無責任賛歌
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2001年07月21日(土) |
やたら長長文になっちゃいました。すみません/『裏モノ見聞録』(唐沢俊一)ほか |
しげと一緒に路上劇を演じてる夢を見た。
そのころ(っていつだ)、我々、演劇集団 P.P.Produceの活動は軌道に乗っていた。乗りすぎていた。 団員は20人を越え(その程度で軌道に乗ってるのか)、世間にも認知されていた。 だから交通規制をして天神のスクランブル交差点で(あとで思い返すと、場所はまさしくそこなんだが、夢を見ている間はそこじゃない気がしていた。なぜか「世界の交差点」なんてことを考えていたのである。『エヴァ』の影響か?)、劇団員がみんな狂ったように踊り狂っているのである(そりゃ狂ってるんだって)。 路上劇はアドリブが命だ。 ここでわが劇団のヒーロー、藤田くんがアドリブをかますことになっていた(それってアドリブって言わないのでは?)。 ところが藤田君、軍用車に乗ったまま、微動だにしない(どうやら兵士として、狂った群集を沈静する役らしい)。 どんなに大所帯になっても、ウチの主役は絶対に藤田くんなのである。 そう決まっているのである(なんでだよ)。 私たち夫婦も、別の軍用車に乗っていて、いざというときのために(どんなときだよ)待機しているのだが、藤田くんが沈黙しているのでイライラしてきた。 群衆が踊り狂っていると言っても、「ええじゃないか」みたいなものでも社交ダンスでもない。 その場を一歩も動かず、両手を上げて全身を激しく波打たせて「わあああああ」と叫んでいるだけである(ホントに狂っている)。 我々はそれを「全身激しくワカメ踊り」と呼んでいた(ネーミングセンスがない)。 こんな踊りをずっと続けていては死んでしまう。鴉丸嬢などは、既に声が「わああ……げほ、げほ……わああ……わは、げほげほ」と咳込んでいる。 このままではいけない。 なんとか藤田くんを動かさなければ。 なのによく見ると、藤田くんは俯いてクックックと笑っているだけなのだ(どうやら自分だけの演技プランに基づいて演技しているつもりらしい)。 私は隣に座っているしげを見上げて「どうすんだよ」と目配せしたが(この軍用車には座席になぜか段差があるのだ)しげも更に隣を見上げる(この軍用車には座席が三つあるのだ。……ってどんな車種だよ)。 そこには見知らぬ男が。 「おい、こら、オレ以外の男に相談するんじゃない」と内心むかっ腹を立てていたら。 目が覚めた。 おい、オチはどうした?(いや、夢にオチはないぞ)
まあ、たいして面白い夢でもないが、私の夢の中にしげが登場することなんて滅多にないことなのだ。 いつもしげは、「アンタは私のことを思ってくれてない」と文句を垂れているので、夢に出て来たことを教えてやったら喜ぶかと思いきや、「全然ラブラブな夢じゃな〜い」とかえってむくれる。 いや、私がジェラシったということ自体、珍しいことなんだから、充分、「ラブラブ」だと思うんだけどなあ。 それこそ「夢物語」を語ってるだけじゃないか。贅沢言ってんじゃねーや。
しげは今日は鴉丸嬢と待ち合わせ、と言うことで外出して行った。 別に早朝と言うわけではなく、午前10時の話だから、その前に洗濯をしたり洗い物をしようと思えばできるのである。 ところがしげは何もしようとしない。 どんなに言い訳をしても、しげが究極の怠け者であることは否定できない事実なのである。結局、すべて私が尻拭いをしなければいけなくなるのだ。 あんなでかいケツの尻拭い、したくねえぞ。 何しろ私の1.5倍はあるのだ(誇張なし)。
というわけで午前中はゴミ溜めと化した(比喩ではない)台所を掃除。 またもや汚物が排水溝に詰まって流れなくなっているのである。 ここまで汚くなっても、しげが放置したままなので、休日に私がやるしかない。この世界で一番家事をしない女がなぜ生まれたか、心理分析が出来たらノーベル賞が取れるんじゃないか。ある程度片付けても、皿置き場が満杯になってしまったので、これ以上は洗えない。 仕方なく残りは翌日に回すことにする。 部屋もまた床が見えなくなりつつあるから片付けないとなあ。
今日はゆっくり日記が書けるかと思ったら、いきなり1時を過ぎたころに、しげから電話。 「どうしたん」 「博多駅の近くで、声を出しても迷惑かからないとこ知らん?」 「……公園は?」 「……暑いんよ!」 「暑いって、日陰は?」 「日陰も暑いんよ!」 「じゃあ、どこかに入り込むしかないじゃん。喫茶店とかで『声出していい』ところなんてないし、『カラオケ屋』でも探せば? オレは、博多駅近くのカラオケ屋なんてよく知らんぞ」 「そう、わかった」 プツッと通話が切れる。えらくあっさり切りやがったんで、かえってしげが何を考えてんだか判らず、妙に気になってくる。 いったい何を始める気だ? と思っていたら、しばらくしてまた電話。 「アンタ、今日ヒマ?」 「ヒマって、いや、やりたいことはあるけど今しなきゃならないってことでもないし……。なんで?」 「カラオケ屋のカード、そこの引き出しんとこにない?」 「あるけど? なんで?」 「店まで持ってきて。そこで打ち合わせするから」 「そこでって……博多駅の近くにカラオケ屋なかったの?」 「どこも混んでる。駅から離れれば空いてるだろうから。じゃあねえ」 じゃあねえって……駅から離れてるって、そりゃ離れてるよ。バスで六つ目なんだから。 でも、頼まれた以上はしかたがない。 ちょうど食事をどうしようか、自分で作るか外食するか迷っていたので、カラオケ屋で食えばいいやと決めて、外に出たのだが。
なんなのだ。この暑さは。 昨日もうだるような暑さだったが、今日は昨日の比ではない。 暑さの衣が全身にまとわりついたような暑さだ(あとで知ったが、地域によっては40度を越えたところもあったらしい)。 さっき「外は暑い!」としげが言っていた理由がよくわかった。 これはさっさとカラオケ屋までたどりついて、ロビーで涼むに限ると、自転車をかっ飛ばす。
ありがたいことに、カラオケ屋にはクーラーがかかっていた(当たり前だ)。 しげたちが来るまで、マンガでも読んでいようかと、持参してきた『攻殻機動隊2』を読もうとして、鞄から取り出したものの、ふと、ロビーに置いてあった『週刊SPA!』の今週号に目が行く。 「イマドキの[あげまん]はココが違う!」 いや、そのコピーに引かれたわけじゃないけど、雑誌は立ち読みでしか読まないので、つい手に取って読み始める。 で、あげまん記事には目もくれず、「これは事件だ/神足裕司」で、コータリ さんが「靖国問題」について、語っているので興味深く読む。 なるほど、A級戦犯と普通の戦没者を合祀しているのは靖国神社の「死んだらみんな神さん」という考え方に拠っていたのか。つまり「靖国」は死者の罪を「許す」神社でもあったわけだ。 こりゃ、アジア諸国の「日本を許さない」思想と相容れるわけはないわな。中国や韓国は、その主張を通そうとするならば、「靖国」の存在自体を否定せねばならないのである。 コータリさん自身は、あの戦争を侵略戦争であるとハッキリ認識しているが、靖国参拝を否定しようとする動きにも異議を呈している。これが平均的日本人のごく常識的な意見だろうなあと思う。 「許す」文化がない国に対して、「許す」ことが「過去をウヤムヤにすることではない」ということを理解させることは非常に困難だ。でも、日本人自身、「許す」ことが「ウヤムヤにする」ことと同義だと錯覚してるバカも多いのである。 「いつまで謝ってれば気がすむんだ」と腹を立ててる連中は、明らかにこの「ウヤムヤ派」だ。 ……思うんだけど、いっぺん、「すみません」と謝るんじゃなくてハッキリ「許してください」と言ってみたらどうですかね。 まさか中国や韓国だって「い〜や、永遠に許さない」とは言えないでしょう。
「どうしたら許してくれるんですか?」 「そりゃ、誠意を見せてくれないと」 「誠意を見せたら、あとで戦争を美化するバカが出てきても許してくれるんですか?」 「いや、それはそのときで」 「それは永遠に許さないということではないのですか?」 「バカが出るのはあくまで可能性だから、出てこなければいいんですよ」 「でも、バカが絶対に出ないということがあり得ると思いますか?」 「そんなことはわかりません」 「つまり許せるかどうかもわからないということですね? じゃあどんな誠意を見せてもその『分らない』という結論は変わらないのではありませんか?」
というわけで、「許さない」とか「謝罪しろ」って言ってる連中だって、実は「ウヤムヤ派」なわけなんですね。
とかなんとか考えていると三十分以上経って、ようやくしげと鴉丸嬢が到着。 挨拶はいきなり双方ともに「暑いねえ」。 ともかく部屋に入りたかったが、カラオケ機種は慎重に選ばねばならない(^^)。 今日は運良く我らが「ジョイサウンド」の部屋は空いていたのだった。
でも、しげたちの目的はあくまで芝居の打ち合わせであって、歌うことは眼中にない。 「今ごろ、店の人たち、『あの部屋、歌いもしないで何やってんの?』って思ってるよ」 と、鴉丸嬢。 「そうかな? 意外と気にしてないんじゃない?」 「いや、絶対、話してる! 客のうわさってのは絶対するものなの!」 しげまで賛同したので、なんだかイヤな気分になった。 そういや、しげもよく、店に来た客の文句言ってたしな。 でもそれって不可避なことだし、誰がどう思おうと、それが店内だけのことなら、文句のつけようもないし。 いやね、ウワサされることがイヤなんじゃなくて、ウワサされたくないって顔してるしげたちのほうがちょっとヤなのね。 そんなこと気にしてたらキリないじゃん。どこにも行けなくなるだけだよねえ。
ともかく当初の目的は芝居の打ち合わせである。 私の脚本、実は歌がたくさんあるのだが、その曲を作曲するのは、手間がかかりすぎる、ということで、うまく合うカラオケのメロディーがないか相談する。 なんとか曲の候補が出たところで、せっかくカラオケがあるんだから、と、ようやく歌い始める。 「店の人、『ああ、やっと歌い出した』って安心してるね」 ……鴉丸さん、気にし過ぎだってば(--;)。
『吸血鬼ハンターD』の主題歌(昔のT.M.networkの方のね)、てっきり歌えると思い込んでいたのに、途中をすっかり忘れている。昔のビデオもときどき見返さないとなあ。 しげと鴉丸嬢、オヨネーズの『麦畑』を楽しげにデュエットするが、私はよく知らない歌だ。以前、しげから「一緒に歌おー」と言われて、「知らんから歌えん」と拒否した歌である。 でも、若いレディーが花詰まらせながら、
うんと大事にすっからよ も少しこっちゃさ来い やんだ恥かしな ちっと気が早えな
とか歌ってるのはなんだかなあ。
おら本当にハッピー おらも本当にハッピー 愛の花咲く 麦畑
とか、歌ってて、石、投げつけたくならないか?
で、気がついたら夜の8時。 割安のフリータイムも8時までである。 鴉丸嬢をバス停で見送って、私はひと足先に近所のベスト電器で生ビデオテープを買うために、自転車で先に行く。 「私を置いて行くの?!」 としげは泣き顔になるが、ゆっくり一緒に歩いていたら、店が閉まってしまう。 しげは、放っといても、ちゃんと付いて来るけれども、ビデオテープは向こうから歩いて来てはくれない。どちらを優先するかはわかりきっているではないか。 「ベスト電器の前で待ち合わせすりゃいいじゃん」 と、文句を言われる前にさっさと自転車に乗って、しげを置き去りにする。 待ち合わせ場所で、ちょっとすれ違いかけたけど、なんとか会えたので、終わりよければ全てヨシである。
ええ、その後は仲良く二人で歩いて帰りましたとも。 間違っても、しげを荷台に座らせて二人乗りして、しげが怯えて「怖い怖い怖い怖いー!」と絶叫するのを面白がって、更に自転車の速度を上げて猛スピードで一気にウチまで帰るなんて危険なマネは、一切しておりませんとも。
しかし、今日はなんだかんだで動きづくめなのでありました。 帰宅後は日記を書く元気も残ってなかったけど、遊んでちゃ、日記も滞るばかりなのです。
唐沢俊一『裏モノ見聞録』。 WEB現代で全部読んでるものばかりなので、新刊だけど特に新規な感想はないのだけれど、語りだしたらキリがなくなる類の本でもある。 なんたって、インターネットのちょっと(随分?)変わったサイトを紹介しまくっている本なのだから。 以前、鈴邑くん夫妻に「女の子の名前だけを集めたサイト」ってのをこれで読んで知って、紹介したことがあった。というのが、お二人のご長女のふなちゃん、本名が結構変わってるからなんだね。 調べてみると、同じ発音の名前はあるけれど、字が違う。教えてあげたらこのサイトの管理人さん、喜ぶんじゃないかな。 ちなみに「男の名前を集めたサイト」は、作る気が全く完全に絶対ないそうです、この人。筋が通っているなあ。 http://www.dd.iij4u.or.jp/~ume20/f_name/ ほかに、私も大いに笑わせていただいて、思わず「お気に入り」に入れちゃった、「電波ニュース」ってのがある。普通の文章をここに登録すると「電波系」(あの、つまりイカレタ系ということね)にしてしまうというものだが、どれだけオモロイかは論より証拠、試しに昨日の日記をここに入れてみよう。
連休に入ると、つい時間感覚がなくなる。自分でもビックリするほど金が無い。 夕べも「仕返しに明日は早起きしなくていいんだと思ったら姫路城の出来上がり」と思ってつい夜更かし。しかし奥からはうめき声が漏れてくる。 で、楽しみの連休中も結局は寝不足のまま過ごすことになっちゃうのだ。しかも担任まで俺が盗ったと思ってるし。 朝方、しげはどうやら私を起こそうとしたらしい。 らしいと言うのはもう記憶が曖昧だからなのだね。こうなった以上、君たちには死んでもらうしかない。 「危害を加えない映画行こうよう。もっとホネのある奴だと思ってた、残念だよ。朝だよう疑惑」 「……朝って何時と思ったら姫路城の出来上がり」 「7時」 「……映画館も空いてないやん、昼からでいいようを半年育てて森に返し涙」 そう言って、また眠りに入り、いてもたってもいられずに目覚めたらもう昼過ぎ。どうしたらいいか分からなくて頭の中が真っ白になって気づくと、あらぬ方向に走り出していましたが。 今度はしげの方が眠っている。まかちこん。 「……どうした? 映画行くんじゃなかったのか?」 「朝しか行きたくないよう。まず、頭痛のことなんですが、なんつーか、わかったんですね。頭痛のときは、これがおさまれば、すべての問題が、解決されるような、そんな気がしていました。ありません?そういうこと。で、頭痛がおわってみると、元の木阿弥。昼からはイヤだよう」 どういう理屈だ。気がついたら集中治療室のベッドの上でした。 しげは、よかれと思いこれまで、有償で朝早くから映画に行ったことなんて殆どない。 私にしてみれば、指を突っ込んで吐くよりは朝方に出かけて、昼過ぎに食事と買い物をして帰宅、というのが休日の過ごし方としてはベストだと思っているのだが、たいてい朝はしげの方が寝ていて起こしても起きないのである。 今日だって、俺が「良い」と言うまでてっきり朝はしげがグズると思って、昼から出かけるつもりでいたのだ。そして星へと祈るの。でなきゃ夕べDVD見て半徹夜、そして誰もが諦めていたその瞬間なんてことはしない。これからは俺の事を気安く「ダニー」と呼んでくれよ。 ともかくいやがる奴を無理に引っ張ってたってしかたがない(涙アンド変な汗)。しげのきまぐれとスケジュールに合わせていては、とても映画に行く時間など作れない。 何しろいつ「どうやら寝てる間に今度の○曜、からだ空いてる?」と脳直で聞いても「わからないと思っていませんか?」とか「手乗りなんでアンタに教えないかんの?」としか答えないのだ。乙女のピンチ。自分のスケジュールは教えたがらないくせに、こちらの都合ばかり脳直で聞きたがると言うのは見当違いじゃないか、と何度言っても改めない。すると全員俺の事を無視ですよ、無視。 性格が歪んでいるのである。ダメじゃん。 品性が下劣なのである。そして冷たい風が吹き抜ける。春はまだ遠い。 根性曲がりと映画に行っても楽しくないぞ。わかってんのか。 というわけで、映画には一人で出かけようと決心するが、それでもすぐには出かけない。残り300円で10日間しのがなきゃ。 しげの気持ちが変わって、「ご覧のようにやっぱり行くにはこんなにも危険がいっぱい」とか言い出しかねないので、ちょっとは待ってやるのである。それで旧国鉄時代を含めたJRは完全制覇したから、今度は私鉄か貨物にチャレンジしようと思うんだ。 ……なんでこんなアホウに気を使ってやらにゃならんかな。そこんとこ4649。もしくは4126。
私もしげも既知外だ。 しげはダン・エイクロイドのファン。で、私が「ダニーと呼んでくれ」ってのは、偶然とは言えハマリスギだ(^_^;)。 http://www02.so-net.ne.jp/~saitou/denpa.htm
マンガ、小野敏洋『ネコの王』1巻。 あっ、小野さんって、昔、『プロジェクトA子2 大徳寺財閥の陰謀』のコミカライズ描いてた人じゃん。 無茶苦茶ヘタクソだったのに、無茶苦茶うまくなってるぞ。 ストーリーテリング、コマ割り、絵柄、どれ一つ取っても、とても同一人物とは思えない。 ……ホントに別人じゃないの? 猫が「突然」進化した世界。人類はとうに「喋る猫」に驚かなくなっている。でも、その最近進化したはずの猫たちに、遥か太古から伝えられている「猫の王」の伝説。 それは単に猫を支配するのみならず、宇宙をも統べる秘密を持つという……とんだ間違いで猫の王になっちゃった男の子と、ホントは猫の王になるはずだった相棒の猫、ガールフレンドの女の子に、未だに猫の王の座を虎視眈々と狙うライバル猫、なぜか人間のナイスバディを持つ猫女神様、いやもう、百花繚乱のキャラクター群が楽しいこと楽しいこと。 これはアニメにしやすい素材じゃないかなあ。『セーラームーン』+『うる星やつら』って感じなんだもんね。
マンガ、細野不二彦『THE SLEEPER』1巻。 深層意識に入りこんで魔を倒すって……。 たがみよしひさ『妄想超人マイナマン』でもうやってるぞ。 自作の『バイオハンター』のリメイクっぽいところもあるし、ちょっと興醒め。細野さん、連載を持ち過ぎてちょっと作品が荒れてきたのかな?
マンガ、和田慎二『ピグマリオ』1巻。 単行本を殆どメディアファクトリーにお引越ししたんで、『ピグマリオ』もこっちに来たみたいですね。実は初読です。 設定説明がくどすぎたり、キャラの名前が適当でいい加減だったり、純粋さを強調しようとして、かえって不自然になってる主人公の「ボケ」ぶりなど、相変わらず欠点は多い。 って、旧作だからしかたないけど。 でも作者がぜったいやりたかったファンタジーだけに、リキが入ってるのはわかるのね。だからその「波」に乗せられて意外と退屈しない。 なんてったって、精霊オリエがけなげだし……ってやっぱり女キャラ目当てで読んでるんかい(^_^;)。
CSファミリー劇場で特番『千と千尋の神隠し 〜少女千尋の不思議な世界〜』見ました。 でも字数オーバーで感想が書けません。悪しからず。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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