無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年02月25日(水) サブリミナルとバラバラな頭

 入院中はテレビでしかニュースを見られなかったので、久しぶりにネットで楽しそうな事件はないかと散策。
 世界情勢とかはトシ食うにつれてどんどん興味の埒外になってきてるけど、未来を憂えるだけのエネルギーが自分の中からどんどん薄らいでいっているのである。もともと何かの事件そのものよりも、それを報道するマスコミの右往左往右顧左眄ぶりの方を面白がる傾向があったのだけれど、それが強くなってきているのかもしれない。


 アニメ『エリア88』のオープニングに、裸の女性が逆「く」の字形に倒れている映像を瞬間的に繰り返し挿入するサブリミナル的な演出をしていたことが問題になっている。録画してるけど、そこんとこどうだったか確かめてないな。
 テレビ朝日の広報部は、「一瞬であっても肉眼で認識できる。制作上の演出であってサブリミナル表現ではない」と主張しているそうだけれど、だったら「視聴者の誤解を招くおそれもある」と言って該当部分を削除したってのはどういうことなんですかね。
 確か「サブリミナル効果はデマ」ってことが証明されてたんじゃなかったかな。『フロイト先生のウソ』にも確かそう書いてあった。だったら「瞬間映像を外す」方が、サブリミナル効果があるかのように視聴者に誤解させてしまうことになるではないの。「誤解を招きたくない」なら、映像を外しちゃイカンと思うんだがどうかね。


 俳優の渡辺謙が、『バットマン5』(バットマン・インティミデーション)に悪役で出演することになったとのニュース。
 国際的犯罪組織の首領ラーシュ・アル・グール、ということだけれど、どうやらメインの悪役らしい。なんと、リーアム・ニーソンが演じるはずだった役を振り替えられたんだとか。凄いぞ。
 あちらのB級C級映画の画面の隅にチョコっと出ただけで、「ハリウッド映画進出!」とか騒ぐケースがままあるけれど、映画の規模から言っても、日本人俳優がここまで大抜擢されたのは、早川雪州、三船敏郎以来ちゃうやろか。誰だ松田聖子以来とか言ってるやつは。
 映画そのものは『メメント』『インソムニア』のクリストファー・ノーランが監督することが決定しているけれども、これまで作ってきた映画の質から考えれば、5作中、一番ダークでリアルな映画になりそうである。共演の俳優陣も、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ケイティ・ホームズ、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマンと、超一流揃い。これなら渡辺さんもやり外があるだろう。少なくともジョエル・シュマッカー監督版のようなオチャラケ映画にはならないでいてくれると思う(あれはあれで好きなところもあるんだけれども)。
 渡辺謙のアカデミー賞の方だけれども、まだ『ラスト・サムライ』見てない段階でハッキリしたことは言えないけど、ライバルが『ミスティック・リバー』のティム・ロビンスと言うのはちょっとキビシクないかなあ。『ミスティック』はすげえいい出来だったし。


 入院中から今日の分まで、ようやく日記が追いつく。10行程度しか書いてない日もあるが、以前のように読んだ本や見た映画の感想を丹念に書いていたら、とても追いつかなかったろう。全部はとても書けませんが、そういうものはコンテンツの方に書いていきますので悪しからず。


 仕事が始まる前にできるだけ見ておくぞ『牡丹と薔薇』の第38話。ハマってるなあ。
 ぼたんに問い詰められた香世は、自分がレイプの指図をしたことを認める。このときの香世の言い草が凄い。
 「私たちは姉妹なのよ! 妹が穢れたら姉も穢れなきゃいけないのよ! 私が不幸になるならあなたも不幸にならなきゃいけないの!」
 全国の兄弟姉妹のみなさん、そういうものなんですか?
 もっと凄いのは、それ聞いてぼたんが「私たちは姉妹……」と陶酔して香世を許しちゃうのである!
 全国の兄弟姉妹のみなさん、そゆことされたら許しますか?
 しかし、せっかくぽたんに許してもらった香世であるが、ぼたんをレイプした男たちに礼金を渡している現場を、ぼたんの三上家での弟・和人(萬 雅之)が目撃してしまう。和人からそれを聞いた父・友重は、香世が暴行事件を仕組んだことを豊樹夫妻に暴露する。夫妻は信じられないが、そこへ香世が現れて、自分が首謀者だと発言する。
 「そうよ、私がやったのよ、悪い!?」
 いや、悪いって(--;)。
 ああ、もうこの二人の動向から目が離せないなあ。誰か昼間ヒマな人、来週からの分を見て、どんな展開になったか教えてくれ。


 夕方から、運動がてら博多駅の紀伊國屋まで出かける。唐沢俊一・村崎百郎『社会派くんがゆく! 死闘編』や小林よしのり『新ゴーマニズム宣言13 砂塵に舞う大義』、J.R.R.トールキン『妖精物語について』など。相変わらず傾向バラバラだな。

 仕事の終わったしげと連絡を取って、スーパー・レッドキャベツで買い物。ここの会員になって給水用の専用ボトルを購入すると、名水をただでもらえるのだが、そのボトルをしげは持ってくるのを忘れていた。
 「なんで? 台所に置いといたやん」
 「見たよ」
 「見たなら、どうして持って来なかったんだよ!」
 「玄関に置いとかないと忘れるよ!」
 「じゃあ、見た時に、玄関に移動させときゃいいじゃないか!」
 「ボトルを見たのと、水を入れなきゃいけないなってのと、玄関に置いとかなきゃってことが全部ばらばらで、頭ん中で結びついてないんだよっ!」
 「んなこと威張って言うなあ!」
 しょうがないのでもう1本ボトルを買って水を貰ってきたのである。水はたくさんあっても困るものではないが、入院費が結構かかっちゃったから、ほんとは小さな出費であっても、できるだけ抑えておきたいんである。でもムリだろな(^_^;)。「3ヶ月以内にもう1本我が家にボトルが増える」に千点。
 帰りにマクドナルドに寄ってたまごダブルバーガーをテイクアウト。しげが告げられた金額を「462円、462円」と繰り返すので、横から「385円」と混ぜっ返したら、途端に忘れた。ちょっと簡単に引っかかり過ぎではないのか。

2003年02月25日(火) 鬱が続くよどこまでも/DVD『パワーパフ・ガールズ ムービー』/DVD『押井守 シネマ・トリロジー/紅い眼鏡』
2002年02月25日(月) だめおんなず・うぉ〜か〜/『ネコの王』2巻(小野敏洋)ほか
2001年02月25日(日) 誰もいない海/『シイナのファブリオ▽』(がぁさん)ほか



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