|
|
■■■
■■
■ インド事の顛末 十四日
最終日。インドからの学生は各地から集まっているのだが、大半の人は、朝八時にホテルを出ることになっている。私たちは十時半出発。八時に早起きして、彼らを見送ることに。握手をしてそれぞれ挨拶を交わす。すごい仲良くなった、というわけでもなかったけど、さすがに別れを惜しんでもらえる。私への最後の言葉は、
「アリガト・・・」
そういえば、旅の最初の頃に日本語でthank youってなんていうの?って聞かれたな。たぶん、一生会うことないと思うけど、是非とも幸せな人生を今後も歩んでほしいものです。
さて、私たちも出発することに。コーチンからバスで飛行場へ。そこから空路、ムンバイ。そしてニューヨーク。そしてイサカ。長い旅程です。待ち時間も含め、合計36時間くらい。長いね。ムンバイ行きの飛行機は数時間も遅れるし。 ムンバイについた私たちは、インド有数の大都市だけあって少しいままで訪れた都市より人が多いところはにているが、街灯がおおいとか、物乞いの子供たちが大勢いるとか、マリオットとか世界の一流ホテルが軒を連ねているところとか、違ったところがある。窓が開かないバスに向かって必死で笑顔を振りまく子供たちに涙する女の子とかいた。 ムンバイのホテルの宴会場の一室で晩ご飯。一部の人はムンバイの街を少しだけみに行くが私は参加せず。頭の悪いインド人ガイドが、午前1時のフライトにもかかわらず、渋滞していて乗り遅れたくなかったら、ここを8時15分にはでなくてはいけない、とでかい声で怒鳴るので、誰も反対せず正味一時間くらいでムンバイのホテルを出発。空港には、9時に到着。 延々と待つ。チェックインをすませ、セキュリティ・イミグレーションを抜けると、デューティーフリーで一ドルの缶ビールがあるよ〜、とジョンが言い出して、みんな酒盛りを始める。飛行機を目の前に酒盛りする人たちを初めてみる。私もまじって楽しむ。 やっと飛行機の搭乗。15時間の道のり。長いですよね。たとえば、デトロイト=成田間が、6397マイル(10235.2キロ)ですが、NY=ムンバイ間は、7797マイル(12475.2キロ)(計算したのは私よ。えらい?)東京に行くより長いとは・・・。さっそく、最初のミールサービスの前に、水をもらって睡眠薬をてんこ盛りで飲みます。ずっと睡眠。たまに水分をとるために、起きたあとはずっと寝ておりました。隣のスティーブにどうしてそんなに眠れるの?といわれるほどです。理由をいったら納得してた。 JFK空港に到着。イミグレーションのプロセスも問題なく通過。バッゲージクレームも滞りなく終えても、まだ終わりじゃない。これからバスで道中、5時間以上のイサカへの道のり。バスに乗り込むまで数分外気をすうが、あまりの寒さにみな凍える。気温差25度以上。道中、『X-men3』と、『ダヴィンチコード』の誰かが持っていたDVDを鑑賞。朝ご飯は、マックに。隣に座っていた、レベッカが「welcome to America!」と冗談を飛ばしてくれた。毎日三食サフランの香りに飽きていた私たちは喜んで食べた。この味も思い出深いものになるんだろうな。
やっと到着。午後1時。寮の部屋に無事、帰宅しました。12月14日から、この部屋に連続3日以上滞在せずに文字通り、放浪しておりましたが、やっとこの部屋で落ち着いた生活を再開します。イサカに「戻る」なんて面白いですね。 撮影した写真の枚数2421枚。利用した飛行機の便数6便。滞在したホテルの数4カ所。総日数14〜5日。なんか、今年の一年の全部の思い出を使い切った感じがするけど、まだまだ今年は始まったばかり。がんばりましょう。
細かい感想は、次回に。
2007年01月26日(金)
|
|
|