無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2005年05月24日(火) 死者にムチ打て/『シティボーイズミックスPRESENTS メンタル三兄弟の恋』パート1

 葛飾北星原作・浦沢直樹作画のマンガ『MASTERキートン』が絶版状態にあるとか。
 ニュースソースは『週間文春』なのだが、その理由というのを浦沢直樹氏、編集者の長崎尚志氏(現在『PLUTO』をプロデュース中)などに取材してまとめている。その内容をかいつまんで書くと、以下のような次第になるそうな。
 まず、原作者の「葛飾北星」氏であるが、本名は菅伸吉、「ラデック・鯨井」や「きむらはじめ」のペンネームでも活躍していた人気原作者である(昨年12月に死去)。『キートン』に原作者として付いたのは、当時作画の浦沢直樹氏が『YAWARA!』を連載中で多忙であったため、編集部の要請があったためだという。
 ところが浦沢氏は葛飾氏の提供する原作が気に入らず、長崎氏と協力して話を作っていた。従って、実質的に葛飾氏は名のみの原作者に過ぎなかった。
 そういう事情なので、『キートン』の増刷に関して浦沢氏は「葛飾氏の名前を小さくしてほしい」と小学館に申し入れ、いったんはそれが了承されたのだが、葛飾氏の友人である雁屋哲氏がその話を聞いて、「葛飾氏の名前を小さくすることはまかりならん」と横槍を入れてきた。結果、増刷の話は宙ぶらりん、事実上の絶版状態に陥ってしまったというのだ。
 この話がどこまで真実なのかはちょっと分からない。話をそのまま鵜呑みにするなら、雁屋哲、何考えてるんだ、ということになるのだが、「葛飾北星は『MASTERキートン』の原作を書いていなかった」というのもどこまで本当なのか、そこから既にウワサの域を出るものではないから、もしも「葛飾原作」がちゃんと存在しているのなら、雁屋氏の怒りももっともだ、ということになるのである。
 細野不二彦の『ギャラリーフェイク』について細野さん自身が『ベスト版』でこう語っている。美術マンガという新境地を開拓するがゆえに、第1話こそ、編集部から原作を渡されたのだが、細野さんはその原作が気に入らずに放棄して、殆ど自分で物語を書き上げてしまったというのである。クレジットが細野さんのみになったのはそのためだろう。
 「葛飾原作」が存在していないのなら、あるいは存在していても浦沢さんがそれを使わなかったのなら、どうして細野さんと同じく自分だけの名前で発表しなかったのか。そこが腑に落ちないというか、なんだか胡散臭くすら感じられるのである。「原案協力・葛飾北星」程度の表記にしてもよかったのではなかろうか。浦沢さん自身がそのあたりの事情をきちんと語ってこなかったことがそもそものトラブルの火種になってるんじゃないかという気がしてならない。
 マンガ制作に関して「原作をどの程度使っているか」はケース・バイ・ケースで、クレジットだけではその実態が分からないことも多い。『あしたのジョー』では冒頭のドヤ街のシーンが梶原一騎の原作には全くなく、作画のちばてつやのオリジナルであることは、今でこそ有名な事実として知られているが、連載当時世間一般には全く知られていなかった。
 こういうのはかなり特殊なケースであるが、予め「小説」の原作があった場合には、マンガ家がどのようなアレンジを施したのかが比較できるが(例えば、鳥山明の『ドラゴンボール』などは兎人参化のエピソードあたりまでの展開は、意外にも呉承恩の『西遊記』に忠実なのである)、マンガのためのオリジナル原作となると、それが読者の目に触れる機会は殆どないに等しく、これだけ「マンガ文化」が世界的に普及している現在でも、その研究が立ち遅れている原因の一つになっている。
 浦沢さんが自作に自信を持っているのなら、「インタビュー」という本人のコメントを中実に再現しているのかどうか分からないもので勝手に憶測ばかりされている状況を打破して、制作の事情を公開して「自分の言葉」で堂々と雁屋氏を論破すればいいし、小学館だって「葛飾北星原作」の文字を外して増刷に踏み切ればいいのである。自分が書いてもいない原作にクレジットされている葛飾氏のほうがよっぽど草葉の陰で自らの虚名に泣いていよう。逆に浦沢さんが何のリアクションもしないでこのまま『キートン』の絶版状態が続けば、雁屋氏の主張のほうが正しいということになってしまうのだ。印税目当てで、葛飾氏の名を小さくしようとした卑劣な人間、と後ろ指を差される事態にもなりかねない。あれだけの名作がこんなくだらない事態で読めなくなるようなことになれば、たとえその作品の描き手自身であろうと、責任は重大だろう。
 真実が未だ不明瞭であっても、「『葛飾北星・原作』のクレジットについて、長いことクレームも付けずに放置してきた」点において分が悪いのは浦沢さんのほうだと思うのである。それって結局、「著作権を半分放棄してた」ってことになるんだからね。今までどおりの表記で、増刷、あるいは文庫化されるようにオトナとして引いてくれてもいいんじゃないかと思うんだけどなあ。

 この『MASTERキートン』に関する「ウワサ」については、もうネット上のあちこちで批判の記事が書かれているが、特に「死人に口なし」「欠席裁判」な浦沢・長崎両氏の言に対する不快感がかなり大きいようである。なんか宮崎駿が手塚治虫死去直後に「手塚治虫のやってきたことは全て間違いだ」発言をやらかして手塚ファンの猛反発を呼んだときと状況が似てるよなあ。やっぱり誰かへの批判は「その人が生きてるうちにしとかないと卑怯」ってことじゃないのかね。「その人と一緒に仕事をしているときは悪口は言わない」なんてのは「キレイゴト」の「コトナカレ」でしかないのである。それで仕事が滞ったりトラブル巻き起こしたりしてる自覚がない馬鹿が世間に蔓延してるから、尼ヶ崎事故起こしたJR西日本みたいな体質をあっちこっちで作ってるんだからね。


 仕事を一時間早引けして、L特急に乗り込む。
 座席には、頬を紅潮させ、潤んだ目で私を待っていた女がいた。
 っつってもこいつはしげなんで、別に浮気旅行に出かけようとしてるわけではありません。誰もそんなこと私がしてるとは思わんだろうが。
 今日は『シティボーイズ・ミックス メンタル三兄弟の恋』の北九州公演の当日なのである。昨年まではゴールデンウィークの飛行機代が糞馬鹿高い時期に上京していたのだが、今年はついについに北九州公演があるということで、感無量である。もうアンケートにどれだけ「福岡に来てください!」と書いてきたことか。たとえ北九州公演でなくても長崎だろうが鹿児島だろうが、飛んでいったことは間違いない。私もしげもここ何日かはいささか興奮気味でなかなか眠れない日が続いていたのだ。
 会場のリバーウォークまでは、特急を使っても小一時間くらいはかかるので、一度帰宅してから出かけていたのでは開演に間に合わない。それでしげには予め博多駅からの4枚切符を買って乗り込んでもらって、途中合流、という形を取ったのである。しげは、予定通りに会えてホッとしたのか、「おなかすいたろう」と声をかけたら、車内中に響き渡りそうな声で「腹減った!」と吼えた。残念ながらこちらも急いでいたので、弁当を買う余裕はなかった。会場ではよしひと嬢と落ち合う予定でもあるし、そのとき食事を一緒にすればいいだろう、と提案して我慢させる。

 小倉駅に到着したのは5時をやや過ぎたころ。会場のリバーウォークまでの距離はバスで一駅ほどだが、歩いても10分ほどで辿りつける。開演は六時半だから、時間的には十分余裕がある。
 けれどしげは眉間にシワを寄せた仏頂面で、いかにも機嫌が悪そうである。腹が減ってるときのしげはいつもこんな顔だ。気遣って声をかけたら、これがまたトンチンカンなやり取りになってしまった。
「食事は着いてからでよかろ? 指定席だから慌てなくていいし」
「指定じゃないよ、自由席だよ」
「え? ウソ!?」
「本当だよ! 何言ってんの!」
「じゃあ、急いで並ばないと。食事はどうする? ハンバーガーでも買って、並んで食べるしかないか?」
 「なんで並ばないといかんの! 指定席なのに!」
 「はあ? 今、自由席だって言ったじゃん!」
 「それは電車の話!」
 「誰が電車の話してたよ?! 『着いたら食事』って言ってんだから、会場の話に決まってるじゃん!」
 「いや、だからオレもなんでアンタが今更電車の話をするのか、馬鹿になったのかコイツって思って……」
 「勝手に脳内で話を変えてるのお前だ!」
 しげの妄想は普段でもいつ何どき発動するか分からないから怖い。相手の言葉の脈絡を掴む術に劣ってる分、妄想でそれを補っているのだが、もちろん妄想だから補ったことには全然ならないのだ。意志の疎通ができなくて困ることも多いのだが、これが単純にコトバを間違って覚えてるだけならたいした問題ではないと言えなくもない。コトバの誤用は時代を経れば市民権を得ることもあるからだ(『情けは人のためならず』も誤用のほうが多かったりするからねえ)。でもしげのような先走った妄想や思い込みで会話が成立することは永遠にない。しげのもうそうはこういう「空腹時」にやたら発動するので、しげにマトモな会話をさせようと思ったら、四六時中食わせとくしかないのである。
 おかげでしげの体重は年々増加の一途にある。そろそろ「逆転」が近いかな。

 「リバーウォーク」内の「福家書店」で、よしひと嬢と待ち合わせ。ここで福岡じゃ売り切れてて買えなかった吾妻ひでおの『ななこSOS』3巻(ハヤカワ文庫)を入手。ちょうどそこによしひと嬢が現れて「何か新刊出てましたか?」と聞かれたのだが、「いや『ななこ』がね」と言っても伝わらないだろうなあと思ったので、「あまりないねえ」と答えてしまう。多分『不条理日記』あたりだったらよしひとさんも面白がるだろうと思うのだが、『ななこ』はなんたって『ななこ』だからなあ(笑)。
 3人で何とかという名前の“肉の店”に入ってハンバーグセットを一律注文。ハカセ(穂稀嬢)の結婚式の話などでひとしきり喋る。ラクーンドッグさんの公演と期日が重なっているので、PPのメンバーで分担して行くか、何とか掛け持ちできないかなどの相談。ハカセ、“本当に”祝福されてるんだなあと実感する(笑)。


 北九州芸術劇場大ホールで『シティボーイズミックスPRESENTS メンタル三兄弟の恋』。
 会場に入る前に、ダイレクトメール用のチケット半券に住所と名前を書いていたら、しげとよしひと嬢に数歩遅れた。と思っていたら、二人の姿があっという間に見えなくなる。脱兎の如く走って行く二人の姿がチラッと眼の端に見えたので、指定席なのに何をそんなに焦っているのか、と思って追いかけると、しげは公演パンフを買って、「先着サイン付きだよ!」と叫んでいた(お三方+中村有志さん。まぬけ会のサインはなし)。
 これまでの東京公演でも、シティボーイズのみなさんのサイン付きパンフが“抽選で”当たることはあったが、先着順とはなかなかの大盤振る舞いである。今日、明日が楽日だから、これで売りきっちゃおう、ということだろうか。私のように映画や芝居を見たときには必ずパンフを買う人間はどうやら世間には少ないらしいのである。よく「類友」だとからかわれるのだが、どうしたことか知り合いの「オタク」と呼ばれる人たちで、パンフを必ず買うって人はただの一人もいない。パンフは必ずしもオタク属性と関わらないと見るべきか、単に金をケチってるだけなのか。
 よしひと嬢も、普段、パンフは買ったり買わなかったりなのだが、今日はしげと一緒になって嬌声を上げている。一冊一冊、パンフのサインは別々で、しげは中村有志さんの、よしひと嬢は大竹まことさんのサインパンフをゲットして、飛び跳ねているのだ(最初に買ったのは逆だったのだが、交換したのである)。しけがまた目を潤ませていたので、結局、大竹さん、きたろうさん、斉木しげるさんのサインパンフも買った(別に慌てなくても係りの人に言えば希望の役者さんのサインパンフがもらえたのである)。というわけで実は私のウチには『メンタル三兄弟』のパンフレットが4冊あるのです(笑)。

 会場は三階席までほぼ満席で、これなら来年以降の九州公演も期待できるんじゃないかという感じ。大ホールではあるけれども、客席の勾配がよく計算されていて、後ろの席でも舞台が間近に見える。しげとよしひと嬢は下手のほうの席に、私は上手の席に分散する。座席についてはプレ抽選に私としげと二人で応募して、両方当たっちゃったので、チケットは計4枚あった。一枚はよしひと嬢に渡したが、もう一枚は希望者を募ったところ、早い者勝ちで草野(加藤)さんのお友達がゲットした。私の隣に座った人が確実にその人なのだが、面識がないので声はかけられない。あちらはあちらで隣に座っている変なオジサンがチケット提供者であるとは夢にも思わなかったであろう。芝居の間、よく笑っていらっしゃったので、楽しんでもらえてよかったなあと独り合点でホッとする。

 オープニングはメンタル三兄弟の紹介。
 きたろうさんが大竹さんにポットのお茶を注いであげるのだが、いきなりポットにお湯が入っていないというミス。大竹さんが「いきなりかよ!」と突っ込んで、きたろうさんも困った顔。これがホントにハプニングだということは生中継ライブを見ていればこそである。
 長男・斉木しげるは「自分がホログラムではないか」という妄想に囚われている。
 次男・きたろうは「この家が縁の下に住んでいるサラリーマンの吉田さん(中村有志)に支えられている」という妄想。
 三男・大竹まことは「誰かにダンスの振り付けをしたくてたまらない」という妄想。
 だから「メンタル三兄弟」というわけなのだが、パンフにも書いてあったが、このネタ、実際にそういう兄弟が知り合いにいて、モデルになってるんだそうな。こないだ『犬神の悪霊』を見たばかりだから、「家族そろってイカレてるっての、現実にもあるよなあ」と不謹慎なことを思う。
 斉木さんときたろうさんが妄想の中でニコール・キッドマンを譲り合って、「ニコールからは手を引くよ」「オレこそ手を引くよ」と言ってるのを聞いてた大竹さんが、「いつ手を出したよ!」と突っ込むギャグがよい。WOWOWでの生中継(以下、「生版」と略す)よりも大竹さんの声に張りがあるのも分かる。まさに舞台は生き物だ。
 この三兄弟、そろって独身で同居しているという設定。だからギャグはもちろんおかしいのだが、もう初老の域に入ろうとしているお三方が演じると、笑いの向こうに寂しさ、切なさが漂う。ラストにまたこの三兄弟は再登場するのだが、きたろうさんは、家族ができて妻の実家に帰ることになる吉田さんと、悲しい別れを迎えることになる。妄想の友からも去られてしまう寂しさとは、かなり深刻なのだが、それをさらりと流すように演じるのはきたろうさんならではの持ち味だろう。シティボーイズのお三方は、昔のようなアナーキーでラジカルな芝居よりも、孤独と、今や死を身近に思うほどに研ぎ澄まされた感覚を描くほうに、芝居の興味がシフトしてきているのかもしれない。
 便宜上、タイトルを勝手に付けて各スケッチの内容を紹介すれば以下の通り。

 「パッション・ショー」
  寿司屋の店員たちが、「この店にないものは客とパッションだ」と、パッションショーを催すことを企画する。みんなで義太夫を唸ったり、暗闇の中で駆けまわったり。地元に来て張りきっているのか、中村さんがシーツを「パッション!」と叫んで“はたく”のが生版よりも激しい。ラストは斉木さんが不動明王に扮して登場。でも台詞は「悪い子はいねが〜」と、なまはげ。

 「予期せず余った時間の使い方会議と謎の編物集団」
 調整課の社員3人が会議室に行くたびに謎の編物集団が現れるというシュールなスケッチ。
 生版にあった中村さんが万年筆のインクを吸うギャグがカットされ、、中村さんが指にボールペンを刺してエイリアンのパフォーマンスをするギャグも短縮されている。そのかわり、生版でタイミングが合わずに幾多郎さんが言い損ねていた「キャサリン・セタ・ジョーンズと言おうと思ったけど、やめたよ」の台詞が復活。これは生版だけを見た視聴者には一生わかんない「真実の台詞」だ。
 生版のときにはなかった、逃げ回る編物集団の中にいる斉木さんを見て、大竹さんが「中にロシアの人が混じってませんでしたか?」と突っ込むギャグが追加。

 「武装サラリーマン川柳」
 激しくトレーニングする中村さんの前で、斉木さんが「何かと危険に出会うことの多いサラリーマンが“武装”する川柳」のコンクールをアナウンス。
 佳作「職場でも 書類丸めて 武器にする」
 「会議中 挙手 する右手も こぶしを握る」
 「ホッチキス 武器にならないか考える 会議中」
 紫賞「無意識に まず急所みる 初対面」
 ゴールデン・ジョンイル賞「サージャンニン サージャンニン サーランヘーヨ トンカジオライ」
 選外の斉木個人賞「武器だらけ スーツの重さ50キロ 海外出張できんぞなもし」
 部長賞「どんなにえばる部長も 急所は延髄」
 最優秀作品賞 宮本武蔵賞「ボーナスで まとめて払う 武器ローン」
 アンコール賞「定年だ 自分にプレゼント 仕込み杖」
 字幕でも川柳は紹介されるので、生版と殆ど内容は変わらないが、明らかに中村さんの動きははじけていた。

 「3人のカウンセラー」
 何をやっても元気が出ない小山崎さん(中村)が紹介されて訪ねた神経科のカウンセラーはなぜか3人協議制だった。精神科医の胡散臭さを象徴したようなギャグで、今回のお気に入りスケッチの一つ。他人の受け売りばかりのきたろう、やたら激烈な薬を飲ませたがる斉木、本人がメンタルな大竹と、キャラクターの描き分けも上手い。
 きたろうさんが、「バルビタールを飲ませても死ななかった報告もある!」と不平を言う斉木さんを壁にぶつけて黙らせるのだが、生版より激しくぶつけるのでセットが思いきり揺れていた。きたろうさんは中村さんの名前を最初「山崎さん」と言い間違えるのだが、言い直したときに「オ・山崎さん」と強調するのが生版にはなかった演出。大竹さんが中村さんを「どうしてこんなにハゲちゃったの?」と言った途端に中村さんが床で転げまわるのも今回新たに加わったアドリブらしい(カーテンコールのときに、大竹さんか「いつもはあんなに転げないんですよ」と説明していた)。ともかく中村さんは全編に渡ってサービスサービスである。

 「ニコール・キッドマン・ショー」
 中村のMC、そして斉木、きたろう、大竹がそれぞれのニコール・キッドマンになりきる。
 斉木は『アイズ・ワイド・シャット』のニコール。
 きたろうは『陽のあたる街角』からのお色直しで『ムーラン・ルージュ』のニコール。
 大竹は「死んでもやだって言っただろ!」とカツラを投げ捨てながら『ドッグヴィル』のニコールを演じる。続けて4人は「チャーハン・ショー」でフライパンを持って「それそれそれそれ!」とチャーハンを炒める。多分チャーハンに見えたのはそれらしい「塊」で、フライパンからこぼれない仕掛けになっていたと思うのだが、きたろうさんはしっかりこぼしていた(笑)。

 長くなったので明日の日記に続く。

2004年05月24日(月) 徒労の木馬。なんつて。……イヤ、つい思いついちゃったので(^_^;)。
2003年05月24日(土) すっ飛ばし日記/穴子に拘る女
2002年05月24日(金) カニの味がわからない/『かしましハウス』7巻(秋月りす)/『焼きたて!! ジャぱん』2巻(橋口たかし)
2001年05月24日(木) 幻想の帝国(改)/『作画汗まみれ』(大塚康生)ほか



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