無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年04月02日(水) ハカセ暴走!/『漫画アクション増刊 9人の宮本武蔵』/『手塚治虫マガジン』5月創刊号

 今日もしげには朝送ってもらえず。
 明日からハウステンボスに行く予定なのだが、今日、いきなり「明日、会議を開きますよ」との連絡。ちょっと待てやい、明日はもともと何の予定も組まれてなかったではないか。年度初めからこの行き当たりばったりの無計画ぶりはなんなんだ。
 宿はもう予約済みだし、もちろんそんな会議はサボって、予定通りハウステンボスに行くのである。実際サボったって、あとでなんとかなるこたぁ分ってるし。昼メシは職場の近所の定食屋で、イカ天&ラーメン。えらく混雑していて、隅の席でちっちゃくなって食う。客はみんなどこかビンボ臭いし、厨房はなんか汚らしいし、けれどこじゃれたファミレスより私はこういう雰囲気のほうが実は好きなのだ。昭和40年代ぽくってね。


 帰りの迎えの車の中で、しげからまたまた穂稀嬢の天然話を聞く。
 一般常識すら殆どない穂稀嬢であるが、珍しく練習中にウンチクを垂れたそうである。
 コメディの話をしていて、しげが「チャールズ・チャップリンよりもバスター・キートンのほうが好きだな」と言ったところ、いつもは「誰ですかそれ?」と無知無教養ぶりを晒してる穂稀嬢が、「あ、知ってますよ、キートン」と言ったそうな。
 「ハカセがキートンを知ってる、すごい!」とその場にいた誰もが驚いたのだけれど、鼻高々になって続けて言った穂稀嬢のセリフは。
 「それくらい知ってますよぉ。『MONSTER』の作者でしょ? マスター・キートン」
 ……まあ、なんつーかね、散々弄んだ末にボロクズのように捨てても男が何の精神的痛痒を感じない女というのはこういう女を言うのだろうな(-_-;)。


 帰宅して、ちょこちょことハウステンボスに出かける準備。けれどしげは、9時からバイト先の人たちとカラオケだというのでスタコラ出かけてしまう。間に合うのかよ。
 ひと息ついてテレビで『世界危険映像まる見え恐怖の怪奇事件大捜査スペシャル』。どこぞの大臣が、原始人をでっち上げた話とか、実は殺人鬼だったベストセラー作家の話とか(名前失念。読んでみたいぞ)。
 この番組、結構コマメに見てるんだけど、やっぱり「もっと詳しく知りたいなあ」と思うくらいに事件を駆け足で紹介している。参考文献とかを最後にテロップで流してくれたら嬉しいんだがなあ。


 『漫画アクション増刊 9人の宮本武蔵』(双葉社・350円)。
 アカラサマな『MUSASHI』ブーム便乗企画本だけれど、アンソロジーとして充分楽しめる。小島剛夕、山上たつひこ、星野之宣、二階堂正宏、モンキー・パンチ、山松ゆうきち、黒鉄ヒロシ、水木しげる、石ノ森章太郎の9人のうち、私の好みはやっぱり水木しげるのもの。この人は武蔵をただの「ハッタリ屋」と捉えており、決して「剣豪」としては描かなかった。実像はこれに近いんじゃないかな。ついでにつげ義春の武蔵ものも収録してほしかったな。


 『手塚治虫マガジン』5月創刊号(kkベストセラーズ・390円)。
 まるごと手塚治虫って企画、昔もなかったかな。当たらなかったって記憶あるけど、どれだけアトムブームに乗れるものなのか。
 収録作は『ブラック・ジャック』も『アトム』も『どろろ』もほかの短編も全部読んでるので、グラビア以外は面白味なし。単行本未収録の短編とかもっとあるはずだぞ、そういうの発掘してこんかい。

2002年04月02日(火) だから仮病じゃないってば/DVD『京極夏彦・怪 隠神だぬき』ほか
2001年04月02日(月) 桜の森の満開の下/『イギリス人はおかしい』(高尾慶子)ほか



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