無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2002年10月21日(月) 今から2ヶ月後のプレゼントで悩んでいる男の愚痴/『華麗なるロック・ホーム』(手塚治虫)ほか

 入籍してから丸十年を経過しているが、式を挙げたのは五年経ってから。
 てなワケで今日が結婚「式」記念日である。
 ところがしげのやつ、この手の記念日ってのをすぐ忘れるのだな。イベント好きのクセに数字には極端に弱いので、「1021」なんて数字はいい語路合わせも思いつかなくて覚えられないようなのである。ちなみに「入籍」記念日は12月31日で大晦日なのだが、これもしげはすぐに忘れる。なぜだ(まあアホだからなんだけどな)。
 でも金欠病が続いているので、記念日のプレゼントは用意してない。と言うか、何を贈ったらいいか、もうネタギレである。指輪も贈った(縁日で売ってた、やっすいやつだけど)、ネックレスも贈った(観光地で買ったダッサイやつだけど)、ブレスレットも贈った(磁気だか妖気だかが出てる妖しいやつだけど)、香水も口紅もバッグも水着も贈った(たいてい1回で捨てられてるけど)、これ以上、何を贈ったらいいと言うのだ。図書券や現金は「そんなんプレゼントじゃない!」と怒るし。
 「お前の好みのものかどうか分らんからヘタなもん買えん」と文句を言うと、「プレゼントなんか用意してないフリして、『ほら』ってくれたものがステキなものだったりするのがいいとよ!」なんてほざきやがる。わしゃ、エスパーとちゃうわ。
 だいたい私の方から一方的にプレゼント贈るばかりで、しげからは気が向いたときにたまにしかプレゼントなんかくれないのだ。ブルジョアから搾取されるならばまだ納得がいかないこともないが、プロレタリアートがプロレタリアートから搾取するなよ。なんだかムチャクチャ理不尽なものを感じるのだが、世間の夫婦はやっぱり夫が一方的に妻にプレゼントしているものなのだろうか。……でも、親父がお袋にプレゼントしてるとこってあまり見たことないなあ。お袋はしょっちゅう、親父に何やかやと買ってたものだったけど。 

 
 それでもなにかイベントらしきことはせねばなるまいと、「さかい」で肉を食う。そう言えばしばらく焼肉を食っていなかった。
 しげにはとりあえず赤味の肉をあてがっておけばいいのだが、私はそれだけだと物足りないし、第一、三人前の盛り皿を頼んでおいても、しげがその大半を食い尽くすのである(-_-;)。私は私で何か頼んでおかないと腹が減って仕方がない。なんだかよく分らないが新メニューで壷に入ってるホルモンがあったので、それを頼む。甘タレが染みこませてあるということであるが、ホルモンにタレが染みこむものであるのか。まあ、腸だからどこかに穴は開いてるんだろうけれど。味は普通のホルモンと比べて美味いんだかどうだか、まあ、不味いとは言わないけれど、気分の問題という気もする。
 私がホルモンに執着してしまうクセというのは、これもやっぱり子供のころの刷り込みで、親が焼肉と言えばホルモン、というように小学生の私に食わせまくったのである。ホルモン注射とかなんとかとのイメージの混同があったのだろうが、「栄養がある」「からだにいい」と思い込んでいたのだろう。実際はただの腸なんだがなあ。しかし、この手の勘違いは世間一般でも同様だったらしく、昔は焼肉屋の前には堂々と「ホルモン焼き」と看板が立てられていることが多かった。っつーか、ホルモン焼き専門の店まであったくらいである(今はその店は焼鳥屋になってるが)。
 しげ、肉を10枚ほど食べ残して「もう食べきらん。少食になった」とぼやく。言って置くが、「三人前」の皿の、残り10枚である。私はせいぜい5、6キレしか赤味の肉は食っていない。少なめに見積もっても、しげは20枚以上肉を食い、、ご飯も2杯オカワリしているのである。「これで少食になった」と言ってるのだから(一応それは事実だ。昔は肉を10枚も残すことはなかった)、以前がどれほどのものだったかは察していただきたい。健啖家、なんて表現が生易しく聞こえるくらいなんスから、ホント。


 しげ、腹も下ってきたらしく、「早く帰ろうよう」と泣きだす。
 けれど無情に「いや、本が買いたいから」と突き放し、、ムリヤリ積文館に寄らせる。散々肉食っといて、腹が痛くなったなんて、自業自得というものだ。ちょっとくらいガマンせえ、と、しげを駐車場に待たせておいて、本を物色。
 ついでに隣のセガワールドを覗いてみたら、UFOキャッチャーでちょうどいい位置に『ヒカルの碁』の卓上時計が四種類出ていたので、全てゲット。
 喜んで駐車場で待ってたしげのところに持って行ったら、「なんでゲーセン寄っとんの!?」と立腹。
 「いや、たいして時間かかってないよ」
 「かかっとうよ! 行くときは『10分くらいね』とか言っといて、もう30分も経っとうやん!」
 「そんなに経ってないよ。せいぜい20分くらいやろ」
 「そうやってすぐサバ読む! どっちにしろ10分は過ぎとうやん!」
 「……おまえ、心狭いよ。もう少し広くならん?」
 「なるわけないやん。あんたの妻よ?」
 ……どういう理屈だ。じゃあ、私の友人、知人は全員心が狭いんか。どっちかというと心が広い人間ばかりで助けられてばかりなんだが。人間としての器の小ささという点では、私の知る限り、しげと親父が両巨頭だぞ。
 この日記で私は散々愚痴だの悪態だの吐いてはいるが、これは殆ど親父やしげの真似なのである。だって、私ってば日頃はおとなしくって気が弱くって、とても○○○○とか○○○とか○○○○なんてコトバ、口にもできないんですもの(^^)。
 ……っつーことは私、やっぱり身内に関しては不幸なのかも(・・;)。


 エロの冒険者さんのホームページ(未だに『素敵なあなた』というタイトルは馴染めない。ウチのバナー、未だに『元祖エロ倶楽部』のままだし)で、ネタになっていた、ぴんでんさんヤンキー化計画、これにしげが至極ノっている。
 っつーか、先に掲示板の方を見て、ぴんでんさんが本当にヤンキーになったと思いこんだらしい。
 んなバカな(^_^;)。
 以下は車の中での私としげのいつもの会話。
 「てっきり、車もヤン車になったと思ってた」
 「なるかよ。オタクのヤン車ってどんなんだ」
 「だから車体にピーブロ作品とか描いてるんだよ」
 「じゃあ、バックにはスペクトルマンで、サイドはライオン丸か。でもってフロントはザボーガーか。そんな車をぴんでんさんが……したら面白いな」
 「やろ!?」
 「でもそんなアホな車にするやつこの世にいるわけ……」
 ちょうどそのときである。
 しげの車の前に急にグイっと割りこんできた軽自動車。なんだコイツと、思ったが、腹立ちよりもなによりも我々二人の眼はそのバックに思わず吸い寄せられていた。
 ……そこには「ロンドンブーツ」の二人がどでかくペイント(70%美化+ウンコ座り)されていたのである。
 一瞬、我々は呆けた。ちょうど信号ですぐに停車したので事故にはいたらなかつたが。ようやく口を開いたのは私の方である。
 「……これもヤン車?」
 「……じゃない?」
 「あの、つまりヤンキーの人たちにとって、ロンブーってカッコイイ存在な分け?」
 「……じゃない?」
 「どこが?」
 「知らんよ!」
 お笑いでもイロモノでつまんないしキャラが立ってないという私の認識はやっぱりヤンキーとは一線を画すもののようである。ということは、ぴんでんさんがヤンキーになるためには、まず「ロンブー」を許容しなけりゃならないということなんだろうか。いや、ヤンキーの基準が奈辺にあるか分らないが、許容しなければならないハードルはまだまだかなりある気がする。果たしてオタクとヤンキーの両立は可能なのか。
 そう言うと、しげがまたとんでもないことを口にした。
 「……大丈夫。こないだもっとスゴイヤン車、見たから」
 「……なんだよそれ。やっぱりペイント?」
 「うん、バックが『ガンダム』」
 ……い、痛いなあ。オタクでヤンキー。水と油に見えながら、実は共通する何かがあるのか。彼らは若さゆえの過ちを認めたくないのか。
 「でもさ、もっと凄かったのは横んとこ」
 「そこにもなんか描いてあったの?」
 「うん、何だと思う?」
 「『ビバリーヒルズ高校白書』」。
 ……言っとくが、コレ、全然ツクリじゃないからね。世界はまだまだ神秘に満ちて入るのであったた、たたた。


 しげが仕事に行ってる間に漫然とテレビを見ていると、拉致被害者の方々が故郷に帰ったとのニュース。
 もう殆ど興味をなくしてたので、たいして耳にも入ってなかったのだが、あるヒトコトを聞いた途端、思わず椅子からコケ落ちそうになった。
 曽我ひとみさんが故郷である新潟県真野町に帰ってきたとき、出迎えた小学生くらいの子供たちが、「ひとみちゃ〜ん!」と声をかけたのである。
 先日、しげが「5人の人たちのうち、誰がアイドルになるかなあ?」と脳天気なことを言ってたとき、良くも悪くも卑近な日常感覚でしか物事を捉えることができない日本人の性状からすれば、そういうこともあろうかと予測はしてたが、それがもうここまで象徴的に現れようとは……(^_^;)。
 多分、この「ちゃん」づけに対して違和感を覚える日本人は少数派であろう。私はもちろん違和感を覚えるものであるが、別にイイおトシの女性を「『ちゃん』付けするな」などと言いたいわけではない。あの町ではまさしく曽我さんは拉致された19歳のころのまま、24年という時間は動くことなく、「ひとみちゃんはどうしているかねえ」と、家々で会話されてきたのだ。
 だから、曽我さんが帰ってきたとき、ごく自然に子供たちは「ひとみちゃん」と彼女を呼んだ。それは確かに自然な感情の流れではあった。
 だがそれが、彼女のこの24年の人生の否定であることもまた事実である。以前も書いたことだが、拉致被害者たちが被害者のままであの国で生きてこれたはずはないからだ。彼女たちはもう人生の半分以上を北朝鮮人として生きてきたのである。
 彼女たちの抱えている問題はただ故郷に帰ってきたから、で終わるものではない。北朝鮮に残された家族をどうするか、という難問が控えている。なのにあの「ちゃん」はそれらの問題を全て無視している。そしてあの子たちのこの「暴言」を町のオトナたちが誰一人たしなめず、また報道も何の違和感も持たずに放送したのだ。それがいったい何を意味しているか。
 ……なんかこれ以上は書きたくないなあ。
 いや、今後、拉致事件の報道が流されるたびに同じこと考えちゃうんだろうなあ、とわかっちゃったんで、気が重くなってるんだけどもね、つまり、もうこの国は国全体が集団ヒステリーに陥っちゃってるってことなんであるよ。
 ヒステリーは必ずしも感情の爆発という形でのみ現れるものではない。その感情の爆発を内包したまま、一触即発の状態で推移している場合もある。少なくとも、テレビを初め、マスメディアの中では、「被害者5人、北朝鮮に送り返してもいいんじゃない?」という意見は全く語られなくなっているではないか。仮に語ればその人に対してどんな攻撃が来ることになるか。「お前は北朝鮮の味方をする気か!」というのが代表的な罵倒であろう(2ちゃんねるあたりではそういう話も出てるんじゃないかと思うけど、怖いから覗いてない)。けどそれって、「日本は大戦中、朝鮮に対していいこともした」という発言に対して北朝鮮・韓国が激怒するのと同じ感情の流れの果てにあるコトバなんだけれどもね。
 北朝鮮は絶対の悪であり、民主主義を標榜する日本は絶対の正義である。そういう図式を無意識にみんなが受け容れてしまってる状態を冷静ではない、と判断することのどこがおかしいだろう? 私は別に北朝鮮の肩を持つ気はないが、日本政府が「拉致被害者の家族」を気遣ってはいても、「拉致被害者」本人たちのことを気遣ってはいない、ということは紛れもない事実であって、それを指摘をしているだけのことである。
 また単純なやつは、北朝鮮人として育ってきたアチラの家族も日本で引き取ればいい、と簡単に考えてるんだろうなあ。例えばアナタがいきなり「実はオマエは北朝鮮人なんだよ」と言われたとして、見たこともない、政治体制も環境も違う故郷に帰りたいと思うものかどうか。そのあたりの報道が全くなされていない現状は「言論統制」がされてると判断するのが妥当ではないかと思うがどうか。
 ……こんな小さな日記のみのサイトだけど、私のこの意見にもクレームつけてくるバカっているかなあ。もしいれば、逆にこの国がホントに病気に犯されてるってことの証明になっちゃうんだけれども。
 

 記念日の食事は焼肉食ったからもうよかろう、と思っていたが、仕事から帰ってきたしげが、なぜかつまんなそうである。
 「あーあ。今日が終わる」
 「今日は終わるよ。それがどうした」
 「記念日終わるやん」
 「……焼き肉食ったろ」
 「ケーキ食べとらんやん!」
 式にはケーキ。いかにも精神年齢低そうな刷り込みだけれど、しげの精神年齢は実際に低いのでこれは当然の発想ではある。けれど、以前、ホール1個をペロリと食べていたしげもさすがにここまでオトナになるとショートケーキを2、3個食うのが限界である。
 「……じゃあ、ロイヤルホストに行くか?」
 昨日の今日でまたロイホかよ、とは思ったが、ファミレスでもそれなりにディナー風味が味わえる点では重宝している。どうせ食うのは肉料理だが。
 土産にショートケーキを二個ずつ買って帰る。種類はケーキに詳しくないので、とりあえず知ってる名前のものを注文する。シュークリームとモンブランである。片方はケーキじゃないな(^_^;) 
 2ヶ月後には今度は入籍記念日が来る。そのときまでに私は何かしげが満足するイベントを考えつけるのだろうか。


 マンガ、手塚治虫『華麗なるロック・ホーム』(河出文庫・819円)。
 米沢義博編による、ロック・ホームの作品集セレクト。ヒゲオヤジに続いての第2弾だが、こういう編集の仕方の作品がこれまでなかったというのが不思議だ。水木しげるには『ねずみ男の冒険』があったのに。
 手塚治虫が取ったキャラクターシステムをファンなら知らぬものはなかろうが、いったん主役を張った二枚目キャラがまた別の作品でも主役を務める例は案外少ない。アトムだって百鬼丸だってブラックジャックだって、他作品に出演するときはあくまでゲストキャラである。ゲスト以上の役割を振られたのはケン一とこのロック・ホーム(間久部緑郎)くらいではないだろうか。
 米沢氏が解説でロックの変容ぶりを詳述してくれているが、初期作品ではお定まりの正義の探偵少年で、たいした個性もなかったのである。『バンパイヤ』で悪の魅力を発現して初めて女性ファンがついたというのはもう有名。
 収録作品について詳述してったらキリがないので、今回はロックの魅力を別の角度から、つまり、マンガではなく、映像化されたロックの軌跡からちょっと探ってみよう。手持ちのビデオテープで確認できる範囲なんで、随分抜けがあるとは思うが。

 初めて映像化されたロックは何かと言うと、実写版『鉄腕アトム』(1959)の第1部『ZZZ団の巻』に登場するリヨン大統領の息子、ロベール役、と言いたいところなのだが、コレがちょっとマズイのである。
 というのも、映像化にあたって、これが息子から娘に変更されているからだ。なんとロックの初映像化は女役だった! ……いや、『バンパイヤ』で女に変装したこともあるロックだからおかしかないんだけどね。「ミシェール」(字幕にはそう表記されてるが、本編では「アルベール・ミッシェル」と呼ばれている。リヨン大統領もなぜかアルベール・リヨン博士に変更)という名のその少女を演じているのは、字幕によればサディア・アルテンバイ。
 GOOGLE検索かけても全くヒットしないから、プロフィールが分らないんだが、同話に出演していて『スーパージャイアンツ』シリーズにも出演していたジャック・アルテンバイ氏の娘さんではないだろうか。いや、これがちょっと鼻は大きいけれどなかなかの美少女なんだよね。「天国のママ、パパを守ってくださいね」と祈るあたり、正統派「可憐な」美少女、と言った雰囲気でヨイのですよ(* ̄∇ ̄*) 。もちろん声は吹替えだろうが、口パクが合ってるから、一応、日本語は喋れるようだ。
 ついでだけれど、『アトム』のアニメ化は1963年1月1日が初めて、と思われているが、この実写版のオープニングで実は『アトム誕生』がアニメ化されてるのである。

 実写ではなく、アニメの初出演はモノクロ版の『鉄腕アトム』(1963〜1967)の第16話『白い惑星号』の星野光一役ということになりそうだ。
 声優は『ウルトラQ』第一話『ゴメスを倒せ』の次郎少年の声や、『少年忍者風のフジ丸』のフジ丸、『サザエさん』の三平(初代)を演じた小宮山清。テロップは失われていて、耳で確かめたから本当は断定はできないのだが、特徴のある声だからまず間違いはなかろう。けれど、アニメ用にキャラデザインに若干変更が施されているので(髪のカールがやや直線的)、これをロック初出演作と言っていいものかどうか、ちょっと異論はあるところだろう。ほかにもこのテレビアニメ版は原作が短いためにいろいろな改変がしてある。原作にはないライバルに佐々木小次郎を起用したり、悪役にロンメルやアセチレン・ランプを配してドラマに厚みを持たしてある。
 同様に、第30話『ZZZ総統』でのロベールもキャラデザインが全く変えられていて、『罪と罰』のラスコルニコフみたいなキャラになっている。声優は『エースをねらえ!』愛川マキや『忍者ハットリくん』ケン一の菅谷政子(これも耳での確認)。もしかしたら『アトム』の全話を見るとどこかにロックが出て来ているかもしれないが、さすがに全話を見返す時間と気力はない(^_^;)。誰か熱心なファン、調べなさい。

 ハッキリとロック初出演作と言えるのは『リボンの騎士』(1967〜1968)のフランツ・チャーミング王子(声・喜多道枝)だろう。ジュラルミンだのナイロンだの、『リボンの騎士』のキャラクターには鉱物や加工品の名前が付けられてたのに、サファイヤの相手たるフランツが普通の名前だったのはちょっと不思議に思っていた。ホントは好きなくせによくサファイヤと口ゲンカしていたのは、高橋留美子の『らんま1/2』の乱馬とあかねにまでしっかり受け継がれている黄金パターン。でも、やはり初期のロックは映像化作品でも正統派二枚目であって、ちょっと物足りない。

 さて、他の役でなくまさに極め付けロックとして登場したのが実写とアニメの合成作品、水谷豊主演作としても有名な『バンバイヤ』(1968)。ロックを演じたのは佐藤博(後半は梶健司)という俳優さんだが、どうも私には記憶が薄い。戸浦六宏の熱海教授の印象のほうが強かったせいかも。「佐藤博」で検索しても同名異人が多すぎてプロフィールが解らない。大島渚の『日本春歌考』に出演していた佐藤博と同一人物なのだろうか。
 佐藤さんはエンディングの「ロックのバラード」も歌ってたそうだが、さて、どんな歌だったか。毎回楽しみに見てたのにこんなに記憶というものは消えるものなのか。ファミリー劇場あたりで再放送してくれんかなあ。

 枚数オーバーしたので続きは明日の日記にて。

2001年10月21日(日) もう6年/『背後霊24時!』3巻(がぁさん)ほか
2000年10月21日(土) 仔牛のテールは美味かった。♪ドナドナ/『火星人刑事』4巻(安永航一郎)



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