琴 星 商 事 日 乗
HOMEindex≪ prevnext ≫newBBSmaster

2005年12月28日(水)
  南九州走拝記(2) <画像あり>

 昨晩ホテルに着いたのは夜だったので、部屋からは暗闇しか見えませんでした。
 朝、朝食前に温泉に入るために6時半に起き、ひとっ風呂浴びて部屋に戻ってカーテンを開けると、目の前に霧島の峰々が!
↑ガラス越しに撮った2枚の写真を合成(6階だったので窓ガラスが開かなかったの)↑

 一番右手の尖った峰が天孫降臨の地・高千穂峰。一番左のお椀を伏せたようなまあるい雪を被った山が韓国岳。その間、左が新燃岳、右が中岳(写真にカーソルを合わせると山の名前が出ます。要JavaScript)。うわぁい、すごくよく見えるぞ!

 朝ご飯を食べ終え、すぐ近くの霧島神宮へ向かいます。まだ8時半。社殿前ではバイトの人だかボランティアの人だか判りませんが、若めの男の人たちが雪かきをしていました。いや、雪かきというよりは凍ってしまった雪を叩き割ってる感じ?
 バス駐車場の横、三の鳥居の手前には霧島神宮展望台があります。目の前には初めて見る桜島。霧島神宮が思いっきり山の中だからもっと遠いかと思ったけど、こうして見ると意外と近そう。鹿児島空港を飛び立った飛行機が青い空を飛び、桜島の右手には薩摩富士こと開聞岳がやや縦長の富士山チックな山容を覗かせています。今日はあそこまで行くのが目標!

 参拝を済ませて次に向かったのが、高千穂河原。此処に霧島神宮の古社地があるんですが、途中の道路標識に「高千穂河原 チェーン着用」・・・。チェーンは、去年の別府−湯布院間で懲りたので先日購入して積んでますが、そんなに雪の中なの?? 現在地には目立った雪がないだけに想像が付きません。果たして大丈夫なのか判んないけど、大丈夫じゃなかったら引き返そうってことで林道(多分)へ。
 最初のうちは雪もなく、快調に道を飛ばします。しかし登って行くにつれ残雪が姿を見せ、目的地の手前では僅かな轍を残して完全凍結! 雪と氷で埋まった駐車場には車を入れず(有料っぽいし)、氷が溶けていた路上に車を止めて、雪かきしているビジターセンターの職員さんと思しき方々を横目に、古社地にある鳥居の写真だけ撮って来ました。古社地はと言えば・・・雪の下でどうなってんだかサパーリ判りません┐('〜`;)┌
 鳥居の右後ろにはすぐそこに高千穂峰(でも山頂の天逆鉾は見えません)。標高もかなり高い(はず)なので、空も青さを増しています。・・・紫外線強そう(笑)。
 帰路、再び凍結した道(下り)をそろそろと抜け、雪や氷がなくなった辺りで、おっちゃんが3人ほど集っていました。おっちゃんたちが囲んでいたのは何と鹿の(多分)死骸! 霧島は国立公園ですから禁猟のハズです。動物はおろか植物や石ころだって持って帰っちゃダメなハズです。つまり鹿はおっちゃんたちが猟師だとしてもおっちゃんたちが殺したんじゃないはずで・・・・・・・てことは車にはねられた? 殆ど車が通らない林道(要冬タイヤ表示)、下ってくる非地元車・・・
もしや私たち疑われてた??
 いくら何でも鹿をはねたら気が付きますよ。車に傷も付きますよ。はねてませんから。絶対にはねてませんから!!


 そんなこんなで林道を抜けて山を下り、御池(ここからの高千穂峰は絶景!)とすぐ横の霧島東神社に寄り道して、東九州道で国分へ。ちなみに霧島町や国分市、隼人町なんかはぜーんぶ合併して「霧島市」になってます。国分市も、てのは結構驚いた!

 次なる目的地は、旧隼人町の大隅国一宮・鹿児島神宮。途中、大隅国総社とされる祓戸神社を通りかかったので参拝し、それから目的の鹿児島神宮へ。
 鹿児島神宮の祭神は青島神社と同じ「山幸彦」こと彦穂穂出見尊(表記は違いますね)。でも相殿に仲哀天皇・神功皇后・応神天皇・同皇后を祀っていて、全国正八幡の本宮ともされています。
 参道の奥に鳥居があり、鳥居をくぐると階段です。その参道と階段で近所の高校の野球部員と思しき集団がトレーニングしてました。この階段を駆け上るとは頭が下がります。
 階段を登って、正面に横向きの状態で社殿があります。左手、即ち南側が正面。そちらに回ると「八幡宮」という扁額がかかった社殿の前に「御参拝はこの上です」という立て看板が立っていました。「?」と思ったまま階段を登ると、奥に拝殿が。拝殿の天上の格子には花の絵が描かれていて、八幡宮の社殿があって日が当たらないけどゴージャスな雰囲気。

御池と高千穂峰鹿児島神宮 拝殿

 さてここでお昼。思ったより順調にここまで来てしまいました。此処から一気に指宿スカイラインを通って薩摩半島の南端・開聞町の薩摩国一宮・枚聞神社に行ってから鹿児島市内に戻ってくる予定なんですが、いくら何でも時間が余りそうです。よし、ならば明日行く予定にしていたもうひとつの薩摩国一宮・新田神社にも今日中に行ってしまおう!
 てことでガストでお昼を食べてから指宿スカイラインに乗ります。しかし、有料だけど高速ではない(60km/h制限)この道、山の中なので道がうねっていて飛ばすことも出来ないし景色も単調。食後なことも相俟って猛烈な眠気に襲われ爆睡(すまん夫)。目が醒めると薩摩富士こと開聞岳が目の前に迫っていました。
 その開聞岳を背負って建つ枚聞神社。私とほぼ同時に境内に入った白いコートの女の子がいたんですが、その子は私が写真を撮り参拝を済ませ、御朱印を頂いて(かなり時間かかった)境内をあとにしても尚、熱心に何かを祈り続けていました。ちなみにこの間、夫は駐車場の車中で爆睡(笑)。そうそう、境内をあとにする時、新車の軽トラが車祓を受けてました。あんなに真っ白な軽トラ、初めて見たわ。

 時間は14時半。予想通りまだ時間があります。指宿スカイラインに懲りた我々は新田神社に向け下道をGO! 途中、枕崎の手前で通りがかった海岸沿いの展望スペースから見た海越しの開聞岳は見事でした。海上に見えた島影は屋久島とか種子島とかかなぁ。

 新田神社には2時間弱で到着。新田神社は神亀山という亀形(らしい)の小高い山の上にあります。勿論、麓から階段の参道が山上まで続いているんですが、駐車場は山腹。
 私、なにげに昨日の鵜戸神宮で筋肉痛です。長い階段を登る気にはとてもなりません。なので山腹の駐車場まで車で行き、残りを階段で。
 ここの祭神は霧島神宮と同じく天孫・瓊瓊杵尊。その瓊瓊杵尊の御陵とされる可愛山陵が社殿の裏側にあります。


 今宵の宿は鹿児島市街(こっちも温泉付き)。ホテルのランクは霧島のが上だけど、温泉は個人的にはこっちのが気持ち良かったなぁ。夕飯は天文館のモスバーガーで食べました(笑)。


**************
・過去の「今日」。

2004年12月28日(火) in 九州−大分・阿蘇・高千穂編 <画像あり>
2003年12月28日(日) 義務
2001年12月28日(金) 大掃除なんて

≪ prev ▲page top next ≫

←心の琴線に触れたらば是非押して下さい。励みになります。
エンピツMy追加
※エンピツ作者様へ 当サイトはwhoisMyを告知しない設定になっています。
About Link
Copyright (C) 2001-2009 Kazuki Matsumoto, All rights reserved.