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■ 私のCommencement
日々雑感を書いているので、卒業式を迎えていよいよどう思うか、ということを書いても仕方ないと思って更新を怠っていました。(その他にも式の翌日にどこかにいっていたりして)というわけで淡々と語りましょう。
5月25日の日曜日に卒業式がありました。私のコースは人が少ない割にカバーしている分野が色々及んでいるために、文字通り一緒に机を並べて勉強をし続けた仲間というのは少ないのだけど、改めて久しぶりに集ってみると「戦友」感が禁じ得ない。
数日前までの数週間日中でも10度前後の寒い日が続いていたのに、卒業式の日は急に夏が到来したような快晴でとても暑い日でした。この前のエントリーで紹介したNYUの卒業式のように私たちもガウンをきます。黒いガウンに、農業生命科学学部を示すクリーム色のスカーフ(?)に、裏地がコーネル色の赤と白。
学部生は、ロープを首から垂らしていたり、博士号取得予定者はもっと重厚で色々ラインがはいったデザインだったり。ランクによって色々違うものです。
朝7時半からの朝食会から始まり、そのまま移動して、校内を行進したり、フットボール競技場で全体の卒業式を迎えたり。大忙しでした。
学長の演説や、歌や演奏があるところはやはりNYUやコロンビアと同じです。でも、やはり自分の大学だけあって、また、自分が中央に座らせられているだけあって、すこし主観的な感じがします。演説が自分に向けられている感じがする。そしてやはり背中を押されることの違和感。NYUの彼と同じだ。私としては「もうここらでよか」という気分で一杯なのですが・・・。
炎天下で非常にあつく、また、日焼け止めを塗っていなかったので、サングラスの後がくっくり顔についてしまって、おいおい一週間後に日本で就活の面接じゃなかったか?なんてことも頭をよぎります。
その後、学部毎にキャンパスの各地にあるテント(といっても軽く小屋くらいある大きさの)に集まって歓談の時間です。皆さん両親を呼んでいる人もいれば、恩師と今後について話し合ったり、クラスメートと最後の別れの挨拶をしたり。私の元にも多くの人がきてくれました。私の英語の先生が犬とかけつけてくれたり。デューク大のガウンをわざわざもってきて一緒に写真を撮ってくださった人もいました。っていうかノースカロライナからよくきたね。
田舎の大学らしく芝生の上で、大きな青空の下で、教員も卒業生もそのほかの参加者も仲良く卒業を祝う雰囲気でした。翌日の早朝キャンパスをみてみると昨日あれだけの人がいたのが嘘のように閑散としていて、また、来年この時期を迎えるべく教員は研究を教育に心血を注ぎ、学生は仲間と切磋琢磨し、深夜まで宿題の山に追われるんでしょうね。(何度も言いますが私のようなそんな努力家のカテゴリーに入らない例外もいる)そんな一年間のサイクルに入るつかの間の休息期間に入ったばかりのようでした。
とはいえ、私は夏休みを少し返上して修士論文の完成を急がねばなりません。がんばりましょう。
でも、この日を迎えられて本当に良かった。どれだけの人に助けられたことでしょう。そんな幸運とfont color="red">偶然の上に私にとってのこの式があったなーということを実感しつつ、このエントリーを編集していました。ありがとうございました。このサイトはもう少しだけ続きます。
2008年06月05日(木)
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