいと言い続けて早数年。やっと念願叶ってホエールウォッチング。出航は8時、7時半には集合場所に来て下さいとのこと。真夏仕様の日焼け止めを塗りたくり、6時半過ぎにホテルを出ました。

 私たちが利用したのは、土佐市宇佐漁協USAホエールウォッチング協会のホエールウォッチング。港の横にある宇佐しおかぜ公園が目印です。7時20分頃には着きました。
 酔い止め(トラ●ルミン)は用意していたので服用し、更に漁協で売っていたサロンパス(50円)も一応購入。サロンパスを臍の上に貼ると船酔いしないんだそうな。ホントかな? でも確かに船酔いはしませんでした。何もしなくてもしなかったかもしれないし、酔い止めのおかげかもしれないし、サロンパスが効いたのかもしれないし、謎。

 全員揃ったらしく、8時前に出航しました。船はぐんぐん陸から離れていきます。今まで東京湾や佐渡、瀬戸内海のフェリーと、遊覧船程度しか船に乗ったことがないので、陸が見えない程の沖に出たのは初めて。それに結構沖まで行っても携帯の電波って入るんですね。かなり驚きました。遮るものがないからかな?

 船には船員さんが2名。船長さんともう一人、双眼鏡を手にマストの所に座って海を見張る人がいます。それに漁師さんの情報や他の船と無線による情報交換でクジラを探すようです。土佐湾で見られるニタリクジラの主食はイワシだそうで、同じイワシを狙う鳥山が出来ていると、クジラもいる可能性が高いんだとか。
 動きがない間、我々乗船客は日除けの下で椅子に座って海を眺めたり寝たりボケボケして過ごします。ちなみにアルコール以外の飲食物は持ち込み自由だそうで。でも下手に色々飲み食いすると、万が一船酔いしたら最悪よね。

 出航して1時間半ほど経つと船がスピードを落としました。正面の方に陸地が見えます。そして波立つ海面。イルカの群れです。群れっつーか大群!!


お世話になった船・光丸とイルカの群れ。写真が傾いてるのは船が揺れる所為です。

 土佐湾のホエールウォッチング船(WW船)は他の所からも出ているので、何隻か同じポイントに集まります。
 やがてクジラを発見してポイントへと急行する船3隻。いましたいました。明らかにイルカじゃない、もっと大きいの! 2頭います。
 他の船とも会話できるくらい近くに寄るので、乗客同士「そこ!」とか「もうすぐ出る!」とか情報交換(?)出来ます。でも「真下ー!」って言われても。ごめん、船の真下は見えない。すぐ横に浮かんできた時は、私が一番に見付けました。光の加減か、水中にいると白っぽく見えたりしますね。腹側を見せてたワケじゃないと思うんですが。


 ブロー(潮吹き)の瞬間を撮ることが出来ました。これがニタリクジラのようです。鼻の穴(噴気孔)がふたつあるのが判ります。
 ニタリクジラはヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科のクジラで、海の貴婦人と呼ばれる美しいクジラだとか。まあ上からしか見えないので、どれだけ美しいのかとかよく判りませんが( ̄∇ ̄*)ヾ
 ニタリクジラの体長は12〜14m、体重は12〜20tもあるそうですが、大海原で見ると何だか小さく見えます。正直、5mくらいに見えたんですが、ニタリクジラは4mくらいで生まれてくるそうなので、どう見ても子供ではなさげなこのクジラも10mはあったんでしょう。私の目が狂ってるんです。あとクジラにも背びれがあるということに初めて気が付きました。ちょっとジョーズっぽいです。


 こちらはマイルカ。200〜250頭ほどの群れに遭遇しました(勿論私が数えたのではなく、公式サイト情報です)。イルカもクジラも船のすぐ傍まで来るんですね。このイルカたちは船のすぐ横を付いてきていました。船の下をくぐっていくイルカもいましたよ。
 イルカはジャンプしまくっているので、群れが船から遠く離れてもイルカの所だけ白く波立っていて、何処にいるのかよく判ります。
 クジラは小さく見えたけど、イルカは大きく見えました。いや、「体長約2m」という情報と比較すればそんなモンなんですが、イルカってそんな大きかったか、という感じ。まあそうだよね、人が乗ったりしてるもんね。


左・2頭のニタリクジラ。右・船とクジラの大きさ比較。船は桂浜の鯨人丸

 イルカやクジラを追ってスピードを上げたり落としたりするWW船たち。イルカやクジラが船をどう思っているのかは判りませんが、何だか可哀想ですね。「何だようっぜーなこの船」「付いてくんなよ」とか思ってるかも。可哀想でも付いていくんだけど( ̄m ̄*)

 ちなみに、私の乗った船で一眼レフを持っていたのは私だけでした。上の写真の船には、私より(多分)立派なレンズを付けた一眼レフを持った人が2人いました。すぐ近くまで寄るのでコンデジでも十分撮れたと思いますが、私は船の上で(イルカやクジラに遭遇する前に)28-55mmの標準ズームレンズから75-300mmの望遠ズームレンズに付け替えました(近くまで寄らない可能性もあるし、寄っても広角は不要と判断したので)。あと、途中からサーキュラーPLフィルター付けました。レンズフードはPLフィルターの操作(て言うのか?)に邪魔なので外してました。船の舳先の方にいると波飛沫は殆どかかりません。
 尚、使用カメラはAPS-CサイズのKissDNなので、焦点距離は35mm換算で上記の1.6倍になります。75-300mmで120-480mm相当ってことですね。

 約4時間の航海を終え、12時前に帰港しました。出港の時に「昨日は風が強くて波が高くて見れなかった」と聞いていたので、1時間経ってもなーんにも見えなかった頃には「今日も見れないかもなぁ」と思ったんですが、無事イルカもクジラも見れて良かったです♪ 次はマッコウクジラも見たいなぁ(室戸岬の方で見られるらしいです)。今回のホエールウォッチングポイントは、興津沖だそうです。足摺岬が見えていたと思います。

 土佐湾のホエールウォッチングに関しては、土佐湾ホエールウォッチング推進協議会のサイトが詳しいです。

 帰港後、車で高知市内へ戻ります。途中、COCO'Sでお昼を食べて、土佐国一宮・土佐神社へ。参道に仕掛けられた2ヶ所の猫トラップにまんまと引っかかるも、無事参拝しました。社殿背後の杜が気持ち良い神社でした。隣にある旧別当寺の四国霊場第30番札所善楽寺へも参拝。
 式内社・朝峯神社にも行ってみました。拝殿背後は女人禁制。下から眺めるのみです。


どちらも土佐神社の写真。

 それから高知一とも言える(と思う)観光地・桂浜へ向かいます。流石GW、浦戸大橋の上辺りから渋滞が始まりました。そうこうしている間に時間は15時過ぎ。40分には天皇賞が発走になります。それは見たいよね。
 やっと駐車場に入れた15時20分。車を止め、売店でソフトクリームを買って車へ戻り(長時間海の上で日に当たっていたため、ものすごく水分とかアイスとか欲しかったの)、カーナビで天皇賞を見てから桂浜へ向かいました。

 白砂青松の風光明媚な浜・・・とのことですが、うん、そうだよね、でもただの浜だよね(笑)。こんなにいい砂浜なのに、遊泳禁止なんですね。夏場は海水浴客が集うのかと思ってました。消波ブロックとか防波堤とかがないので、波は結構高いです。だから遊泳禁止なのか、遊泳禁止だからないのか。

 有名な坂本龍馬の銅像は、桂浜を臨む高台にありました。ここは午前中に来るべきですね。完全に逆光で、龍馬の顔が見えません。
 この銅像、昭和3年に建ったものなんですね。そんなに古いとは知りませんでした。戦時中も供出されなかったのは、やはり旧土佐藩関係の方々の力が軍部で強かったからかしら?


坂本龍馬像の写真は随分逆光補正かけてます。それでもこんなモン。

 帰路、四国霊場第33番札所・雪蹊寺に寄ってからホテルへ戻りました。これで88ヶ所中24ヶ所に参拝です(多分)。明日はチェックアウトに間に合う程度に朝のんびり寝ようと思います。

 ちなみに船に乗る前に臍の上に貼ったサロンパスですが、貼りっぱなしであることに気が付いたのはホテルに戻ってからでした(ノ∀`)アハ


**************
・過去の「今日」。

2006年04月29日(土) あしながおじさんにはなれないけど <画像あり>
2005年04月29日(金) 出雲路紀行1 <画像あり>
2003年04月29日(火) 20ン年ぶりの会話

≪ prev ▲page top next ≫

←心の琴線に触れたらば是非押して下さい。励みになります。
エンピツMy追加
※エンピツ作者様へ 当サイトはwhoisMyを告知しない設定になっています。
About Link
Copyright (C) 2001-2009 Kazuki Matsumoto, All rights reserved.