無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年07月21日(月) うらんでやるわああああっ(^o^)/映画『星空のマリオネット』/『花の高2トリオ 初恋時代』

 ここんとこ、しげが某女性のWEB日記にハマッて毎日更新を楽しみにしている。
 どんな日記か、口にするのはちと言いにくいのだが、自分が男に愛されないことを恨んで、モテる女性に対する怨嗟と呪詛の声をツラツラと書き綴っているという……(^_^;)。
 まあもしかしたらネタなのかもしれないけど、それにしてもここまでの筆力は感嘆に値する。
 自分の容貌にも性格にも能力にも自信があって、だもんでどうして自分がモテないのか分らない、みんな親が、見る目のない男が、私のジャマをするバカオンナが、私にロクな仕事をくれない会社が悪いんだ、恋愛経験が全くないわけではないけれども、それも不倫だったりして最後はいつも哀れな結末、けれど夢だけはまだ持ってて、いい男捕まえていつかは幸せになるの絶対よ、玉の輿なの玉の輿、オホホホホ……。
 って、直接の引用を避けてまとめただけじゃ、とてもその日記のキョーレツさは伝わらない。我田引水疑心暗鬼被害妄想電波障害如法暗夜阿鼻叫喚、カンペキにキテるよなー、こいつ、と、笑うより引いちゃうような日記なんですよ。開設されてまだ一週間だってのに、もう40000HITしてるんですね、これが。一日6000人!? やっぱりデンパなところにゃ人が集まるものですねー(^_^;)。
 それにしてもしげはなんでそんなとこ読んでるのかなー、なんかシンクロするところでもあるんかいな、と思っていたら、よしひと嬢まで「わあ、すごい!」とか言いながらパソコン画面を食いいるように見ているのである。「私も日記書きたいんですよねえ、そうか、こう書けばいいんだあ」。
 いや、こんなん見本にしていいこたないと思うんですけど。それともそんなにオトコや仕事についての毒吐きたいんですか、よしひとさん(^_^;)。
 もしホントによしひと嬢が日記を書き始めたら、ぜひリンクさせていただきたいんですがね。ご本人は「でも荒らされたらいやだし」とか仰ってるが、なあに、メールアドレス公開しなくて、掲示板設置しなけりゃいいんですよ。もっとも2ちゃんねるにウォッチスレ立っちゃうかもしれませんが(^o^)。


 頚部リンパ節がんの治療のため休養していたいかりや長介が、19日、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2』の舞台挨拶に出席。復帰自体は嬉しいのだけれど、あまり無理はされないでボチボチ仕事していただきたいものである。
 ここんとこ、好きな役者さんの訃報を聞くことが多い。ドリフ復活はもうずっと期待し続けているのだけれど、いかりやさん(チョーさんと呼ぶべきか)の自伝『だめだこりゃ』を読むと、それももうないような気がする。『全員集合』終了でドリフはもう終わっていたのである。
 荒井注さんも亡くなられて久しい。なんだか自然と落ちこんでいくのだが、いかりやさんが倒れたとき、加藤茶がやたら「いかりや長介はきっと帰って来ます!」なんて悲痛なコメントを述べていたので、復帰したと言ってもまだ不安が消えないのである。
 若い人たちにはもういかりや長介は「ドリフのチョーさん」じゃなくて「『踊る』の和久さん」なんだろうな。決して演技力があるとは言えないいかりやさんをあまり動かさずに、存在感だけを利用して「うまく」使っていることは事実だけれど、もう少し立たせて上げてもいいんじゃないかと思うのだけれども。
 でもまずは『踊る』シリーズを復活させて、いかりやさんの居場所を作ってほしいと思う。本広克行監督、そういう「気配り」が本当の映画人なら必要だと思うんだけど、どうかね。


 朝のニュース番組で、ピーコさんがこないだの博多の水害について怒っている。博多の行政なっちゃないって。あれからいくつかの番組が今回の水害について「検証」を行っているのだが、視察に来た県職員に、市民の一人が「あんた、4年前には大丈夫だと言ったじゃないか!」と食って掛かっていたのだが、その職員が無言でなにも言い返せないのが印象に残った。「河川工事さえ終わっていれば50年に1度の水害にも耐えられる」とか言ってた職員もいたが、その「河川工事が終わっていたところ」からも水が溢れ出しているのである。キャスターの「終わっていも水害が起こる可能性はあるんじゃないですか?」の質問に「なんとも言えません」と平然と答えるやつもいるしなあ。
 それどころか今回の水害の原因、河川工事の遅滞だけでなく、御笠川上流の太宰府で、道路工事が済んでいたのが原因だったことが判明したのである。つまり、4年前は太宰府の地面が水を吸収していたのが、今回はアスファルトで舗装された地面は水を全て御笠川に流しこんでしまった。これが下流に一気に押し寄せる結果を生んでいるのである。
 これじゃ、下流の川幅広げて底を攫っても意味がない。自分たちのやってることがどんな結果を生むのか、想像する力がないからこんなことになるのだ。もう1回、太宰府のアスファルト取っ払うか? 
 河口広げても、満潮になれば水は逆流するのである。もう一本どこかに人口川でも作らないことには抜本的な解決はできんのじゃないか。もちろんそんな土地、どこにあるんだと言われりゃそれまでだけれど。せめて博多区民の税金下げてお詫びするくらいのことはしてみろよ。


 水害の煽りを食って、今日の芝居の練習は休みになったそうで、しげはよしひと嬢を見送ってすぐに帰って来る。
 腹が減っていると言うので、店が開店する早々、「バーミヤン」で遅目の朝食と言うか、早めの昼食。北京ダックを頼んで二人で分けようと思ったが、しげは一つも取ろうとしない。「おなか空いてるけど食べきらん」。食欲魔人のしげには珍しい、と言いたいところだが、最近ようやくしげは昔みたいなバカ食いができなくなって来ているようなのである。まあ以前は異常だったからな。
 けどやっぱり肉だけ食って野菜や果物は毛嫌いしているのである。だからそれじゃ栄養偏るばかりだってば。

 帰宅して、しげ、そのまますぐに寝る。夕べもちゃんと寝てたのに爆睡。
 そのまま夜の10時まで10時間眠りつづける。絶対こいつ、生体バランスが崩れてやがるな。こないだ精密検査受けてからもう数年経ってるし、そろそろ医者に行かなくていいのか。


 昼、CS日本映画専門チャンネルで『星空のマリオネット』。
 鴻上尚史が「自分の好きな映画」としてこれを選んで解説しているのだけれど、「しまったなあ」と笑っていたのが面白い。普通こういう場合「永遠の映画」を選ぶものだけれど、鴻上さん、つい「青春の一本」を選んでしまったのだ。つまり「今思い返すと、かつてコッソリ書いていたポエムのように恥ずかしい思い出」なわけなんだね(^o^)。
 私も鴻上さんと年は殆ど同じなんだが、当時『星空』に感動するほど幼くはなかった(いや、鴻上さんってやっぱ精神年齢幼いよ)。自分がこれからどうなっていくか分らない、何か目の前に見えない壁があって、それをどうしてもぶちやぶれない、だから若者は暴走する、親を、社会を憎み、性におぼれ、果ては自暴自棄になって自殺する。
 そんな暗いストーリーに共感を覚え、かえって明るさを感じて開放されたと鴻上さんは語るが、自分の鬱屈を開放する手段なんて、もっと早い時期に済ましとくものじゃないのかな。バカガキの勝手なリクツに共感できるほど、アタマの悪い観客ばかりではなかったと思うが。まあ亜湖のヌードにボリュームがあったことは認めるけど。


 続けて同じくCSで『花の高2トリオ 初恋時代』。
 森昌子・桜田淳子・山口百恵唯一の共演映画であるが、青春の恥ずかしさと言えば私にとってはこちらの方かな。見に行きましたよ劇場まで。素敵なおねえさまに憧れる年頃の中学生だから仕方ないじゃん(^_^;)。
 実際の主役はフランキー堺と南田洋子だったりするのだが、それでも過密スケジュールを塗って、プロダクションも違うこの三人がよく集結できたものだ。キャラクターの描き分けはしっかりものの森昌子、はねっかえりの桜田淳子、敬虔な山口百恵といかにもではあるのだけれど、まあアイドル映画と言うか少女モノはこんなものである。十字を切って祈る山口百恵の可憐さったらないよ(* ̄∇ ̄*)。
 オープニングは当然3人が歌ってるんだが、同じ曲を歌わせるとやはり森昌子、山口百恵は聞けるけれども、桜田淳子はナマッてて耳障り。ヒロインとして立ってるのも山口百恵で、三人を並べるとどうしても桜田淳子だけが見劣りするのがその後の運命を暗示しているような(^_^;)。


 夜中に目覚めたしげと、遅目の夕食を「ガスト」で。
 ディスプレイで「あなたの脳年齢を計ります」ってのがあったんで、お互いやってみたら、私が56歳で、しげが43歳。私は16歳、しげは14歳、実年齢より上である。なんかやっぱボケ始めてんのかな。

2002年07月21日(日) アニソンしか歌えないわけじゃないけど/DVD『千と千尋の神隠し』/『吼えろペン』5巻(島本和彦)ほか
2001年07月21日(土) やたら長長文になっちゃいました。すみません/『裏モノ見聞録』(唐沢俊一)ほか



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